ビリー
れんこん
DONE第16回ベスティ♡ワンドロ用お題「部屋」
グレイから見たベスティのお話
※ビリー出てきません ちいさく、キラキラ光るガラス瓶。
複雑な形にカットされたそれは、ハートの形状を形作っていて、その表面は光が反射しやすくなるようにさらに細工が入っている。
蓋は黒くシンプルで、根本には濃いピンク色のリボンが巻かれていた。
中に入っている液体は何色なんだろう。ガラス瓶の色なのか中身の色なのか、隣のスペースからは判別できない。
わりとナチュラルなテイストで纏められたビリーくんの部屋には少しだけ不釣り合いに思えるような……というか、まるで女の子の持ち物のようなそれが、つい目に入ってくる。
きっちりと本が並べられたデスクの上にちょん、と置いてあるそれの隣にはなにか小さな音楽プレーヤーみたいなもの。これも、濃いピンク色。ハッキリと存在を主張するそれになんだか動揺して、見なければいいのに目がチラチラとデスクの方に向く。……ううん、友達って……、難しい。
「ビリー、いる?」
「ヒィッ!?」
「……っ!?」
突然ぱしゅんと音がして部屋の扉が開いて、突然の訪問者にびくっと背中を震わせてしまった。
なんとなく気になって仕事で留守にしているビリーくんの部屋を勝手に覗いていたから、そのやまし 4368
パプリカ
DONE「つまらん試合だ」けおふじでギース様が攻略対象になってほしかったとまでは正直思ってない派なんだけど(いろんな意味でこじれて面倒そうだから)、けおふじの絵柄のギース様が見たくなかったとは言ってない。
ビリーさんの1stサイドの夢の中くらいしか出てこなかったけども。
mekemeke1226
MAIKING潜入捜査ビリーくんのジェイビリここから先に進めないので一旦あげます
書き上がる時はがっつり修正調査対象の好みのタイプ。金髪碧眼、幼顔なんて、髪色さえ変えればピッタリかもしれない。自分が幼顔なのはチョット、いや、あんまり認めたくはないけれど。カラースプレーで髪を黄金に彩って、ホテルのラウンジに居ても違和感がないスーツを纏う。あまり大人っぽくならないように、タイはシンプルなものではなく蝶ネクタイにした。最後にキスしたくなると話題のリップをつけて、対象者がいるバーに足を踏み入れる。
潜入調査はよくするけれど、色仕掛けは久し振りだ。人間は欲で頭が馬鹿になると口が緩くなるから、色仕掛けはすごく簡単だしお金もかからない。ヒーローになる前はよくやっていたけれど、ジェイがトクベツになってからはなんだか触れられることが気持ち悪くなってしまって、あまりしたくなくなってはきたけれど。
店内を見回して対象を確認して、ざっと頭の中で流れを組み立てる。入ってすぐいきなり近付くのは怪しまれるから、彼の座る席から3つ離れて座ることにしよう。
協力をお願いしているバーテンダーさんが出してくれたノンアルコールのドリンクを飲んで、わざと聞こえるような声で嘘八百の情報を流す。パパに連れてきてもらったけど、先に帰っちゃ 2768
shirufe_chi
DOODLEもしも、の話をするビリグレのおはなし。・ビリーくんがちょっと不穏(8章予告程度)
・ビリグレ付き合ってない
・ビリーワイズを信じさせてくれ
・何でも許せる人向け【Even if you deceive me】
自室でスマートフォンをいじるグレイの表情は珍しく晴れやかだった。
グレイが上機嫌の理由は、先ほど休憩室で出会ったディノに、「今日の夜、ウエストのみんなでピザパーティーするからよかったらグレイくんもおいでよ!」と誘われたからだ。
自分なんかが混ざってもいいのだろうかという不安はあったけれど、グレイは喜んでディノの誘いを受けた。以前ディノの誕生日に行われたピザパーティーがとても盛り上がったのはまだグレイの記憶に新しい。きっと今回も楽しい時間を過ごせるに違いないと思うと胸が期待に高鳴った。
「グレイ、何だか機嫌よさそうだネ。なにかいい事でもあった?」
夜に行われるピザパーティーを心待ちにしていると、同室であるビリーに声をかけられた。不思議そうに首を傾げるビリーに、グレイは実は、と口を開く。
「その、ディノさんが、僕をピザパーティーに誘ってくれて……楽しみだなって……」
ぼそぼそと告げると、ビリーは嬉しそうに笑った。
「へえ、そうなんだ、よかったねグレイ!」
「う、うん……。僕なんかを誘ってくれるなんて、ディノさん、本当にいい人だよね……」 2239