ファウスト
ごみくずですわよ
PASTオズぬい写真log22/10/22〜23/2/18
半分ほどはTwitter既出です
一緒に写っているファウストぬいは友人宅の子です🌻
※現在ポイピク規約上「ぬいぐるみ主体の写真」はOKになっていますが、今後変更ありましたら取り下げます 42
ひすい
DONE3/4まほやく学会にて展示予定の小説内で、主人公(建国から70年、現在軸から凡そ300年前)が書き上げた研究書の序文部分です。オンリー中、時間が許す限り2ページ以後についても執筆したいと考えています……が、あまり期待しないでください。ジャンル:歴史学
キーワード:革命軍、建国史、初代国王アレク・グランヴェル、聖なる魔法使いファウスト
t0mic0x0shi
DONEマナ石とレノックスのはなし革命軍時代で、後半はファウスと火刑のあとがでてきます
マナ石とレノックス かつて仲間の姿をしていたその石を、レノックスは袋に入れて持ち歩いている。
皆口々に『死んだら食べてほしい』と願っていた。その気持ちもわかる。そう簡単に命を落とすつもりはないのだけれど、レノックスだってそう願うだろう。だが、マナ石を食べるということがうまく想像できなかった。想像できなくとも実践してみればよかったのだろうが、なんとなく、で口にしていいものとも思えず、かといってどこかにしまっておくこともしてくなくて、炭坑夫をしていた頃から身に馴染んでいる、質量と大きさを変える魔法を使って小さく、軽く、一見マナ石にも見えないような小石にしたそれを、腰に下げた革袋に溜め込んでいる。
だから、それを叶えてやれていないのは、自分が薄情だからだろうかと考えたこともあった。誰よりもそれを食べられることを望まれ、そして叶えてきたレノックスの主人であるファウストにそう、こぼしたこともある。
3146皆口々に『死んだら食べてほしい』と願っていた。その気持ちもわかる。そう簡単に命を落とすつもりはないのだけれど、レノックスだってそう願うだろう。だが、マナ石を食べるということがうまく想像できなかった。想像できなくとも実践してみればよかったのだろうが、なんとなく、で口にしていいものとも思えず、かといってどこかにしまっておくこともしてくなくて、炭坑夫をしていた頃から身に馴染んでいる、質量と大きさを変える魔法を使って小さく、軽く、一見マナ石にも見えないような小石にしたそれを、腰に下げた革袋に溜め込んでいる。
だから、それを叶えてやれていないのは、自分が薄情だからだろうかと考えたこともあった。誰よりもそれを食べられることを望まれ、そして叶えてきたレノックスの主人であるファウストにそう、こぼしたこともある。
t0mic0x0shi
DONE革命軍時代にマナ石を食べるファウストのはなしマナ石とファウスト 乗せたばかりの時には冷たさを感じさせていたそれは、指を閉じて握りしめていたこともあり、ぬるく温まっていた。
重さは、その大きさから想像するよりは少しばかり重たいのだと思う。初めて手にした際にはそう感じた。何度目かの今となっては、このくらいの重さということはわかっている。わかっていても、やはり、少し重い。
元のおおきな塊から砕けたはずのものであるのに、指で撫でるその表面はつるりとしてなめらかである。長く川底にあった石のように、指を、手を、そしてこれからそれを含む口の中を傷つける鋭さはない。
不思議な石。命のかけら。マナ石、と呼ばれる、かつて魔法使いであったもの。
かつて、といってもそれは昔のことではない、今日の戦いで命を落とし、石となったもの。戦いが始まる前まで、始まってからも、同じ目標を掲げ、肩を組み合った仲間であったもの。
2700重さは、その大きさから想像するよりは少しばかり重たいのだと思う。初めて手にした際にはそう感じた。何度目かの今となっては、このくらいの重さということはわかっている。わかっていても、やはり、少し重い。
元のおおきな塊から砕けたはずのものであるのに、指で撫でるその表面はつるりとしてなめらかである。長く川底にあった石のように、指を、手を、そしてこれからそれを含む口の中を傷つける鋭さはない。
不思議な石。命のかけら。マナ石、と呼ばれる、かつて魔法使いであったもの。
かつて、といってもそれは昔のことではない、今日の戦いで命を落とし、石となったもの。戦いが始まる前まで、始まってからも、同じ目標を掲げ、肩を組み合った仲間であったもの。
harumh3
DOODLEひか星5展示作品ですファウスト花霞カドストと賢者BDボイスのネタバレを
含みますのでご注意下さい
捏造しかないです
passはお品書きにあります
つきあっていない2人ですオチはないです 26
yutaxxmic
PROGRESS晶くんオンリー出品作です。前編・下書きなのでなんでもいい方のみ。『花束をきみに』ファウ晶♂
ある日突然世界から消えてしまった晶くんをファウストが探し、見つけるもどうやら様子がおかしくて……
※すでに付き合っている2人です。 27
zero_crash1
SPOILER[ゲームマスターKPC]作者:まる様
KPC:ザベリクス・ファウスト KP:無月
PC:朝火陽菜多 PC:メレディス・フィスター PL:zero
シナリオ元
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15724230 26350
sauco_trigo
DONEネロファウ。媒介を使った結界の真面目な授業に見せかけてちゃんと合格をもらった上でファウストを部屋に連れ込みたいネロの話。前半は東の授業、後半はネファの特別補習。巣籠もり1「魔法は心に思い浮かぶ情景や感情により発現する。同じ結果を生じさせようとも、構築しやすい過程は各々違うものだ」
「シノの魔力がひとつひとつを辿っていくように?」
「ヒースの魔力がゆっくりと浸透していくように?」
「そう。経験が身になっているな」
軽く誉める形となった。シノは得意気に、ヒースクリフははにかんで、本当に素直な子供達だなと和みかけて授業中だとファウストは気を引きしめた。
ネロに魔力を込めさせた殻付きの胡桃を、両手で持てる箱の中に入れて、ぱたんと蓋をしめる。呪文を唱えて魔力で包み、地面に置いたその箱に攻撃するようシノに促す。本気でふるった大鎌は跳ね返され、その手応えにシノが目を輝かせた。
「脆そうな木箱なのに、物凄く強固だ」
7372「シノの魔力がひとつひとつを辿っていくように?」
「ヒースの魔力がゆっくりと浸透していくように?」
「そう。経験が身になっているな」
軽く誉める形となった。シノは得意気に、ヒースクリフははにかんで、本当に素直な子供達だなと和みかけて授業中だとファウストは気を引きしめた。
ネロに魔力を込めさせた殻付きの胡桃を、両手で持てる箱の中に入れて、ぱたんと蓋をしめる。呪文を唱えて魔力で包み、地面に置いたその箱に攻撃するようシノに促す。本気でふるった大鎌は跳ね返され、その手応えにシノが目を輝かせた。
「脆そうな木箱なのに、物凄く強固だ」
あいぐさ
TRAININGうっかりファウストとお揃いの服を買ってしまったフィガロの話/師弟時代/フィガファウ/ブロマンスだよーおそろい お揃いは嬉しいのう、きゃっきゃ!
そんな言葉が頭によぎり、手に取ったのは二着の洋服。
身長分装飾の数が変わったり、ブレザーやリボンが黒と白で色が違ったりするものの、デザインや形はほとんど同じである。
つまり、お揃いだ。
「はぁ……」
つい、出来心。そう誤魔化すには、あまりにも己の欲が見えている。
やってしまった、と思った。
ファウストを連れて、双子たちの暮らす家を訪れることになった。その時のための、着ていく服を見繕うつもりだった。
何せ、彼は普段はあまり見た目を気にしたいタチだ。動きやすい、脱ぎやすい、シワになりにくい。きっと、その辺りのことしか考えていない。
せっかくなら、ちゃんとした格好をさせてやりたい。
2018そんな言葉が頭によぎり、手に取ったのは二着の洋服。
身長分装飾の数が変わったり、ブレザーやリボンが黒と白で色が違ったりするものの、デザインや形はほとんど同じである。
つまり、お揃いだ。
「はぁ……」
つい、出来心。そう誤魔化すには、あまりにも己の欲が見えている。
やってしまった、と思った。
ファウストを連れて、双子たちの暮らす家を訪れることになった。その時のための、着ていく服を見繕うつもりだった。
何せ、彼は普段はあまり見た目を気にしたいタチだ。動きやすい、脱ぎやすい、シワになりにくい。きっと、その辺りのことしか考えていない。
せっかくなら、ちゃんとした格好をさせてやりたい。
tono_bd
DOODLEルチルが出演しているドラマの打ち上げに迎えに行ったフィガロだったけれど、酔い潰れていたファウストをお持ち帰りする話。クリスマスに書いた芸能パロと同じ設定(ルチミチが所属する芸能事務所社長のフィガロ×フィガロに憧れて俳優になったファウスト)で、付き合う前の話です。
【芸能パロ】分からないこと ぐるんぐるん、と回るのは世界なのか自分なのか――。
そもそも地球は絶え間なく回転し続けるし、それに伴って自分も回っている事になるのかもしれない。けれどこんなにも景色が形を変えながら回るものか。馬鹿な事を考えているという自己認識が出来るくらいには理性を残しながら、くったりとテーブルの上で両腕を組み、頬を押しつける。
そんなファウストを特別気にした様子の人はここには居らず、皆似たり寄ったりで馬鹿騒ぎの真っ最中だった。立ち上がって何かを主張している者もいれば、横になってしまっている者もいる。店を貸切にしていて良かったというのは、本日の幹事が明日思う事だ。
無礼講もいい所のこの状況を咎める人間は既にこの場を離れており、このまま朝まで宴が続くのは確定している。打ち上げというのは度合いは違えど毎回羽目を外す者が複数現れるのだ。そして大概ファウストは帰るタイミングを見失う。未成年者達と連れだって出てしまえば良いのだろうが、酒を飲む行為自体は好きなのだ。早朝の撮影が多い現場だったため最近は控える日が続いていたから余計に飲みたい気持ちが強かった。明日も別の現場がある者はマネージャーに引き摺られるようにこの場を去ったが、ファウストは幸いにもオフであった。それならば問題は無いのだから飲んでしまえと今自分の判断でここにいる。
5581そもそも地球は絶え間なく回転し続けるし、それに伴って自分も回っている事になるのかもしれない。けれどこんなにも景色が形を変えながら回るものか。馬鹿な事を考えているという自己認識が出来るくらいには理性を残しながら、くったりとテーブルの上で両腕を組み、頬を押しつける。
そんなファウストを特別気にした様子の人はここには居らず、皆似たり寄ったりで馬鹿騒ぎの真っ最中だった。立ち上がって何かを主張している者もいれば、横になってしまっている者もいる。店を貸切にしていて良かったというのは、本日の幹事が明日思う事だ。
無礼講もいい所のこの状況を咎める人間は既にこの場を離れており、このまま朝まで宴が続くのは確定している。打ち上げというのは度合いは違えど毎回羽目を外す者が複数現れるのだ。そして大概ファウストは帰るタイミングを見失う。未成年者達と連れだって出てしまえば良いのだろうが、酒を飲む行為自体は好きなのだ。早朝の撮影が多い現場だったため最近は控える日が続いていたから余計に飲みたい気持ちが強かった。明日も別の現場がある者はマネージャーに引き摺られるようにこの場を去ったが、ファウストは幸いにもオフであった。それならば問題は無いのだから飲んでしまえと今自分の判断でここにいる。
t0mic0x0shi
DONEフィガファウのつもりで書きはじめたけど、師弟時代のフィガ+ファウですファウスト誕生日おめでとう
たどりついた祝福はたどりついた祝福は
わずかな、かすかな、魔法の気配がした。
それは北の大地で千年を超えて生きている魔法使いである己にとっては、取るに足らないような些細なものであった。けれどそんな些細なものでも設定している領域を越えたものは、否応なく神経に触れてくる。掃除をなまけたゆえに、棚の上から舞落ちた埃に鼻をくすぐられるくらいのささやかさで。
数か月前までのフィガロであったなら、気配があると認識するだけで歯牙にもかけなかったであろう。不意をつかれなければおいそれと敗けることはない。
けれども、そのわずかな気配に対してここまで神経質になってしまうのは、今現在、このフィガロが住まいとしている屋敷にはもう一人住人がいるからであった。
4683わずかな、かすかな、魔法の気配がした。
それは北の大地で千年を超えて生きている魔法使いである己にとっては、取るに足らないような些細なものであった。けれどそんな些細なものでも設定している領域を越えたものは、否応なく神経に触れてくる。掃除をなまけたゆえに、棚の上から舞落ちた埃に鼻をくすぐられるくらいのささやかさで。
数か月前までのフィガロであったなら、気配があると認識するだけで歯牙にもかけなかったであろう。不意をつかれなければおいそれと敗けることはない。
けれども、そのわずかな気配に対してここまで神経質になってしまうのは、今現在、このフィガロが住まいとしている屋敷にはもう一人住人がいるからであった。
あいぐさ
TRAININGファウストと占いと幸せの話、ゆるーくフィガファウ苦茶 その日、シャイロックのバーに足を運ぶと、幾人かの客たちはこぞってローテーブルに集まっていた。その多くが自分よりも歳上の魔法使いばかりで、ファウストは扉にかける手を止める。
「おや、いらっしゃいませ」
絶対に厄介なことに巻き込まれる。しかし、挨拶をされてしまえばどうしようもない。律儀に軽く頭を下げれば、店主は頬を緩やかに上げにこりと笑った。
「占いをされているみたいですよ」
不思議な状況を端的に述べたシャイロックは、騒々しい雰囲気の方へ目線を向ける。
そこには双子たちを真ん中にして、フィガロやブラッドリー、ミスラ、それにオズ。アーサーとルチルはニコニコと笑いながら、スノウとホワイトと楽しげに会話をしていた。
5252「おや、いらっしゃいませ」
絶対に厄介なことに巻き込まれる。しかし、挨拶をされてしまえばどうしようもない。律儀に軽く頭を下げれば、店主は頬を緩やかに上げにこりと笑った。
「占いをされているみたいですよ」
不思議な状況を端的に述べたシャイロックは、騒々しい雰囲気の方へ目線を向ける。
そこには双子たちを真ん中にして、フィガロやブラッドリー、ミスラ、それにオズ。アーサーとルチルはニコニコと笑いながら、スノウとホワイトと楽しげに会話をしていた。
ユキまるのなんでも置き場
DOODLE龍馬さんとジャックちゃんのカップリングを模索落書きズイ(ง ˘ω˘ )วズイ♥龍馬さんもジャックちゃんもお互いに未成年だから健全な恋愛してるから大丈夫だよ(灬´ิω´ิ灬)♥←
最後にギルティギアのファウスト先生とのクロスオーバーおねロリ(執念)と少しえちちなのでワンクッション置きます( ՞ټ՞)♥← 3
ユキまるのなんでも置き場
MEMOお久しぶりにギルティギアのファウスト先生も描きたいしジャックちゃんとのおねロリな百合ホモをして欲しいし♥猫耳パーカー縞パンなどの絵のネタを練り練りしてたズイ(ง ˘ω˘ )วズイ♥
最後のはオマケ♥← 3
zero_crash1
SPOILER[雪とヤドリギ]作者:cayu様
PC:ザベリクス・ファウスト PL:無月
KPC:メレディス・フィスター KP:zero
シナリオ元
https://talto.cc/projects/f3Y0b32qQf0T-U3EoJBBK 26566
sigu_mhyk
DONE1日1ネファネチャレンジ 85魔法舎 ネロ+ファウスト(まだ付き合ってない)
発火装置晩酌の場所が中庭からネロの部屋に。
テーブルに向き合って座ることから、ベッドに並んで座るように。
回数を重ねるごとに距離は近付き、互いの体温も匂いもじわりと肌に届く距離を許してもなお、隣に座る友人の男は決心がつかないらしくなかなか手を出してこない。
手を僅かに浮かせてこちらに伸ばすかと思えば、ぱたりと諦めたように再びシーツの海に戻る。じりじりと近付きながら、数センチ進んだところでぎゅうとシーツを握り締め、まるでそこにしがみつくように留まる。
ベッドについた二人の手の間、中途半端に開いた拳ひとつ分の距離。ネロの気後れが滲むこの空間をチラリと視線だけで伺って、密かに息をついた。
よく分からないが魚らしき生き物も、毒々しい色をした野菜らしき植物にも。鋭く研がれた刃物にも、熱く煮えた鍋にも、炎をあげるフライパンにすら恐れることなく涼しい顔で手を伸ばすネロは、そのくせファウストの手を同じように掴むことができないでいる。刃物よりずっとやわらかく、コンロに灯るとろ火よりも冷たいファウストの手は、ネロの手の感触を知らないで今日まできた。
2216テーブルに向き合って座ることから、ベッドに並んで座るように。
回数を重ねるごとに距離は近付き、互いの体温も匂いもじわりと肌に届く距離を許してもなお、隣に座る友人の男は決心がつかないらしくなかなか手を出してこない。
手を僅かに浮かせてこちらに伸ばすかと思えば、ぱたりと諦めたように再びシーツの海に戻る。じりじりと近付きながら、数センチ進んだところでぎゅうとシーツを握り締め、まるでそこにしがみつくように留まる。
ベッドについた二人の手の間、中途半端に開いた拳ひとつ分の距離。ネロの気後れが滲むこの空間をチラリと視線だけで伺って、密かに息をついた。
よく分からないが魚らしき生き物も、毒々しい色をした野菜らしき植物にも。鋭く研がれた刃物にも、熱く煮えた鍋にも、炎をあげるフライパンにすら恐れることなく涼しい顔で手を伸ばすネロは、そのくせファウストの手を同じように掴むことができないでいる。刃物よりずっとやわらかく、コンロに灯るとろ火よりも冷たいファウストの手は、ネロの手の感触を知らないで今日まできた。
tono_bd
DOODLE・『未完のワインに思いを馳せて』後の話。未読の方は一部ネタバレが含まれます。・ファウストの火傷の跡のある脚について触れます。
ファウストがうっかりシャイロックの機嫌を損ねたため、葡萄踏み体験をしていた事をフィガロにバラされた事により、怒ったフィガロがファウストのズボンを脱がす話。(※付き合ってない)
イベント期間中(9月)から書いていました……。
フィガロがファウストの脚に触れる話 どうしてこんな事になったのか――。若干だが酔いが醒めて来た頭で考えるがまるで答えは出ない。
ただ事実を述べるとすれば、ファウストは自室のベッドの上に座らされていて、目の前には床に膝をついて傅くフィガロがいる。そして恭しくも強引にファウストの裸の足を掴んで離してくれない。
普段なら決して素足に触れさせる事も、床に膝をつく事もさせはしないのに、今この状況の主導権はファウストには無いに等しかった。
優れた陶器を撫でるような手つきで膝から下を撫で下ろしたフィガロの顔を信じられない目で凝視していると、それに気が付いたフィガロは挑発的な上目遣いで見せつけてくる。そして少しだけ普段よりも熱を持った頬を臑に頬ずりをしてから肉厚の舌で自身の唇を舐めた。緊張で乾いてしまった唇を潤す仕草にも見えるが、捕食者の顔で獲物を前に舌舐めずりしているようにも映った。どちらが本当かなんてファウストに分かる筈も無く、ただ少しでもこの男から離れようと後ずさるが、実際どれくらい距離が取れたかなんてたった数センチくらいに違い無い。いや寧ろ……離れた数センチを咎めるようにその数倍は引き戻される。
6776ただ事実を述べるとすれば、ファウストは自室のベッドの上に座らされていて、目の前には床に膝をついて傅くフィガロがいる。そして恭しくも強引にファウストの裸の足を掴んで離してくれない。
普段なら決して素足に触れさせる事も、床に膝をつく事もさせはしないのに、今この状況の主導権はファウストには無いに等しかった。
優れた陶器を撫でるような手つきで膝から下を撫で下ろしたフィガロの顔を信じられない目で凝視していると、それに気が付いたフィガロは挑発的な上目遣いで見せつけてくる。そして少しだけ普段よりも熱を持った頬を臑に頬ずりをしてから肉厚の舌で自身の唇を舐めた。緊張で乾いてしまった唇を潤す仕草にも見えるが、捕食者の顔で獲物を前に舌舐めずりしているようにも映った。どちらが本当かなんてファウストに分かる筈も無く、ただ少しでもこの男から離れようと後ずさるが、実際どれくらい距離が取れたかなんてたった数センチくらいに違い無い。いや寧ろ……離れた数センチを咎めるようにその数倍は引き戻される。