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    マチ

    で@Z977

    DOODLE年越しグマちゃん。一応ひとつ前の『手のひらに愛』の続きの時間軸。単体でも読めます。
    カウントダウン ぎゅうっと手の力を強めると、繋がれたグースの手のひらが呼応するようにぎゅっと力を込めてくれる。手のひらにグースの力が伝わるたびに嬉しくて、おれは何度もそんなことを繰り返していた。だけど意識的な行動をしなくたってグースの手のひらが離れることはなくて、その事実に心があたたかくなって、そうしているうちにグースの手の力がおれより先にきゅっと強くなることもあった。
     ひとつになっているグースとおれの手のひら。
     喜びに弾む気持ちはグースの手のひらにしっかと受け止められている。



     初めてグースと手を繋いだのは、プライベートの外出時に人混みで離れ離れになった直後だった。
     おれを見つけたグースが両腕を広げたのは、もしかしなくてもハグをしようとしたのだろうと今なら思う。けれど当時は――今もグース以外にはそうだけれど――スキンシップに慣れていなくて、戸惑うことしかできなかった。どうするべきかわからずに佇むおれの右手を、グースは優しく微笑んでひと回り大きな手のひらで包んでくれた。反射でぎゅうっと握り返した。正解かはわからなかった。グースは「お前すぐどっか行っちまうから、はぐれないように。な?」と繋がれた手と手を軽く持ち上げた。
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    Fjskro1439

    MOURNING前にちまちま書いた周りから付き合ってるの?ってくらい普段から距離感バグってる付き合ってないふみおせが事故チュー的なハプニングから🩵によくわからない感情のもやもやが発生して🧡と目を合わせられないし、よそよそしくなっちゃうそんなピュアなやつまとめ+α (この後軽いR指定に続きます)
    うちでは珍しく🩵→🧡要素強め。

    ⚠️注意⚠️書きたい所だけ書いたので話が飛び飛びです。
    ◇◇◇


    「おはよう…ございます」
    僕はふみやさんを見ずに言った。
    昨日のアレから正面にふみやさんの顔を見ていない。
    ふみやさんは欠伸をした後、僕の方を見て止まっていた。
    「なに、その距離感」
    ふみやさんが疑問に思うのは僕が物凄く遠くで挨拶をしているから。
    「何でも、ありません」
    「大瀬なんかよそよそしくない?」
    「…気のせいだと思います」
    ふみやさんは朝食を食べる為に席に着く。
    僕も後から席に着いた。
    いつものふみやさんの隣ではなく猿川さんの隣の端の席。
    僕達の不思議な距離感に皆さん揃って苦笑いしていた。


    ◇◇◇


    ふみやさんと距離が開いてしまった。
    気まずいと言うか…目を合わせられなくなった。
    なんでそう言う風に見えるようになったのか分からなくて凄くもやもやする。
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