マルコ
John
SPUR MEサチマル続きました。マルコの飾りが金属製でないのは重々承知なのですが、夢を見ています。アンクレット渡すのって、外国では求婚だったりするそうですね。素敵。
Golden Eye金の瞳
「許可しねぇって言ってんだろォ──、海楼石の銃弾は、普通の人間ならともかく能力者の自己再生を著しく低下させる…おめぇでも変わらねぇよ──、動き回らず医務室内で大人しくしてやがれ──」
「けど!……んぎっ!」
寝台に括り付けられているのは、不死鳥マルコの胴体である。サッチに一言詫びたいと包帯に巻かれた羽をしっちゃかめっちゃかに、ばたつかせてまで医務室を飛び出そうとする弟を、どうにか寝台にシーツで括り付けたのは力自慢の兄達の仕事だった。
「落ち着け、マルコ。おまえだってまだ万全じゃねぇんだ!自分の身体をまず治せ、サッチもそれくらい分かってる!」
「そうだ、それにおめぇ…その状態でサッチにどうするつもりだ?再生の炎分け与えようってのか?」
10755「許可しねぇって言ってんだろォ──、海楼石の銃弾は、普通の人間ならともかく能力者の自己再生を著しく低下させる…おめぇでも変わらねぇよ──、動き回らず医務室内で大人しくしてやがれ──」
「けど!……んぎっ!」
寝台に括り付けられているのは、不死鳥マルコの胴体である。サッチに一言詫びたいと包帯に巻かれた羽をしっちゃかめっちゃかに、ばたつかせてまで医務室を飛び出そうとする弟を、どうにか寝台にシーツで括り付けたのは力自慢の兄達の仕事だった。
「落ち着け、マルコ。おまえだってまだ万全じゃねぇんだ!自分の身体をまず治せ、サッチもそれくらい分かってる!」
「そうだ、それにおめぇ…その状態でサッチにどうするつもりだ?再生の炎分け与えようってのか?」
John
SPUR MEサチマル続きました。マルコの過去捏造してます、今更です。
トラウマ表現あります。
クラウンベッチ…鳥が口にすると毒になる植物
Silver Knife銀のナイフ
ずっと、広い屋敷の狭い鳥籠に飼われていた。
餌は、豆。
床板から柵に至るまで、全て海楼石の練り込まれた特注の籠は金で作られていて。鎖にこそ繋がれてはいなかったが、ずっと自分でも生きているのか死んでいるのか分からなくなる境界をゆらゆらと漂っていて。
時折、余興という下らない名目の為に血を流す度、与えられる痛みにそういえば生きているのだとぼんやり思い返したりしてもいた。
人間の心は、身体よりも先に死んでいく。後になってから理解した。
─── おまえ、生きていてぇか?
その言葉も、ただぼんやりと聞いていた。
漠然と、屋敷の中で繰り広げられる一方的な暴力を多分床板に伏せったまま眺めていたので、視界は正しくは真横になっていたかと思われる。差し出される掌が、自分に差し出されているのも不思議で、大きな男が口にした言葉も不思議で。次にその刃物が向けられるのは自分だと思っていただけに、言葉も出て来なかった。
11426ずっと、広い屋敷の狭い鳥籠に飼われていた。
餌は、豆。
床板から柵に至るまで、全て海楼石の練り込まれた特注の籠は金で作られていて。鎖にこそ繋がれてはいなかったが、ずっと自分でも生きているのか死んでいるのか分からなくなる境界をゆらゆらと漂っていて。
時折、余興という下らない名目の為に血を流す度、与えられる痛みにそういえば生きているのだとぼんやり思い返したりしてもいた。
人間の心は、身体よりも先に死んでいく。後になってから理解した。
─── おまえ、生きていてぇか?
その言葉も、ただぼんやりと聞いていた。
漠然と、屋敷の中で繰り広げられる一方的な暴力を多分床板に伏せったまま眺めていたので、視界は正しくは真横になっていたかと思われる。差し出される掌が、自分に差し出されているのも不思議で、大きな男が口にした言葉も不思議で。次にその刃物が向けられるのは自分だと思っていただけに、言葉も出て来なかった。
John
SPUR MEサチマル19歳になってました。サッチは基本的にロマンチストでいたいリアリストですし、マルコはリアリストに徹したいロマンチストです。今更ですが各章の英語はいいかげんです。多分複数形だと思います。※マルサチのような表現がありますが、サチマルです。
拍手ありがとうございます、励みになります。
Crimson Memory紅の記憶
偉大なる航路に、こんな人魚姫の伝説がある。
実際にいる種族とは違う、伝説の中での人魚は海の上で暮らすことが出来ない存在だ。これをかつての世界で人魚というものは決して水中以外では生息することが出来ず、陸に焦がれて今の様に進化したのだという説を信じる学者も少なくない。
信憑性は兎も角として、人魚姫の伝説の話自体は陸の人間に叶わぬ恋をした人魚が魔女と契約をして人間の脚を手に入れる。
代償は美しい声で、歩く度に焦がれて手に入れた足は割れたガラスの上を素足で踏むような鋭い痛みが襲うという凄まじいものなのに、無謀なその恋は結局王子の心を手に入れられず、結局は人魚が海の泡から空の大気となって終わるらしい。
14554偉大なる航路に、こんな人魚姫の伝説がある。
実際にいる種族とは違う、伝説の中での人魚は海の上で暮らすことが出来ない存在だ。これをかつての世界で人魚というものは決して水中以外では生息することが出来ず、陸に焦がれて今の様に進化したのだという説を信じる学者も少なくない。
信憑性は兎も角として、人魚姫の伝説の話自体は陸の人間に叶わぬ恋をした人魚が魔女と契約をして人間の脚を手に入れる。
代償は美しい声で、歩く度に焦がれて手に入れた足は割れたガラスの上を素足で踏むような鋭い痛みが襲うという凄まじいものなのに、無謀なその恋は結局王子の心を手に入れられず、結局は人魚が海の泡から空の大気となって終わるらしい。
John
SPUR MEサチマル続きました。マルコが何故サッチから離れたのか。理由は次回以降に持ち越しです。サッチ同様、悶々として下さい。入りきらなかったとかそんな。※サッチが娼館で女性を買う描写があります。 11868
まるこ
TRAININGr-18Gで自殺しようとしてジャンに止められるライナー(19×21)を描きました!r-18Gマルコやないかい‼️👊というツッコミが来そうですが、お題を見て流れた映像がこのような感じでした。PTSDナ〜がジャンに解放されて寛解していく話はいつかちゃんと描いて、出来るなら本にしたい…
色んな場所や人がトリガーとなってフラバを起こして精神的に摩耗してそう。
9/10 加筆 5
John
SPUR MEサチマル続きました。17歳編スタートです。サッチもマルコにも、二人にも思春期と反抗期と諸々があったかと思うと滾りますね。
Dull Sigh鈍色の溜息
ソースはコックにとっての命だ。
一流の料理人ともなれば、自分だけのオリジナルの調理法を確立している。包丁は魂であり、炎は生涯を共にする伴侶だという。とにかく、門外不出のソースの味は師匠と弟子の関係にあったとしても決して教えないという。文献に残すことも、口頭で伝えることもない。
では、歴代の名料理人達が作り上げたソースは、その料理人の死と共に消え失せてしまうのか?
ところが、それらの素晴らしい調理法は今でも数々の伝説と共に確かに伝えられているのである。まるで、川を辿れば全ていつかはひとつの海に注ぐ流れの様に───。
テーブルの上に、置かれた大皿の料理の数々。
モビーディック号は海賊船だ。輸送船でもなければ、海上のレストランでもない。フルコースがタイミングよく前菜、スープ魚料理───等、一品一品供されるわけでもなければ、基本的に作り上げられた料理を大皿から好きなだけ個人の皿に取り分けて好きなように片付ける(言い方はあれだが、食べるとするよりは正しく的確だ)ようになっている。
11427ソースはコックにとっての命だ。
一流の料理人ともなれば、自分だけのオリジナルの調理法を確立している。包丁は魂であり、炎は生涯を共にする伴侶だという。とにかく、門外不出のソースの味は師匠と弟子の関係にあったとしても決して教えないという。文献に残すことも、口頭で伝えることもない。
では、歴代の名料理人達が作り上げたソースは、その料理人の死と共に消え失せてしまうのか?
ところが、それらの素晴らしい調理法は今でも数々の伝説と共に確かに伝えられているのである。まるで、川を辿れば全ていつかはひとつの海に注ぐ流れの様に───。
テーブルの上に、置かれた大皿の料理の数々。
モビーディック号は海賊船だ。輸送船でもなければ、海上のレストランでもない。フルコースがタイミングよく前菜、スープ魚料理───等、一品一品供されるわけでもなければ、基本的に作り上げられた料理を大皿から好きなだけ個人の皿に取り分けて好きなように片付ける(言い方はあれだが、食べるとするよりは正しく的確だ)ようになっている。
まいか
DOODLE⚠️ 【流血・負傷注意】落とし前戦争捏造2年後のマルコが完全に鳥形態になっても眼鏡掛けたままなのは不可逆的な視力低下による云々なのではないかという妄想はずっとしてるんですけど、ティの者(妙な呼び方すな)にヤミヤミ発動下で目を切り裂かれてオート再生しなくて、その状態で仲間に分け与えた再生の炎を維持して治癒を後回しにしたから網膜の動脈閉塞によるダメージが残ってしまった的な…人の心?そこになければ略
waka_TOV
MOURNINGちょっとえらいポジションのリーマンコノ(40)×短期コンビニアルバイターのチャ(26)から始まるコノチャの現パロの設定(私だけが楽しい幻覚)(ちょっとだけハイ→ノイもある)短期夜勤アルバイターチャ(26)と会社勤め(ちょっと偉い人)のコノ(40)
チャンドラ(26)
現在フリーランスのブログラマー。
学生時代にコンビニバイト経験あり。
大学卒業と当時にプログラミングの会社に就職するけどドブラック過ぎて早期退職(連合……)。
持ち前の器用さとコミュ力でフリーランスでもちゃんと食べて行けるぐらいには稼げているが、雇われ店長やってるトノムラに泣きつかれて半年だけコンビニでバイトすることに(※この後雇われ店長トノムラは無事に逃げ出すから安心してほしい)
主に週1~3勤務の深夜勤(24~7時まで?)。
本業に余裕があればたまに朝ちょっと居残ったり、夜(19時~)とかも入っていたりする。やさしい。
3544チャンドラ(26)
現在フリーランスのブログラマー。
学生時代にコンビニバイト経験あり。
大学卒業と当時にプログラミングの会社に就職するけどドブラック過ぎて早期退職(連合……)。
持ち前の器用さとコミュ力でフリーランスでもちゃんと食べて行けるぐらいには稼げているが、雇われ店長やってるトノムラに泣きつかれて半年だけコンビニでバイトすることに(※この後雇われ店長トノムラは無事に逃げ出すから安心してほしい)
主に週1~3勤務の深夜勤(24~7時まで?)。
本業に余裕があればたまに朝ちょっと居残ったり、夜(19時~)とかも入っていたりする。やさしい。
だうめ
SPUR ME10月27日のCOMIC CITY SPARK 19 鬼奇怪会 2 申し込んでます!今回はなんとまるこげ草のはるたさん(https://x.com/harutanbo)と参戦予定です!!!
父水プチも申し込んでみたけどどうだろ!?!?という感じです!!!
↓↓
スペース出ました!
【西4ホール デ42b】です!!!!!!!!
おきじ
DOODLEネタを色々描いてて、ペロスペロー描いたことなかったから、なんとなくで描いたらなんか可愛かったので🍭この後ちゃんと資料みて描くから、ごめんよペロス兄。ワノ国でマルコとペロス兄、昔会ってたみたいな発言してたので詳しく知りたいな。
Hinamiyazu
INFO世界のコンフォーマルコーティング産業調査、規模、成長、トレンドレポート、シェア、トップメーカー、洞察分析、2024-2036年予測調査レポート全文はこちらからご覧いただけます:
https://www.sdki.jp/reports/conformal-coatings-market/110958
_inFiniydreameR
MEMOねむすぎるがこういうのから始まるこーばるがみたい
バルディ先生が、倒れた。
いきなりのことに感情の整理もつかず、気づいたら私は病院のベッドで眠るバルディ先生の傍らにいた。
60いきなりのことに感情の整理もつかず、気づいたら私は病院のベッドで眠るバルディ先生の傍らにいた。
choriko
INFOMP44で発行したコヴェ本サンプル通販はこちらから→https://order.pico2.jp/choriko/
ツイッターでUPしていた絵+描き下ろし
A5/68P
ツイッターUP分はポイピクの「さわマルコヴェ展示①~④」を再録 8
牛乳🥛
DOODLE貴 同人誌サンプル『ズッ友』
●マルコ×貴公子+@/映画本編後のギャグ本
●全年齢向け/漫画18p/A5/¥200
●2024/6/1 MP43発行
●通販あり(6/15~レカペ5再開)
https://omsrhb.booth.pm/ 4
tannsui_kabus
DONEマルコ誕生日用当然のように同棲マルアキ
Buon Compleanno!5月1日
誕生日というものは誰にでも平等にやってくる。人によってはその特定の日が1年に1回巡ってくるわけではないけど、それでも平等に年を取るのは変わらないのだ。とはいえ1歳年を取ったとて、朝起きた時の景色が変わるわけではない。
平日のど真ん中、円子令司はベッドに寝転んだまま、テーブルの上の時計を見上げた。まだギリギリ午前と呼べるような時間帯。個人事業主の良いところは、仕事の進捗さえ間に合えばある程度日程に融通が利くところだろう。なんとなく、マルコは今日と明日をフリーにしていた。世間はゴールデウィークのただ中なので、さしたる不都合もなかった。一瞬昼過ぎまで寝てようかという考えが頭を過るが、思い直して起き上がる。スリッパをすべらせるようにして歩きながらダイニングに向かうと、テーブルの上にラップをかけられた味噌汁とハムエッグの乗った皿がおいてあった。
2819誕生日というものは誰にでも平等にやってくる。人によってはその特定の日が1年に1回巡ってくるわけではないけど、それでも平等に年を取るのは変わらないのだ。とはいえ1歳年を取ったとて、朝起きた時の景色が変わるわけではない。
平日のど真ん中、円子令司はベッドに寝転んだまま、テーブルの上の時計を見上げた。まだギリギリ午前と呼べるような時間帯。個人事業主の良いところは、仕事の進捗さえ間に合えばある程度日程に融通が利くところだろう。なんとなく、マルコは今日と明日をフリーにしていた。世間はゴールデウィークのただ中なので、さしたる不都合もなかった。一瞬昼過ぎまで寝てようかという考えが頭を過るが、思い直して起き上がる。スリッパをすべらせるようにして歩きながらダイニングに向かうと、テーブルの上にラップをかけられた味噌汁とハムエッグの乗った皿がおいてあった。