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    マリノ

    MUNI

    DONEスパ○72パロ/エウルベ、全年齢
    他ユーザー様のアイディアが始まりのパイロットのエウ、整備士ルベのお話です。
    ブフ様も多く喋ります。
    引き続き、ふんわり設定でお楽しみください。
    ※時系列(過去から順に)
    ▶︎「「合うわけ」」
     蒼い流星
    「「合うわけ」」戦場では、共に戦い抜こうと誓ったはずの仲間達の命も呆気なく散っていく。

    平穏とは程遠いこんな世界で死は珍しいものでも何でもなく、
    最早隣人のような存在ですらある。
    どんな実力者であろうともほんの些細な油断、慢心、不運……
    自らの手でコントロールすることは叶わないような理不尽で命を落とすこともあるだろう。
    最前線に立つ者たちであればそれは至極当然であるし、
    軍事拠点に籍を置く以上はオペレーターや整備士のような非戦闘員であってもソレは他人事などではない。

    エースパイロットとして最前線で活躍を続けているエウリノームも、
    これまで数えきれないほどの別れを経験してきた。
    優秀な戦果を評価され昇進していく彼を妬んで一方的にライバル視してきた元上官、仲良くしてくれと頼んでもいないのに馴れ馴れしく声をかけてきた同期、多くの戦場を共に乗り越えて来た戦友、弟子にしてほしいとキラキラとした瞳でずっと後ろを着いてきた後輩、世話になっていた整備班の親父さん……
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    あつあげ

    MOURNINGあまりの暑さで、設定が夏になったRPG風の短編。
    一泊二日の中世風ファンタジー。約4000字です。
    長文乱文駄文で失礼します。興味があればどうぞ。

    ゲーム「マシンナイト」に感化されて昔ウディタで自作したRPGが元。
    (しょぼいけど)完成させたが、いらないデータと一緒に誤って消した。
    後日、修正しようとした時に気付いて泣いた。

    データつくるのが面倒で省いた箇所も加筆してみたよ。
    かぎたん    *  1  *

     どこかの世界の、最果ての農村サイハテ村。
     ある夏の朝。村外れにある大きな家。
     そこに一人の少年が帰省した。彼は玄関の前で、手紙を見つめていた。
    「キースへ
     この手紙を読んでいるという事は、また鍵を忘れて帰って来たのね(母より)」

     時は少しだけ遡る。
     スペアの鍵を鉢植えの下に隠しておいたはずと、たかをくくっていた少年。慣れた手つきで鉢を持ち上げるが「無い!」
     代わりに置き手紙があった。滲んだインクには母のうんざりも滲み出ていた。

     鍵を忘れがちな少年が、この物語の主人公キースである。学園都市で剣術を専攻する剣士のたまご。人としてもヒヨッコ。家の鍵をまた宿舎に置きっぱなしにして、忘れてきたのだ。
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