ベレト
dsg4sak
DONEディミマリの漫画【蝶と芽と】(全26P)・ディミマリ未満
・竪琴の節
・ベレト先生が青獅子学級、ハンネマン先生は学級金鹿の担任の先生です
・マリアンヌの両親の姿を捏造しています
※その他にも捏造やら色々と好き放題なのでなんでも大丈夫な方向けです 26
志山
DONEベレト受webオンリー「あの時、あなたに導かれて」の展示作品。蒼月ルート、結婚後のリンレト。
書庫番になってみたリンと、その働きぶりを見に行く先生の話。
小さな城壁の内側で 秋も深まってきたガルグ=マク大修道院の、とある昼下がり。執務室で大量の書類を相手にするのも疲れてきた。どうにかキリのいいところまで片づけて、ベレトは大きく伸びをした。
そして、険しい顔で身構えている補佐のセテスに声をかける。
「なあ、セテス。息抜きに、ちょっとだけリンハルトの様子を見に行っていいか?」
「それは構わんが……余計に疲れないか?」
「なんで?」
ベレトは首を傾げる。
リンハルトと話すのはとても楽しいし、可愛い寝顔を眺めるのも好きだ。何もしなくても傍にいるだけで癒される。疲れが吹っ飛ぶ。
ベレトにとってリンハルトは最愛の伴侶であり、最高の疲労回復手段だった。だから、いつも仕事の合間に伴侶の惚気話をするのだが、セテスにはかなり不評だった。先ほど身構えていたのも、また『いつもの』が来ると思ってのことだろう。
3141そして、険しい顔で身構えている補佐のセテスに声をかける。
「なあ、セテス。息抜きに、ちょっとだけリンハルトの様子を見に行っていいか?」
「それは構わんが……余計に疲れないか?」
「なんで?」
ベレトは首を傾げる。
リンハルトと話すのはとても楽しいし、可愛い寝顔を眺めるのも好きだ。何もしなくても傍にいるだけで癒される。疲れが吹っ飛ぶ。
ベレトにとってリンハルトは最愛の伴侶であり、最高の疲労回復手段だった。だから、いつも仕事の合間に伴侶の惚気話をするのだが、セテスにはかなり不評だった。先ほど身構えていたのも、また『いつもの』が来ると思ってのことだろう。
征@skt_s
DOODLEシルレスちゃんの子どもたちの妄想らくがきいつも特になにも考えず描いてるんですけど兄弟のどこかにマイクランとレラジェ(シトリー→ベレト→レラジェ)はいるんだろうな~って
赤毛祭りなのは間違いない つよつよ遺伝子ゴーティエ…
リコ(Kio)箱
PROGRESS2021/9/12風花雪月CPなしWEBオンリー用の展示です。(非公開→2022/5/14再公開、その後全体公開しました)
紅花シルヴァンと見守るベレト先生のお話…の、冒頭部分のみです!
少なくてすみません。この続きはいつの日か…!
おシルとゴーティエ兄弟に夢を見ています… 5
WRainbow
DOODLE現パロリンレト夏祭り舞い上がってキスを迫る学生リンハルトとベレト先生の「まだ早い」
女神の塔の台詞より
AU byhardt
Linhardt tried to kiss but Byleth said "Not right now".
Quoted from Goddess tower. 3
Satsuki
MAIKING〇レトユリ。スカウトされたばかりのユーリスと歌を知らないベレト先生。多分続く。210505人喰い燕は歌わない大聖堂の空気が好きだった。士官学校生として初めてガルグ=マクに足を踏み入れた時、空にも届きそうな天井を見上げて、ここが女神様に一番近い場所なのかと感動したものだ。美しいステンドグラスから差し込む光は神秘的で、ああ、家族にも見せてやりてえな、と思った。祈ることはどこででもできる。女神様は全ての祈りに耳を傾けてくださっている。母さんはそう言っていたけれど、大聖堂での祈りは、やはり特別に思えた。
(俺らみたいな悪党の命でも、女神様は……)
ユーリスは祈りを終えると、周囲の視線を振り払うように堂々と胸を張り、灰狼の制服を誇るようにして椅子から立ち上がった。聖堂内にいる司祭の中には、ユーリスの罪状を知るものが少なくない。
3581(俺らみたいな悪党の命でも、女神様は……)
ユーリスは祈りを終えると、周囲の視線を振り払うように堂々と胸を張り、灰狼の制服を誇るようにして椅子から立ち上がった。聖堂内にいる司祭の中には、ユーリスの罪状を知るものが少なくない。
Satsuki
MAIKING〇非童貞のベレト先生がユーリスと交接できない話の続き。支援S後、蒼ルートっぽい。まだ続きます。きみだけだよ2はあ、と大きな溜息が大司教の執務室に虚しく響く。ベレトが羽ペンを置くと、セテスは怒ったような仕草で出来上がった書類を机上で揃える。実際、怒っているのだ。
「何か言うことはあるかね」
「……いや、何もない」
はああ、と今度はセテスがとびきり大きな溜息を吐く。それでももう何も言わずに部屋を出て行ってくれたのはありがたい。午前中いっぱい執務をサボッたせいで、昼食の席で彼に捕まった時はガミガミ叱られながら食事する羽目になったのだ。
ベレトは朝から昼まで、このガルク=マク大修道院を走り回った。しかし、街にも、庭園にも、士官学校にも、おまけにアビスにもユーリスの姿はなかった。狼の牙たちはベレトの問いに首を横に振り、商人たちも首を傾げた。大聖堂にも彼の姿はなく、司祭たちはベレトの姿を見て「今日はどうされたのです?」と訝し気に声をかけてきた。適当にお茶を濁してその場を後にしたが、やはり『大司教』という立場は少々息苦しい。
6090「何か言うことはあるかね」
「……いや、何もない」
はああ、と今度はセテスがとびきり大きな溜息を吐く。それでももう何も言わずに部屋を出て行ってくれたのはありがたい。午前中いっぱい執務をサボッたせいで、昼食の席で彼に捕まった時はガミガミ叱られながら食事する羽目になったのだ。
ベレトは朝から昼まで、このガルク=マク大修道院を走り回った。しかし、街にも、庭園にも、士官学校にも、おまけにアビスにもユーリスの姿はなかった。狼の牙たちはベレトの問いに首を横に振り、商人たちも首を傾げた。大聖堂にも彼の姿はなく、司祭たちはベレトの姿を見て「今日はどうされたのです?」と訝し気に声をかけてきた。適当にお茶を濁してその場を後にしたが、やはり『大司教』という立場は少々息苦しい。
Satsuki
DOODLE〇ベレト先生とユーリス。心臓の話。ドロテアとの支援会話の内容が出てきます。どこかのルートの五年後のいつか。
鼓動「先生、あんた心臓の音を止められるんだってな」
ユーリスはティーカップをソーサーに置くと、いかにも興味津々といった眼差しを隠そうともせずベレトを見つめた。自室でのお茶会はこれで何度目になるだろう。週末に限らず、ベレトはユーリスを食事や茶会に誘うことを躊躇わなくなっていた。自室で彼と過ごす時間は、戦い続きでほんの少しだけ草臥れてしまったベレトの心を癒してくれる。それは、ベレトを温かく包み込んでくれる毛布のような存在だ。かつて自分の傍でいつも見守っていてくれたジェラルトにも似た、大切な人。それがユーリスだった。その彼から飛び出したセリフに、ベレトはふとティーカップを口元で止める。
「心臓の音を……?」
3187ユーリスはティーカップをソーサーに置くと、いかにも興味津々といった眼差しを隠そうともせずベレトを見つめた。自室でのお茶会はこれで何度目になるだろう。週末に限らず、ベレトはユーリスを食事や茶会に誘うことを躊躇わなくなっていた。自室で彼と過ごす時間は、戦い続きでほんの少しだけ草臥れてしまったベレトの心を癒してくれる。それは、ベレトを温かく包み込んでくれる毛布のような存在だ。かつて自分の傍でいつも見守っていてくれたジェラルトにも似た、大切な人。それがユーリスだった。その彼から飛び出したセリフに、ベレトはふとティーカップを口元で止める。
「心臓の音を……?」
k_kuraya
PROGRESSベレトの眷属にならなかったディミレトの幸せについて考えた、二人の約束についてのお話です。転生を含みます。【約束の果てに 2】かつてアドラステア帝国、ファーガス神聖王国、レスター諸侯同盟領、セイロス聖教会の四大勢力によって保たれていた均衡は、フォドラを呑み尽くさんとした大戦火の末に瓦解した。四勢力は国を廃し領と改め区分され、それらを統合して一国とし、フォドラ統一国と名を定めた。
戦火の爪痕は凄まじく、傷を負ったのは目に見えるものばかりではなかった。二度と戻らない命を嘆く人々の慟哭は、フォドラの大地を空を震わせた。彼らは涙に暮れ、身を寄せ合い、何度眠れない夜を過ごしただろう。
そんな彼らの肩を叩いたのは、傲慢磊落なアドラステア皇帝を打倒したまさにその人である。ファーガス神聖王国国王ディミトリは人々から解放王と呼び讃えられ、戦場で縦横無尽に槍を振るったその辣腕を今度は復興と泰平のために奮ったのである。戦争を共に越えた仲間たちも彼らの王を力の限り支え、新しい世のために骨身を惜しまず力を尽くした。
そして、王と足並みを揃え、未来への道を共に作る人がガルグ=マクにもあった。それはフォドラ解放の立役者であり、セイロス教会大司教の座を託されたベレトである。国を引率するものたちのかつての師でも 9041
k_kuraya
DONEベレトの眷属にならなかったディミレトの幸せについて考えた、二人の約束についてのお話です。転生を含みます。【約束の果てに 1−2/2】肌を刺すような冷気に意識を呼び起こされ、ディミトリは酷く重い瞼をとろとろと持ち上げた。次の節に跨がる夜更けのことである。まだ夢心地であるような、霞がかる天井を暫く見上げ、はたはたと音がする方へと目を向ける。はたはたと、青いカーテンが靡いている。窓が――開いている。そこから満点の星空が見え――しかし綿雪が降る不思議な夜だった。窓から入り込んだ雪が床に白く積もっていた。
いつからそうしていたのだろう。開け放たれた窓の前に佇むベレトは静かに夜空を見上げている。
雪明かりに照らされて滑らかな輪郭は陶磁器のように白く、髪の一筋一筋が、エメラルドの瞳がまるで星を孕んだようにキラキラと煌めいている。いつもは黒揃えの衣装を好んで身に着けているが、今夜は雪のような白衣である。群青の裏打ちと金色の刺繍が施された外套は、ディミトリが誂えさせたものだった。
白衣の衣装はニルヴァーナで陣頭指揮を執っていた頃の――大司教として大聖堂に佇んでいた頃の姿を思い起こさせる。ディミトリは彼が時折見せる神秘的な美しさにたびたび目を奪われることがあった。聖書やステンドグラスに描かれた神 6061
k_kuraya
DONEベレトの眷属にならなかったディミレトの幸せについて考えた、二人の約束についてのお話です。転生を含みます。【約束の果てに 1−1/2】澄み渡る青空に白い花が舞うのを、ディミトリはベッドボードに背中を預けながら眺めていた。今年も降雪の季節がやってきた。あの花弁は一枚一枚がとても冷たく、明朝には降り積もってフェルディアを白銀に染めるだろう。
居室の窓は大きな造りで、ベッドの上からでも外の景色がよく見える。暖炉の中の薪がパチパチと乾いた音を立てており、室内はまどろむような温かさがあった。桟に僅かに積もった雪が室温に温められて溶けていく。
冬季が長いファーガスでは毎年早い時期からの冬支度に余念がないが、春の訪れを待たずに凍えて死ぬものも、餓えて死ぬものも、今はいない。民には豪雪でも耐え抜く強固で温かい家があり、温暖な季節の蓄えも十分にある。雪が深く積もれば生活の不自由さは享受しなければならないが、それでもかつてのように貧しさゆえの辛酸を舐めることはもうないのだ。
ディミトリは雪が舞うのをただ静かに見つめている。
ファーガスは元来、王を戴き女神を信仰する騎士の国である。勤勉で清廉、信心深く辛抱強い国民性は、この雪とともに育まれたように思う。だからだろうか、ディミトリは真っ白な雪を見ると 5258