フレッド
Akira_s4
DOODLEアルリュ♀ちゃんのお話は「まだこんな場所があったのか」で始まり「その後どうしたかなんて野暮なことは語るまでもないだろう」で終わります。
#こんなお話いかがですか #shindanmaker
https://shindanmaker.com/804548
というお題から始まったアルリュ♀ちゃんです。アルフレッドの秘密基地のお話。
隠れ家 そこは、僕のとっておきの隠れ家だった。
フィレネ王城の一角、使わなくなった調度やがらくたを一時的に保管している場所をくぐり抜けた先にあるちょっとした空間。なんてことはない、ただのゴミ捨て場に出来た隙間に過ぎない。
それでも小さかった僕には、ここがとても素敵な場所に思えていた。なにせここに集められるゴミの中には僕が見たこともないような古びた本だったり武器だったりが紛れ込んでいる。綺麗な刺繍が施されているけれど破けてしまった窓掛けや、縁の欠けた上等な花瓶、底の抜けた高そうな鍋。そいつらはどれもこれも僕には仲間のように思えていた。
僕はいずれフィレネを継ぐ立場にある。立派な王になるために父上や母上から色んなことを学んで、正直なところ自分でも王子さまとしてちゃんとやれていると思っていた。
6680フィレネ王城の一角、使わなくなった調度やがらくたを一時的に保管している場所をくぐり抜けた先にあるちょっとした空間。なんてことはない、ただのゴミ捨て場に出来た隙間に過ぎない。
それでも小さかった僕には、ここがとても素敵な場所に思えていた。なにせここに集められるゴミの中には僕が見たこともないような古びた本だったり武器だったりが紛れ込んでいる。綺麗な刺繍が施されているけれど破けてしまった窓掛けや、縁の欠けた上等な花瓶、底の抜けた高そうな鍋。そいつらはどれもこれも僕には仲間のように思えていた。
僕はいずれフィレネを継ぐ立場にある。立派な王になるために父上や母上から色んなことを学んで、正直なところ自分でも王子さまとしてちゃんとやれていると思っていた。
3914_cherry
DONE「Spring has come.」4/1ウィ誕webオンリー展示作品です。
ジョン&シャーロック、フレッド&ウィリアム、シャーロック&ウィリアムのある春の一日の出来事3連作。
特に何も起こってないし、カプ要素も殆どありません。
ほんのり去年の4/1SS「はじまりのひ」と繋がってるような…、でも読んでなくても特に問題ありません。 17
Akira_s4
TRAININGアルリュ♀ちゃんのアルフレッドとディアアイちゃんのディアマンドが男子トークするお話です。どちらも既に関係ありかぽー同士。秘めるディアアイと憚らないアルリュ♀が入っています。恋歌う花と黙する金剛 彼の二十余年の人生において、自制というのは当たり前のように求められ、当たり前のようににできることだった。ブロディアを継ぐものとして子供の頃から一挙手一投足に注目を浴び、誰の発言に笑った、誰の発言に怒った、そんな他愛のないことが貴族たちの翌日の話題になる。だからこそ言動には細心の注意が必要になり、必然ディアマンドという青年は何事にも配慮し慎重な振る舞いを心がけるようになっていた。
だからこそ、今彼は戸惑っている。
(まさか自分がこんなにも貪欲だったとは思わなかった)
彼女をプールに誘ったのはディアマンド自身だ。今日は心地よい暑さを感じる陽気だったし、息を切らしながら行う鍛錬を彼女はあまり好まなかったから。ただそれだけだ。下心があったわけではない――断じて。
8685だからこそ、今彼は戸惑っている。
(まさか自分がこんなにも貪欲だったとは思わなかった)
彼女をプールに誘ったのはディアマンド自身だ。今日は心地よい暑さを感じる陽気だったし、息を切らしながら行う鍛錬を彼女はあまり好まなかったから。ただそれだけだ。下心があったわけではない――断じて。
ぎんまる
DONEBvS後JL前。ブルースとアルフレッドがクラークを偲ぶひと時とあのケースに入ったスーツの話。ブルース・ウェインとお酒の話 芳醇な琥珀色の液体が優しい音を立ててガラスの器へと落ちてゆく。
二つの杯が満たされると、アルフレッドは片方をブルースに渡した。
「スーパーマンに」
ブルースが小さく杯を掲げる。
「英雄に」
アルフレッドも杯を掲げ、スコッチを喉に流し込んだ。豊かな香りとアルコールの熱が鼻腔に広がり胸を満たしてゆく。
今日、戦いの果てに斃れた英雄はカンザスの小さな町で葬列に送られて永遠の眠りについた。
アルフレッドはスピーカー越しに聞いた誠実そうな声を惜しんだ。もし彼が生き延びていたなら、ブルースに大きな影響を与えたかもしれないのに。たぶん、それは概ね良い影響だったに違いない。
いや、スーパーマンと出会っただけでも、ブルースは変わったと長年仕えてきた執事は認めていた。
4507二つの杯が満たされると、アルフレッドは片方をブルースに渡した。
「スーパーマンに」
ブルースが小さく杯を掲げる。
「英雄に」
アルフレッドも杯を掲げ、スコッチを喉に流し込んだ。豊かな香りとアルコールの熱が鼻腔に広がり胸を満たしてゆく。
今日、戦いの果てに斃れた英雄はカンザスの小さな町で葬列に送られて永遠の眠りについた。
アルフレッドはスピーカー越しに聞いた誠実そうな声を惜しんだ。もし彼が生き延びていたなら、ブルースに大きな影響を与えたかもしれないのに。たぶん、それは概ね良い影響だったに違いない。
いや、スーパーマンと出会っただけでも、ブルースは変わったと長年仕えてきた執事は認めていた。
高樹🦇
DONE一度は描いてみたい!・・・なぜか、オークションにかけられてしまう坊っちゃんと最後に大金を積んで買う謎の男(アルフレッドさん)描きたいとこだけ描きました。★坊っちゃんの顔に傷があったり血が流れている描写があるのでそれでも大丈夫な方のみお進みください。パスワード:血の描写が大丈夫でしたらokで。白無地自由帳(なまえ:いずうら)
TRAINING20230201。二月はじまり!拠点で私服になるシステム良い。私服はアルフレッド王子のが好き。王子様ーって感じ
フィレネの王子王女は顔立ちがトップクラス…。
アルフくんは振る舞いも気遣いあって優美。ただし信仰は筋肉。手段は蛮族。
※スタンプありがとうございます✨✨✨✨🙏🙏
Hamihound
PAST十二星座館殺人事件PCお借りしました。
リコリス・アリエス
十丹・夜空・タウルス
グレアム・ジェミニ
アルマ・キャンサー
アルフレッド・レオ
マリー・ヴィルゴ
ディーム・リラ・リーブラ
ベンジャミン・スコルピウス
メイナード・エデン・サジタリウス
アルゲーヌ・(中略)・カプリコルナスⅡ世
ウインディ・アクエリアス
アクア・パイシーズ 13
mi4ra1_under
PROGRESS支部で公開中の「フレッド、過去へ」の双子ハリ続編、3年前に14000字くらい書きかけてそのままなんですけど、割と書けてた気がするので見てほしい。過去の自分、続き書いてくれ……!
フレッド、過去へ②やる気が出ない。
箱の中を見る。トモシリソウ……次の箱を見る。ニガヨモギ。この瓶は?蜘蛛の目玉の詰め合わせ。ああ、やる気が出ない。
「フレッド、僕たち良いように使われてる」
「ああ、そうだな」
「最近ますます目を付けられてるよな」
「まったくだ」
抱えるほどの大きさの壺を上から覗き込む。うぇ…腫れ草の膿だ。これを絞り出す罰則じゃなくてよかった。よく使う物だから大量にあるし、何より臭い。
羊皮紙の切れ端に材料名を書いて、蓋にべたっと貼り付ける。
「思うに、フレッド。おまえのせいだ」
「……はあ?」
木箱に詰められた小瓶を摘んで振っていると、羊皮紙を鋏で切っていたジョージに聞き捨てならない言葉を吐かれた。
薄い黄色の、粘度のある液体が詰められた箱に材料名を書いた羊皮紙を叩きつける勢いで貼る。ガラス同士がぶつかり合う、甲高く不快な音が、陰気な研究室に響いた。
5654箱の中を見る。トモシリソウ……次の箱を見る。ニガヨモギ。この瓶は?蜘蛛の目玉の詰め合わせ。ああ、やる気が出ない。
「フレッド、僕たち良いように使われてる」
「ああ、そうだな」
「最近ますます目を付けられてるよな」
「まったくだ」
抱えるほどの大きさの壺を上から覗き込む。うぇ…腫れ草の膿だ。これを絞り出す罰則じゃなくてよかった。よく使う物だから大量にあるし、何より臭い。
羊皮紙の切れ端に材料名を書いて、蓋にべたっと貼り付ける。
「思うに、フレッド。おまえのせいだ」
「……はあ?」
木箱に詰められた小瓶を摘んで振っていると、羊皮紙を鋏で切っていたジョージに聞き捨てならない言葉を吐かれた。
薄い黄色の、粘度のある液体が詰められた箱に材料名を書いた羊皮紙を叩きつける勢いで貼る。ガラス同士がぶつかり合う、甲高く不快な音が、陰気な研究室に響いた。
リリス
DOODLEドムサブバースの判南の二話目です。見直したけど誤字脱字はもう勘弁して下さい!あとバース制書くの慣れてないので間違えてたらすまねえ!
参考資料
ウィリアム・ホルマン・ハント作
「シャロットの女」
アルフレッド・テニスン作
同名の詩 より
【キャッツクレイドルはお好き?】(判南)
第二章「アナトミー」 9
沙闇@メルスト絵まとめ
PASTルフレイエさんのはしたなくならない程度におっぱいを活かしつつミニスカとロングを兼ね備えた瀟洒でクラシックなメイド服が完璧すぎるのでフレッド様は良いご趣味をしていらっしゃる…というらくがき(2019-11-17)高樹🦇
DONEみんなでクリスマスプレゼント交換。坊ちゃん→アルフレッドさんへカーディガン、ドリーさんへふわふわセーター、アルフレッドさん→坊ちゃんとドリーさんへ手袋。ドリーさん→ふたりにアグリー・クリスマス・セーターを。坊ちゃんへは立体バットマン柄(おしゃべり機能付き)、アルフレッドさんへはマッスルトナカイ柄、です。メリークリスマス!⭐️丘⭐️
DOODLE※かなりキャラ崩壊注意※こんなことしない系二次創作です(?)
べいえい
酔ってるいぎいぎ大好きです。
アルフレッドが酔わされてるのが性癖かもしれません…
4枚目はリクエストのレイプ目酔いです レイプ目酔いに知見がある方は、こっそりDMで教えて下さい。 4
高樹🦇
DONE10年以上前、老眼鏡をかけることにしたと坊ちゃんに言えなくて嘘をついてしまうアルフレッドさんのお話です。・少し前にTwitterでつぶやいたものをお話にしました。前日譚を読んでいないので坊ちゃん学生時代の関係は色々違っていると思います…… 2390
きゅー
DONE裂いて擦(なぞ)って噛み付いて助手×探偵 R18
オスカーがアルフレッドの家に出入りするようになったばかりの頃を想定。
お薬盛られた先生と巻き込まれた助手。
バイオレンス寄りのエロ ぬるめ 10
はるか
DOODLE歴代の推しと自カプ上段左から
ふじしろせいじ(藤風/笛!)、エド(ロイエド/ハガレン)、
アルフレッド(アルアサ/ヘタ)、日向(侑日/キュ)、ふるや(降新/DC)、
出水(さといず/ワ)
テンプレートお借りしました🙏
https://twitter.com/ynkm_club/status/1480159491979362304?s=20&t=Cn5O3yHJqj2AYOQegQPp7g
高樹🦇
DONE主従xTENETニールさんを書いた自🦇小説「ミルクティー」の続き?・・・みたいな感じです。 坊ちゃんとニールさんとアルフレッドさんを同じ一枚に描いてみたかったまんがです。…お気に入りは宙に浮いてる坊ちゃんとチューして黙らせようと考えたアルフレッドさん(成功!)❤ ★アルフレッドさんから坊ちゃんへ間接的な?キスがあるので苦手なかたはご注意ください!紳士という名の変態
DOODLEおこめいどbot(@OKOMEIDO)パンドラアーサーbot(@pandora_arthur)
はぐめり*アルフレッド(@hugmeri_bot)
ブリ天BOT(@buritenpura_bot)
はぐろま*ロヴィーノ(@hugroma_bot)
はぐいた*フェリシアーノ(@hugita_bot)
さん達と金色のガッシュ!!のガッシュ・ベルです。
hanauta_0606
PROGRESS本にしようかなー、どうしようかなーって思ってるやつ僕は今日、あなたの夢を見る思い出が、机に散らばる。
古くなって、多少色褪せてはいるが、その輝きは決して失われない。
「集めてこられたのは、これだけですね」
机に重なった写真を広げて、ルイスが言った。
「十分だと思います」
フレッドが椅子に深く座り、シャツの袖を軽く捲りながら頷く。
不本意ながらも、開催することになってしまったモリアーティ家主催のお茶会。
誰に見られても、疑念を抱かせない屋敷作りの為、ルイスとフレッドは、三兄弟がロックウェル伯爵家に身を寄せていた頃の古いアルバム作りをウィリアムに頼まれていた。
早速、ルイスが新しく買ってきた大きなアルバムに、フレッドが細工をしていく。
表紙の角はザラザラとした目の荒いヤスリで優しく削って、ページの端に濃く煮出した紅茶を塗って色を付ける。
2089古くなって、多少色褪せてはいるが、その輝きは決して失われない。
「集めてこられたのは、これだけですね」
机に重なった写真を広げて、ルイスが言った。
「十分だと思います」
フレッドが椅子に深く座り、シャツの袖を軽く捲りながら頷く。
不本意ながらも、開催することになってしまったモリアーティ家主催のお茶会。
誰に見られても、疑念を抱かせない屋敷作りの為、ルイスとフレッドは、三兄弟がロックウェル伯爵家に身を寄せていた頃の古いアルバム作りをウィリアムに頼まれていた。
早速、ルイスが新しく買ってきた大きなアルバムに、フレッドが細工をしていく。
表紙の角はザラザラとした目の荒いヤスリで優しく削って、ページの端に濃く煮出した紅茶を塗って色を付ける。
ぴかる
REHABILIザバ:アルフレッド・ペニーワースとトーマス・ウェインのお話。全年齢。W爆発の瞬間想ったのは、トーマス、あなたではなくブルースのことだった。きっとあなたはそれを喜んでくれるだろう。私はそれが、悲しくて仕方がないのだけれど。時が経ち、私は老いて、あなたの顔もぼんやりとしか思い出せない。
1.
父の、そしてペニーワースの仕事を継ぐつもりはまったくなかった。父から代替わりする頃にはそういう時代でもなくなっているだろうし、自分がやらなくてもなんとかなるだろうと気楽に考えていた。しかし父が急逝し、落胆する母をそれ以上悲しませることはできなかった。私が米国に渡ったのは、28歳の冬だった。
ゴッサム・シティに足を踏み入れるのはそれが初めてだった。父が祖父のあとを継ぐために母と私を英国に残して渡米した時、私はもう15歳になっていたから、わざわざ父の顔を見にこちらまでくるようなことはなく、この街のことは年に一度帰省する父の話に聞いていただけだった。タクシーは危険だからと、ウェイン家の運転手が空港で私を待っていた。元SASも舐められたものだなと苦々しく思ったけれど、車の窓から眺めるゴッサム・シティの景色を見て、迎えを寄こしてもらって良かったと思ったことをよく覚えている。
38971.
父の、そしてペニーワースの仕事を継ぐつもりはまったくなかった。父から代替わりする頃にはそういう時代でもなくなっているだろうし、自分がやらなくてもなんとかなるだろうと気楽に考えていた。しかし父が急逝し、落胆する母をそれ以上悲しませることはできなかった。私が米国に渡ったのは、28歳の冬だった。
ゴッサム・シティに足を踏み入れるのはそれが初めてだった。父が祖父のあとを継ぐために母と私を英国に残して渡米した時、私はもう15歳になっていたから、わざわざ父の顔を見にこちらまでくるようなことはなく、この街のことは年に一度帰省する父の話に聞いていただけだった。タクシーは危険だからと、ウェイン家の運転手が空港で私を待っていた。元SASも舐められたものだなと苦々しく思ったけれど、車の窓から眺めるゴッサム・シティの景色を見て、迎えを寄こしてもらって良かったと思ったことをよく覚えている。