ベル
nameko135
DONE毎日納占24日目。ご飯を食べるお話。クリームシチュー。ごはんを食べよう24気付けばタイマー式のガスは止まっていた。
顆粒状のシチュールーを溶かし、牛乳を加えて煮込む。
後ろを振り返ると、イライがいそいそとカトラリーを並べている。
煮込んでいる間に付け合わせのサラダを簡単に準備して、主食のバケット……は買い忘れたので食パンを焼いた。
荘園では食べたことのないクリームシチュー、食パンといった料理にもすっかり慣れた。
そのうちパンも焼いてみたいな、と思いつつ、イソップはクリームシチューの火を止めた。
「イライ、どのくらい食べますか?」
「おかわりしたいから、一杯目は七分目まで入れて欲しいな」
イライのリクエストに目を細めて頷く。
まだ泣いたあと特有の声をしているけれど、元気になったみたいだ。
464顆粒状のシチュールーを溶かし、牛乳を加えて煮込む。
後ろを振り返ると、イライがいそいそとカトラリーを並べている。
煮込んでいる間に付け合わせのサラダを簡単に準備して、主食のバケット……は買い忘れたので食パンを焼いた。
荘園では食べたことのないクリームシチュー、食パンといった料理にもすっかり慣れた。
そのうちパンも焼いてみたいな、と思いつつ、イソップはクリームシチューの火を止めた。
「イライ、どのくらい食べますか?」
「おかわりしたいから、一杯目は七分目まで入れて欲しいな」
イライのリクエストに目を細めて頷く。
まだ泣いたあと特有の声をしているけれど、元気になったみたいだ。
katary
PAST壁打ちにあげてた絵蝶とか蛾と戯れるクソガキまんがとか描きたかったけど放置しています
去年の秋はやたらスズメガの仲間?をよく見た あの種類の蛾って胴体があんなにでかいのに小さい羽でよく飛べるよね らんきりしんもそうであれ(?) 3
nameko135
DONE納占が現代でご飯を食べる話。毎日更新23日目。プロポーズ。
ごはんを食べよう23イライがきゅ、とイソップの胸元を握る。
皺になったシャツが、イライの中の衝撃を表しているようだった。
「そう、ですから、泣かないでいいんです。僕はここにこられて、あなたといられて、本当に幸せになれたんですから」
「なにそれ……」
「それより、イライです。あなた、婚約者のことはいいんですか」
イライはイソップの言葉にぐっと唇を噛んだ。
未練があるのかと一瞬疑ってしまったが、イライはイソップがそれを口にする前に自分の口を開いた。
「彼女が、幸せになるのを視たんだ」
「……それは、天眼で?」
「うん。……荘園にいた頃、私以外の相手と結ばれる彼女を視て。……最初は悲しかったし、苦しかった。でも、彼女の立場上、最初から決まっていたことでもあった」
940皺になったシャツが、イライの中の衝撃を表しているようだった。
「そう、ですから、泣かないでいいんです。僕はここにこられて、あなたといられて、本当に幸せになれたんですから」
「なにそれ……」
「それより、イライです。あなた、婚約者のことはいいんですか」
イライはイソップの言葉にぐっと唇を噛んだ。
未練があるのかと一瞬疑ってしまったが、イライはイソップがそれを口にする前に自分の口を開いた。
「彼女が、幸せになるのを視たんだ」
「……それは、天眼で?」
「うん。……荘園にいた頃、私以外の相手と結ばれる彼女を視て。……最初は悲しかったし、苦しかった。でも、彼女の立場上、最初から決まっていたことでもあった」
山椒魚
DONEさはんドロライの1周年に初参加で参入させていただこうと書いた話です。周年記念の特別企画として色々選べるお題の中から「再会 」をテーマに書き始めましたが、果たして読んでくださった方にそう思っていただけるか自信が・・・・・・。
捏造設定とチートアイテムが堂々と幅をきかせています。何でも許せる方向けです。
扇子の行方「また妙な物を欲しがるものだ」
扇子が欲しいと洛冰河が言い出した。
少し意外だったが、得心がいかないでもない。
では、揃いで誂えようかと沈清秋が提案すると、それも嬉しいのですが・・・と冰河は少し言い淀んでから、できれば使い古しがよいのです と言う。
「師尊が新しいものを誂える折に、今使われているものをいただければ」などと。
「それでは[[rb:襤褸 > ボロ]]ではないか、遠慮はいらぬよ」
師に出費させるのを良しとせずに辞しているのか、と沈清秋は思ったのだが。
「新しいものではなく、師尊が愛用されていたものをご下賜いただきたいのです」と冰河が更に言うので、なるほど形見のようなものかと納得はした。形見とは会えぬ者を偲ぶ物。魔界の統治に絡み遠征を余儀なくされることもあるゆえ、何か師の物を持っておきたいということだろうか・・・・と。
19538扇子が欲しいと洛冰河が言い出した。
少し意外だったが、得心がいかないでもない。
では、揃いで誂えようかと沈清秋が提案すると、それも嬉しいのですが・・・と冰河は少し言い淀んでから、できれば使い古しがよいのです と言う。
「師尊が新しいものを誂える折に、今使われているものをいただければ」などと。
「それでは[[rb:襤褸 > ボロ]]ではないか、遠慮はいらぬよ」
師に出費させるのを良しとせずに辞しているのか、と沈清秋は思ったのだが。
「新しいものではなく、師尊が愛用されていたものをご下賜いただきたいのです」と冰河が更に言うので、なるほど形見のようなものかと納得はした。形見とは会えぬ者を偲ぶ物。魔界の統治に絡み遠征を余儀なくされることもあるゆえ、何か師の物を持っておきたいということだろうか・・・・と。
nameko135
DONE毎日納占22日目。ご飯を食べる二人の話。告白。ごはんを食べよう22「イライは」
「イソップくん?」
「イライは、いつから僕を想ってくださっていたんですか」
それは、とイライは息を呑んだ。「わからない」と続く言葉に、イソップは微笑んだ。
「僕は、荘園にたどり着いて半年くらい経った頃です」
イライが目を見開く。予想していた答えと違ったのだろう。日本に来てからだと思っていたみたいだし。
「……ずいぶん前だね」
「はい」
イライの声が驚きに震えている。ふふ、とイソップの喉から笑い声が漏れた。
なんてかわいい人だろう!
「僕は願いを持って荘園に行ったわけではなかったんです。彷徨う魂を導こうと思って自分から向かいました」
「ええと」
「僕は、最初あなたを送りたいと思っていたんです」
イソップの銀の目が、イライの丸くなった群青の瞳に映る。
511「イソップくん?」
「イライは、いつから僕を想ってくださっていたんですか」
それは、とイライは息を呑んだ。「わからない」と続く言葉に、イソップは微笑んだ。
「僕は、荘園にたどり着いて半年くらい経った頃です」
イライが目を見開く。予想していた答えと違ったのだろう。日本に来てからだと思っていたみたいだし。
「……ずいぶん前だね」
「はい」
イライの声が驚きに震えている。ふふ、とイソップの喉から笑い声が漏れた。
なんてかわいい人だろう!
「僕は願いを持って荘園に行ったわけではなかったんです。彷徨う魂を導こうと思って自分から向かいました」
「ええと」
「僕は、最初あなたを送りたいと思っていたんです」
イソップの銀の目が、イライの丸くなった群青の瞳に映る。
wrNPf2MEqzbd4LJ
DONEベルゼブフ+バラム+モンモン SS「珍味」
サタブフ前提のくだらない下ネタギャグ。キャラ崩壊には気を付けていますが何でも許せる方。全然関係ないけどブフさんコ◯ダの豆好きそう。
※履修中のため、妄想や勘違い等お許しください
nameko135
DONE毎日納占。ご飯を食べる二人の話。21日目。ごはんを食べよう21イライが話してくれたことはイソップには衝撃的だったが、納得もできた。
最後のゲームでイソップは確かに大怪我を負って、だからイソップは自分が死ぬと思っていたのだから。
「私がナイチンゲールに願った、から、君は、もう二度と願いを叶えられなくなって、生きていた国にも時代にも戻れなくなって……」
ごめんなさい、ごめんなさい……イライは何度も繰り返して謝った。
イソップがその背を撫でてやるとしゃくりあげる。イソップは目を伏せた。
そんなことを気にしていたのか、と思って、あやすように背を撫で、抱きしめる。身じろぎをする体が愛しいと思った。
(そんな風に、僕のことばかり考えて、自分が悪いと決めつけて、こんな風に泣いてしまう、かわいそうな人……)
567最後のゲームでイソップは確かに大怪我を負って、だからイソップは自分が死ぬと思っていたのだから。
「私がナイチンゲールに願った、から、君は、もう二度と願いを叶えられなくなって、生きていた国にも時代にも戻れなくなって……」
ごめんなさい、ごめんなさい……イライは何度も繰り返して謝った。
イソップがその背を撫でてやるとしゃくりあげる。イソップは目を伏せた。
そんなことを気にしていたのか、と思って、あやすように背を撫で、抱きしめる。身じろぎをする体が愛しいと思った。
(そんな風に、僕のことばかり考えて、自分が悪いと決めつけて、こんな風に泣いてしまう、かわいそうな人……)
おりべ
SPOILER『レプリカントの葬列』現未×.
.
『ある日の夢』と『最後の一人分』を注文しました🪣🖌うちのセイ(HO怪盗)もこうやってバケツの中でゆらゆら揺れながら白鳥パパに運んで貰ってたんだな、ベル(相方HO贋作師)が残された生命の泉で懸命に描いてくれたおかげで今も生きてるんだな…とじんわりほっこり。美味しかったです𓂅𓎩 2
nameko135
DONE毎日納占20日目。ご飯を食べる納占の話。シチュー。
ごはんを食べよう20にんじん、じゃがいもを一口大に切り、玉ねぎはくし形に切る。
オリーブオイルで玉ねぎを炒め、透明になったらじゃがいも、にんじん、厚く切ったベーコンを鍋に追加して炒める。
ある程度火が通ったら水を入れて、灰汁を取りながらコトコトと煮る。
いつもならなにくれと理由をつけて料理しているところを覗きにくるイライが、今日はソファに座ったまま動かない。
手を祈りの形に組んで、額をつけてじいっとしている。
鍋の火を弱めて蓋をする。
タイマーをかけてイライの元へ歩み寄る。その隣に座ると、触れた肩からイライの少し速い呼吸が伝わってきた。
イライは、あの荘園に帰りたいのかと思っていた。けれど、何か、そうではないと感じる自分もいた。勘のようなものだけれど、イライの執着はあの廃墟となったエウリュディケ荘園にはない気がした。
694オリーブオイルで玉ねぎを炒め、透明になったらじゃがいも、にんじん、厚く切ったベーコンを鍋に追加して炒める。
ある程度火が通ったら水を入れて、灰汁を取りながらコトコトと煮る。
いつもならなにくれと理由をつけて料理しているところを覗きにくるイライが、今日はソファに座ったまま動かない。
手を祈りの形に組んで、額をつけてじいっとしている。
鍋の火を弱めて蓋をする。
タイマーをかけてイライの元へ歩み寄る。その隣に座ると、触れた肩からイライの少し速い呼吸が伝わってきた。
イライは、あの荘園に帰りたいのかと思っていた。けれど、何か、そうではないと感じる自分もいた。勘のようなものだけれど、イライの執着はあの廃墟となったエウリュディケ荘園にはない気がした。
hareduma_831
MAIKING派生チョロカラでベルギクとブレブブのお話書きかけ。既にベルチョロがカーラにでれでれの状態で、チョロリーとブブカラ邂逅メインのつもりで書いていたお話です。
もしも完成したらここから削除する予定です。
ベルギクとブレブブの話(未完) レッドバロウの冴えない奴ら パインフィールドの六つ子たち!
うっかり寿命をがっつり取られて もれなく全員悪魔憑き!
びっくりしちゃうよね。知らないうちに悪魔と契約して、知らないうちに寿命が縮んでるんだもん。
これってクーリングオフとかないのかな。悪魔だから無理か。
うっかり寿命を取られた六つ子のブレイン。それが僕、チョロリー・パインフィールド。
契約相手は悪魔だってさ。信じられる? あの悪魔だよ。角と尻尾が生えて、なんか黒っぽい服着てるあの悪魔。
初めて会ったときはもちろん驚いた。悪魔って本当に黒い服着てるんだ、って。
寿命を取られたことについては別に気にしてない。まあ最初はショックだったけど、悪魔が日常にいることにももう慣れた。人間、健やかに生きていくには順応性が大切だよね。
3507うっかり寿命をがっつり取られて もれなく全員悪魔憑き!
びっくりしちゃうよね。知らないうちに悪魔と契約して、知らないうちに寿命が縮んでるんだもん。
これってクーリングオフとかないのかな。悪魔だから無理か。
うっかり寿命を取られた六つ子のブレイン。それが僕、チョロリー・パインフィールド。
契約相手は悪魔だってさ。信じられる? あの悪魔だよ。角と尻尾が生えて、なんか黒っぽい服着てるあの悪魔。
初めて会ったときはもちろん驚いた。悪魔って本当に黒い服着てるんだ、って。
寿命を取られたことについては別に気にしてない。まあ最初はショックだったけど、悪魔が日常にいることにももう慣れた。人間、健やかに生きていくには順応性が大切だよね。
ta_kynk
MEMOクトゥルフ神話TRPG【GODARCA ドゥームズデイ】
KP♪̆̈咲村さん♪̆̈
PC♪̆̈カミロ・ベルシェ💚はむすけさん♪̆̈
♪̆̈ダズリン・スレッド💜たまお♪̆̈
♪̆̈佐多 史華💚ソメギさん♪̆̈
♪̆̈スレヴィ・アムレアン🩵ととまるさん♪̆̈
通過させていただいております❣️❣️
✨💓BIG KAWAII💓✨
さばみそ定規
DONE⚠女体化 五夏⚠ケンカは同レベルの相手じゃないと発生しない
のでここの二人はあんまりケンカしないと思う
当主×高専♀ 3五条家当主・悟と出会ってから数週間後。
夏油は再び五条家の邸へ呼び出されていた。
ここへ来るのは、出会った日以来である。
前回同様に、今日もまた豪華な着物を着せられた。今日は紅色の着物だった。
表向きには、夜伽の相手をするのだから、着飾るのは自然だが、実際はそういう目的ではないので、まったく無用の長物である。
夏油がまた待っている間に奥の間を覗くと、やはり分厚い布団が用意されていた。これも同様に無用である。
暇だな。私が来るの、わかっているのに何で待たせるんだ。
ちなみに、前回もそうだが、夏油の荷物は携帯電話をはじめ、全て着替えの際にどこかへ持っていかれてしまった。
当主の身を案じての対策だろう。
夏油が手持ち無沙汰でいると、襖が開け放たれた。
4088夏油は再び五条家の邸へ呼び出されていた。
ここへ来るのは、出会った日以来である。
前回同様に、今日もまた豪華な着物を着せられた。今日は紅色の着物だった。
表向きには、夜伽の相手をするのだから、着飾るのは自然だが、実際はそういう目的ではないので、まったく無用の長物である。
夏油がまた待っている間に奥の間を覗くと、やはり分厚い布団が用意されていた。これも同様に無用である。
暇だな。私が来るの、わかっているのに何で待たせるんだ。
ちなみに、前回もそうだが、夏油の荷物は携帯電話をはじめ、全て着替えの際にどこかへ持っていかれてしまった。
当主の身を案じての対策だろう。
夏油が手持ち無沙汰でいると、襖が開け放たれた。
miutam614
PAST罠にはまったのはだぁれ?2024.3.18付き合ってないジュンひよ
TFYの呪縛は一生付き纏い…妄想を書きしたためたもの。あんなの見せられるの、モー娘。のラブマシーンレベルの衝撃ですよ。 6