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    YOI_heys

    DONEアラフォー×アラサーのヴィク勇夫婦の話(日本に住んでます)
    短髪オジフォロフと料理する勇利くんが書きたかった。
    私が簡単庶民向けメニューしか作らない人なので、推したちにしょぼい夕飯メニューを食べさせてスマヌと反省してます
    【ヴィク勇】短髪オジフォロフのフクースナー!「よし」

    僕はエプロンの紐をきゅっと締めると、冷蔵庫から食材を取り出した。
    今夜はナスとピーマンと鶏ひき肉のオイスターソース炒めと、豆腐と野沢菜の白和えに、中華風スープを作る予定だ。

    まずナスとピーマンを食べやすいサイズにカットし、さっと素揚げしておく。素揚げは急いでご飯の支度をしなければならない時にはやらないけど、この方が野菜の色が鮮やかになるだけでなく、ナスはとろとろ感が増すしピーマンも甘味が増すので、時間にゆとりがある時にはやるようにしている。
    肉は合い挽き肉の方がこってりとして美味しいんだけど、素揚げで油を使っているため、カロリーを少しでも抑えるために鶏ひき肉を使う。
    素揚げが済んだらフライパンにごま油を引いて、挽肉をよく炒める。そこに素揚げしたナスとピーマンを加えてざっと炒めたら、軽く塩こしょうをしてほんのちょこっとだけ鶏ガラスープを水で溶いたものを掛けて炒めたら、仕上げにオイスターソースを一回しして、食材全体にほどよく絡ませたら完成。オイスターソースの芳ばしい香りに早くも白米が恋しくなる。
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    motomura_3

    PROGRESS2022/02/20新刊予定『ルークが「うまーい!」するだけの本』(仮題)サンプルです。
    タイトルどおりルークが諸君と一緒にひたすらご飯を食べるだけの本です。本当にひたすら食べるだけなので事件等は一切起きません。
    約3千字程度の話を数本の短編集です。今のところ20Pくらいの見込み。

    ※モデルにした店舗やメニューはありますが、現実と異なる描写や捏造を多く含みます。
    ルークが「うまーい!」するだけの本(仮題) リカルド共和国、首都エリントン。ルークは疲れた体を引きずりながら我が家の扉を開けた。
    「ただいま〜、今日も疲れたなあ」
    「おう、おかえり」
     家主の帰宅にリビングから顔を覗かせたのはアーロンだ。キズナ計画を阻止した後、エリントンの病院に姉のアラナが入院している間、相棒の家で世話になっている。「テメエの家よこせや」などと大きな口を叩いた割に、居候としての立場はわきまえているようだ。
    「メシどうすんだ」
     言葉少ななために聞く者によっては誤解しかねない発言だが、これはルークに疲れた体を押して今から作れと強制しているわけではない。冷蔵庫に食材はあるので、日によってはアーロンが豪快な料理を作ってくれることもあった。この問いかけは、やや食道楽の気があるルークにその日の気分を尋ねているのだ。
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