ソティス
Lac
MEMO各ルートのベレトとソティスの日常話詰め。3.翠風+α年後、少し遅いセテスとフレンとソティスの目覚めを待つベレトのトリオエンドのif話。
翠風が止んだら「きょうだい。あんたは、」
沢山の子孫達に囲まれて、実にクロードらしい大往生だったと思う。憎たらしい程に眩しい笑顔で、良い人生だったと語るきょうだいの笑い皺が濃く残る顔が今も網膜に焼き付いている。
「行くのか?」
「ああ、世界をこの足で見て回りたくてなって。」
豪奢な金の装飾と清廉な白装束を脱ぎ捨て着なれた黒衣を身に纏った所で、背にかけられたセテスの言葉に答える。何十年とあったこの声を聞くのも最後になるだろうか。
「ねえ先生。その旅の仲間に、私も加えてくれませんこと?」
「フレン?」
思わぬ提案に瞼を瞬かせる。生徒も仲間たちも皆亡くなり先生と呼ばれる事も無くなったと思っていたが、まだフレンが残っていたか。
2149沢山の子孫達に囲まれて、実にクロードらしい大往生だったと思う。憎たらしい程に眩しい笑顔で、良い人生だったと語るきょうだいの笑い皺が濃く残る顔が今も網膜に焼き付いている。
「行くのか?」
「ああ、世界をこの足で見て回りたくてなって。」
豪奢な金の装飾と清廉な白装束を脱ぎ捨て着なれた黒衣を身に纏った所で、背にかけられたセテスの言葉に答える。何十年とあったこの声を聞くのも最後になるだろうか。
「ねえ先生。その旅の仲間に、私も加えてくれませんこと?」
「フレン?」
思わぬ提案に瞼を瞬かせる。生徒も仲間たちも皆亡くなり先生と呼ばれる事も無くなったと思っていたが、まだフレンが残っていたか。
Lac
MEMO各ルートのベレトとソティスの日常話詰め。2.蒼月後、ディミトリとシルヴァンとレトソティの話。ほんの少しだけ救国王に妬く大司教が居たとか。
慈母敗子「うわ、酒臭っ!」
「…随分な物言いだな。」
挨拶もそっちのけに、部屋を充満するアルコールの匂いに顔を顰める。また仕事を詰め込んでいるかと思えば、珍しく酒を飲んでいたのであろう部屋の主にシルヴァンが小さく笑みを浮かべた。
「ドゥドゥーに執務室の見回りを頼まれたんですよ。心当たりがあるでしょう?」
「…ああ、いつもすまないと思っている。」
「まあその生真面目さは性分でしょうし、オレは構いませんがね…」
ふと視線を執務室の机へと向けると、見慣れたセイロス教の紋章が刻まれた白緑色の便箋が目に映った。節に一度、ガルグマク大修道院から届けられる国王宛の封筒には三枚の手紙が入っていると聞いている。一つは大司教補佐のチェックがはいっているであろう文言が書かれた手紙、もう一つは青獅子学級の先生としてのベレトからの日常報告を兼ねた手紙。そして最後に、筆跡は先生のものではあるが中身は母が子を心配する様なベレトの伴侶からの手紙だった。
2869「…随分な物言いだな。」
挨拶もそっちのけに、部屋を充満するアルコールの匂いに顔を顰める。また仕事を詰め込んでいるかと思えば、珍しく酒を飲んでいたのであろう部屋の主にシルヴァンが小さく笑みを浮かべた。
「ドゥドゥーに執務室の見回りを頼まれたんですよ。心当たりがあるでしょう?」
「…ああ、いつもすまないと思っている。」
「まあその生真面目さは性分でしょうし、オレは構いませんがね…」
ふと視線を執務室の机へと向けると、見慣れたセイロス教の紋章が刻まれた白緑色の便箋が目に映った。節に一度、ガルグマク大修道院から届けられる国王宛の封筒には三枚の手紙が入っていると聞いている。一つは大司教補佐のチェックがはいっているであろう文言が書かれた手紙、もう一つは青獅子学級の先生としてのベレトからの日常報告を兼ねた手紙。そして最後に、筆跡は先生のものではあるが中身は母が子を心配する様なベレトの伴侶からの手紙だった。
Lac
MEMO各ルートのベレトとソティスの日常話詰め。1.アスク王国で菓子作りをする、気まぐれな魔女ソティスと従者の悪魔ベレトのとある収穫祭での話。
湯気ごしの幸福「甘い香りに誘われて来てみれば、今回は随分と凝った菓子を作っておるようじゃな?」
「ああ、これはパンプキンパイの底に仕込む林檎のコンポートだよ。南瓜と林檎は相性が良いのだと、食堂に居た料理上手な青年に教えられて。」
「それは良い事じゃな。どれ、わしも手伝おう。」
頭ひとつ分低い所にある緑の髪の少女、ソティスが自信満々な様子で隣へと並び立つ。ベレトは予備の腰エプロンを手渡しながらも、手慣れたソティスの様子に小さく首を傾げていた。
「焼き菓子の作り方を知っているのか?」
「どれだけわしが、おぬしの側で手順を見てきたと思う。先日焼いていたアップルパイの応用じゃろ?」
「それもそうか、ありがとうソティス。」
「なに、報酬として一切れは貰うがのう。」
1834「ああ、これはパンプキンパイの底に仕込む林檎のコンポートだよ。南瓜と林檎は相性が良いのだと、食堂に居た料理上手な青年に教えられて。」
「それは良い事じゃな。どれ、わしも手伝おう。」
頭ひとつ分低い所にある緑の髪の少女、ソティスが自信満々な様子で隣へと並び立つ。ベレトは予備の腰エプロンを手渡しながらも、手慣れたソティスの様子に小さく首を傾げていた。
「焼き菓子の作り方を知っているのか?」
「どれだけわしが、おぬしの側で手順を見てきたと思う。先日焼いていたアップルパイの応用じゃろ?」
「それもそうか、ありがとうソティス。」
「なに、報酬として一切れは貰うがのう。」
wjnanatu
PROGRESS【レスシェズ・シェズレス】12/25p作業進捗線画終わり
みたらこのページはここまでが7時間だった
p11は12時間だった
やっぱり隊長の鎧の上半身もパーツ多くて難易度鬼だけど草摺部分が動くと難易度鬼なんだよ
ソティスとベレスは
「おめー本当に都合いいときしかこっちに興味ねーのな!」「ほんでなんで力をくれるんや?」ていう
冒頭でラルヴァとシェズが出来てなかったやり取りを出来てるという対比……
( ゚д゚ )<ユミヲ
SPOILERFE風花雪月夢主です。お相手はユーリスにしました。ユーリスなら、所属先も自由かなって。素性の知れないライラでも、灰狼とかアビスなら受け入れてくれるはず。ユーリスの本名が星の名前なので、「ライラ」はこと座・リラのラテン語読みです。
ブローチは、記憶が無いものの不思議とライラが大切にしないといけないと思っています。実はブローチはソティスの血で出来ています。英雄の遺産的なやつです。
時雨子
DONEいや無双 ディミトリ なに なに!?顔が良い は~~~ 風花にまだこんな供給があるなんて全く思わなくて全然心の準備してなかったありがとうディミトリの顔が良いエデちゃんの髪が編み込みで下に結ばれているのちょっと幼い感じ可愛いですね女の子の髪型チェンジすごい楽しみ!フェリは本命ポニテだけど居るだけで嬉しいと思うあとソティスちゃん周りの情報が補完とかされそうな気配嬉しい6月まで生きるのじゃ~~
◆無双ディミトリの髪型(無双の話ではない) 蒼月エンド後ぽつ、ぽつと脳天に冷たいものが当たり、手綱を握る手を覆う手袋が水滴の模様がついた。
隣で轡を並べて進むディミトリの方へ目線を投げると、空を見上げて眉間に皺を寄せている。空に向かって吐く溜息は、まだ寒さが残る初春の空気に白く溶けていく。
「フェリクス、まずいぞ。すぐに本降りになる」
このあたりは天気が変わりやすいんだ、と続けられ、無言でそれに頷く。――おそらく自覚の無い発言なのだろうが、ここも五年間の放浪の旅の間に来たことがあるのだろう。
山を越えればクレイマン領、出来れば今日中に到着したかったが、中途半端なところで野宿となるぐらいならば戻った方がいい。妙に慣れた様子で「少し先に大木がある。急げば間に合うから雨宿りして様子を見よう」などと宣うこの国王は、何故この土地の気候や地形に精通しているのか、それを俺が察しないとでも思うのか。
3409隣で轡を並べて進むディミトリの方へ目線を投げると、空を見上げて眉間に皺を寄せている。空に向かって吐く溜息は、まだ寒さが残る初春の空気に白く溶けていく。
「フェリクス、まずいぞ。すぐに本降りになる」
このあたりは天気が変わりやすいんだ、と続けられ、無言でそれに頷く。――おそらく自覚の無い発言なのだろうが、ここも五年間の放浪の旅の間に来たことがあるのだろう。
山を越えればクレイマン領、出来れば今日中に到着したかったが、中途半端なところで野宿となるぐらいならば戻った方がいい。妙に慣れた様子で「少し先に大木がある。急げば間に合うから雨宿りして様子を見よう」などと宣うこの国王は、何故この土地の気候や地形に精通しているのか、それを俺が察しないとでも思うのか。