トーマ
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DONEピドナに来て初めての年末。ベント家でパーティーをした後のお話です。
※ちょっとしたキスシーンあり。
※両片想い2人は付き合ってません。
※サラの話す「彼」は、実はトーマスのことだったりします。
投稿日:2022.12.26
sweet dreams ピドナに来て初めての年末…トーマスカンパニーの仕事納めをして、居候しているベント家で、トーマスとサラはパーティーを楽しんだ。
そんな忙しい一日を終えて、パーティーの後片付けをしている時のこと――
「片付けまで手伝ってもらってありがとう、トーマス君」
「いえ、ここに置かせてもらっている身として、当然のことをしたまでです」
食器の片付けから大テーブルの拭き掃除までこなし一段落ついて、トーマスと彼のハトコはお互いを労う。
「できれば彼女にも感謝の意を伝えたかったのだが、今は夢の中みたいだね」
サラは途中まで彼らと一緒に片付けの手伝いをしていたが、少しソファーで休むと座ったきり、彼女は眠ってしまった。
トーマスはサラを起こそうとソファーに近づき体を屈め、彼女の肩に触れる。
2959そんな忙しい一日を終えて、パーティーの後片付けをしている時のこと――
「片付けまで手伝ってもらってありがとう、トーマス君」
「いえ、ここに置かせてもらっている身として、当然のことをしたまでです」
食器の片付けから大テーブルの拭き掃除までこなし一段落ついて、トーマスと彼のハトコはお互いを労う。
「できれば彼女にも感謝の意を伝えたかったのだが、今は夢の中みたいだね」
サラは途中まで彼らと一緒に片付けの手伝いをしていたが、少しソファーで休むと座ったきり、彼女は眠ってしまった。
トーマスはサラを起こそうとソファーに近づき体を屈め、彼女の肩に触れる。
まもり
DONE万葉→→→→→蛍くらいの矢印。万葉のカッコ良さと可愛さ両方を出せるよう頑張りました。トーマにジェラる姿に萌えてください。
万葉くんのジェラシー稲妻へと航海中の死兆星号。
激しい嵐をどうにか乗り越え、永遠の国まであと一歩という所まで到達していた。
穏やかな潮風が髪をなびかせる。昼食を済ませた私は甲板に座って、流浪の少年・楓原万葉の声に耳を傾けていた。
「…といった、画期的な作戦で彼は見事自軍を勝利に導いたでござるよ」
「すごい!賢い!!」
今聴いていたのは昔に稲妻で起きた戦の話。機転をきかせて劣勢をひっくり返し、城を落とした凄腕軍師とやら……らしい。万葉は難しい言葉を沢山知っていて最初はちんぷんかんぷんで頷いていたのだが、そんな私に気付いて途中からは噛み砕きながら説明してくれた。彼の頭の良さが窺える。
「そこまで思い通りに進んだら気持ちいいだろうね、面白い〜!」
8500激しい嵐をどうにか乗り越え、永遠の国まであと一歩という所まで到達していた。
穏やかな潮風が髪をなびかせる。昼食を済ませた私は甲板に座って、流浪の少年・楓原万葉の声に耳を傾けていた。
「…といった、画期的な作戦で彼は見事自軍を勝利に導いたでござるよ」
「すごい!賢い!!」
今聴いていたのは昔に稲妻で起きた戦の話。機転をきかせて劣勢をひっくり返し、城を落とした凄腕軍師とやら……らしい。万葉は難しい言葉を沢山知っていて最初はちんぷんかんぷんで頷いていたのだが、そんな私に気付いて途中からは噛み砕きながら説明してくれた。彼の頭の良さが窺える。
「そこまで思い通りに進んだら気持ちいいだろうね、面白い〜!」
hahakokobnyr
PROGRESSとーまん大学生軽音部パロふゆばじこんな感じの小話がいくつか入った本を出してみたいと思ってます🎸多分全年齢になると思います!
このままだとただの飲みサーになるのでちゃんと楽器も描く
マイととらラフの時点で気に入ってる 3
nothlovethoma
DOODLEthoma.jpg*ชุดวาบหวิว
(1) ซัคคิวบัส ตั้งใจจะลงหน้าแอควันฮาโลวีน แต่ด้วยความที่รูปมันมีเรฟแล้วมีคนลงไปก่อนก็เลยเก็บไว้จนป่านนี้ แค่เปลี่ยนที่ลงปัญหาก็คลี่คลายแล้ว!
(2) แม่บ้าน โป๊ 😣 2
ha96n_ron
CAN’T MAKEフラトリ寮長……トーマス・ブライアンです……ラフでごめん………なあみんな……どの髪型が寮長だと思う………直感でいい……直感でいいから…………もう私だめ…………… 3
★★屋
DONEトマ人オンリー用イラスト現パロ美人ジムトレ綾人とトーマのネタが見たくて描きました
★見たよのスタンプや感想等頂けると励みになります!★
イベント用ぷちまんがはこちら
https://poipiku.com/20169/7712440.html
過去ログまとめ簡易版はこちら
https://poipiku.com/20169/7712196.html 2
くろいし
DONEとらふゆワンドロ第27回お題『絆創膏』の完全版(?)内容は表にあげたのと同じ。
実はそれっぽいシーンを細っいコマに描いてたんですよ…一応。
センシティブにする程でもないんだよな~。でもワンドロタグつけてまんま放流するのはちょっと気が引けんだよな~……と、日和ってしまったので完全版としてこちらに。
トーマiン🐯が存在するif時空。
色々済んでる🐯❄️。謝るけど「もうしない」とは言わない。
Pouha09
MEMO11月末に発行したルクササ新刊「親愛なる弟へ 殺意を込めて告ぐ」で没になったシーン。物語終盤、ササライとトーマスの対談。
もったいないので載せておきます。
このシーンではR要素もルクササ要素もほぼなし。 7444
みゃみゃ
MOURNINGアイドルパロの若トマアイドル綾人×神里家で一緒に暮らしてる一般人トーマの若トマ
綾人に恋してるけど気持ちを隠そうとするトーマの話/アイドル要素薄め/少し切なめですがあまあまハピエンです!
陽だまりに輝く一等星 遠いステージの上で瞬く淡い青の光に目を細める。
滑らかに歌を紡いでゆく澄んだ低い声に鼓膜を擽られて。
眩しい光を浴びながら踊る姿には目を奪われ、観客に向けて柔らかく微笑むその優しい表情には心を掴まれて。
そうして彼への愛しさが胸の奥から込み上げてくるたび、目尻が熱くなって仕方がなかった。
「……あやとさん」
唇から零れ出た声は周りの歓声に掻き消されてしまって、熱した空気に混じって溶けてゆく。
きっと彼にオレの声など届いていないのだろう。
寧ろ届かない方が良かったから、オレは落胆することもなく唇をそっと閉ざした。
彼はステージの上で輝くアイドルで、オレはそこから離れた観客席にいるただの一般人。
オレにとって彼はあまりにも遠い存在で、そんな彼にオレのことに気付いてもらおうだなんて、ほんの少しも思わなかった。
19057滑らかに歌を紡いでゆく澄んだ低い声に鼓膜を擽られて。
眩しい光を浴びながら踊る姿には目を奪われ、観客に向けて柔らかく微笑むその優しい表情には心を掴まれて。
そうして彼への愛しさが胸の奥から込み上げてくるたび、目尻が熱くなって仕方がなかった。
「……あやとさん」
唇から零れ出た声は周りの歓声に掻き消されてしまって、熱した空気に混じって溶けてゆく。
きっと彼にオレの声など届いていないのだろう。
寧ろ届かない方が良かったから、オレは落胆することもなく唇をそっと閉ざした。
彼はステージの上で輝くアイドルで、オレはそこから離れた観客席にいるただの一般人。
オレにとって彼はあまりにも遠い存在で、そんな彼にオレのことに気付いてもらおうだなんて、ほんの少しも思わなかった。
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DONEもう少しカップケーキを味わいたかったと言うサラに、トーマスはあることを思いつきました。投稿日:2022.10.06
たわむれ「ごちそうさまでした!」
ラズベリーのカップケーキの最後の一口を食べたサラは、頬に手を当てて幸せそうにほぉ…とため息をつく。
「せっかくトムが買ってきてくれたのに、もっと味わって食べれば良かったわ」
先ほど途中まで急いで食べてしまったことを、サラは少し悔やんでいた。それを聞いたトーマスは、自分のケーキを食べようとしたが手を止め、あることを思いつき口角を上げた。
「俺のを半分食べるか?」
「え! 大丈夫よ、トム。私、そんなつもりで言ったんじゃなくて…」
わがままに聞こえてしまったかとサラは慌てて訂正する。だが、トーマスは笑って首を横に振った。
「いいよ、俺は半分で。これはサラが喜ぶだろうと思って、買ってきたものだしさ」
1579ラズベリーのカップケーキの最後の一口を食べたサラは、頬に手を当てて幸せそうにほぉ…とため息をつく。
「せっかくトムが買ってきてくれたのに、もっと味わって食べれば良かったわ」
先ほど途中まで急いで食べてしまったことを、サラは少し悔やんでいた。それを聞いたトーマスは、自分のケーキを食べようとしたが手を止め、あることを思いつき口角を上げた。
「俺のを半分食べるか?」
「え! 大丈夫よ、トム。私、そんなつもりで言ったんじゃなくて…」
わがままに聞こえてしまったかとサラは慌てて訂正する。だが、トーマスは笑って首を横に振った。
「いいよ、俺は半分で。これはサラが喜ぶだろうと思って、買ってきたものだしさ」
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DONE今日は仕事で出張していたトーマスが帰って来る日。嬉しいはずなのに、サラはモヤモヤしていることがあって…
待つ音楽と待たせる男、寂しがり屋のお話。
※恋人同士の設定
※文章の変化はないですが見栄えの問題で、Twitterで投稿したページメーカーと一部変えてる部分があります。
投稿日:2022.10.06
嘘つきとカップケーキ 偶然も重なると必然になると、その昔、誰かが言っていたけれど――
居候してるピドナのベント家の食堂にて、サラは腕を組んで考え事をしていた。今日はトーマスが仕事の長旅から帰ってくる日。
いつもなら楽しみに待っているのだが……
(初めはクッキーと飴、次はマドレーヌで、その次はチョコレート…)
美味しそうなお菓子を次々と思い浮かべては、はぁ……と深くため息をつく。
「また今日も買ってくるのかしら?」
彼は仕事でピドナ不在が長く続くと、必ずサラにお土産を買ってくる。最初は旅先で買ったものが主だったが、最近はピドナの有名菓子屋のお土産が多くなった。しかもそれらはいつも<偶然>店を通りかかったから、という理由である。
4082居候してるピドナのベント家の食堂にて、サラは腕を組んで考え事をしていた。今日はトーマスが仕事の長旅から帰ってくる日。
いつもなら楽しみに待っているのだが……
(初めはクッキーと飴、次はマドレーヌで、その次はチョコレート…)
美味しそうなお菓子を次々と思い浮かべては、はぁ……と深くため息をつく。
「また今日も買ってくるのかしら?」
彼は仕事でピドナ不在が長く続くと、必ずサラにお土産を買ってくる。最初は旅先で買ったものが主だったが、最近はピドナの有名菓子屋のお土産が多くなった。しかもそれらはいつも<偶然>店を通りかかったから、という理由である。
genshin_ponu
DOODLE⚠️若トマ、がっつり死ネタ、キャラ崩壊、捏造などなど含まれます。ホラーのつもりで書いていた訳ではないのですが、いつの間にかホラーチックになってしまいました。トーマさんは殆ど出ない上に若もそこまで出ません。ずっと旅人とパイモンが喋ってます。個人的な趣味嗜好が詰め込まれた話なのでだいぶ人を選ぶと思いますが良ければ読んでやってください。
赤紐 はらり、はらり。
櫻の咲く野道を男は歩む。時折落ちている木枝を無情にもぱきりと踏み付けながら。
「…今日の夜風はとても心地が良いね」
ひゅうるり、ひゅうるり。
夜風は撫ぜるように男の肌を掠め、歩く度に長い袖がゆらゆらと揺れた。
暫く歩くと、一際大きい櫻の大樹の前へとたどり着く。ぶわりと咲く一面の花達はまるで男を迎えるように、風に揺られざわざわとその身を震わせる。
少しの間櫻を眺めて一息つくと、男は腕に抱いた"もの"をそっと地面に置き、不自然に木の根元に刺さった鋤を何と無しに手に取る。それは元から男が用意しておいた物だった。
ざく、ざく、ざく。
慣れない手つきで木の根元付近を掘る。
7856櫻の咲く野道を男は歩む。時折落ちている木枝を無情にもぱきりと踏み付けながら。
「…今日の夜風はとても心地が良いね」
ひゅうるり、ひゅうるり。
夜風は撫ぜるように男の肌を掠め、歩く度に長い袖がゆらゆらと揺れた。
暫く歩くと、一際大きい櫻の大樹の前へとたどり着く。ぶわりと咲く一面の花達はまるで男を迎えるように、風に揺られざわざわとその身を震わせる。
少しの間櫻を眺めて一息つくと、男は腕に抱いた"もの"をそっと地面に置き、不自然に木の根元に刺さった鋤を何と無しに手に取る。それは元から男が用意しておいた物だった。
ざく、ざく、ざく。
慣れない手つきで木の根元付近を掘る。