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    ローグ

    1000kobari

    DONE初めてライジャン書いてみました。
    本編軸。時系列としては、トロスト区攻防戦(マルコ死亡)後〜第57回壁外調査(初・女型の巨人戦)前と4年後とをライナーのモノローグで行ったり来たりという感じのお話です。
    致してる場面がありますが直接的描写はないので全年齢扱いとしています。
    いつかの夜、グレイプニルが解けるまで ――手だ。声をかけたのはそれが理由だった。
     あれは、いつの事だったか。記憶が朧気なのは、すでに余程の昔になっているということなのか。それともこの身を巨きく変えた弊害が今更になって表れたのか、はたまた無意識に〝分裂先に移動していた〟からか。
     いずれにせよ。ちらつく明かりを受け輪郭を際立たせたその手だけは、ひどく印象に残っていた。付随してぱちぱちと小さな破裂音が耳を訪れる。この世に音とはそれしかないと勘違いできそうなくらい、その場が静かなことを意外に思った気がする。
     ああ、火だ。火を、焚いていた。
     夜だ。そう、夜だった。いつだかの、遠い夜の出来事。
     影を揺らし空間に浮かび上がる細く長い指は、その下の骨の形を見るに女のものではない。手首の方へ視線は一度下り、肘の部分で折り返して肩へと向かう。その際に盾と交差する翼のエンブレムが過ぎった。
    10014

    syunkyo_t

    MOURNINGマニクロ・アマラエンド後、妄想与太話。
    魔界で暮らす人修羅が、閣下からタイトル通りの指令を受ける、プロローグ。
    世界観・キャラ共に、ゲームにはない設定があります。ご注意ください。

    【注意】
    ※完結できる自信がないので、中途で終わっても許せる方だけお読み下さい。
    ※今回は、ライドウの出番なし。続けば、ライ修羅になる予定。
    ※ルイ→修羅っぽい表現あり
    ※色々下品
    混沌王ちゃまのハニートラップ大作戦(仮) 1


     厄介ごとが、歩いてやってきた……。
     金髪碧眼の堕天使が、似つかわしくない満面の笑みで現れた瞬間から、これから降り注ぐであろう災難に人修羅は身構えた。生憎、この手の嫌な予感は外れた試しがない。

     悪魔に身を窶して数十年。魔王ルシファーから暴投される、無茶振りと理不尽には辟易していた。
     数え上げればキリがない……「天使三万の軍団を、ボルテクス界から連れ添う仲魔のみで殲滅しろ」だの、「敵方につく歴史上名のある英雄たちを、表舞台に出る前に暗殺しろ」だの、「カオス勢のプロモーション活動の一環として、異世界へ赴き爪痕を残してこい」だの……。気乗りしない殺戮、破壊、蹂躙、エトセトラ。それらすべてを悪態と舌打ち一つで了承し、遂行してきた自分は本当に偉いと思う。
    7508

    抜歯しようか

    MOURNING13巻114話で「人並外れた英雄どうし最大の理解者だったのかも云々」というモノローグ、あれ、ちょっと強引すぎないか?と思ったので、自分なりに彼らが相互理解の関係たり得た要素、納得のいく解釈を考えてみたというやつです。
    正成は忠義混沌共に100じゃないとtkujと相互理解の関係に至ることは出来なかったという話 まず、忠義と混沌って属性としては対極に位置するもので、それがどちらもカンストの状態で存在している歪さ。この相反する二つの属性が一人の人間の構成要素として矛盾なく成立しているということが、尊氏と正成の共通点、ひいては相互理解への一助たり得ているわけです。参考までに、直義は忠義100、混沌48、玄蕃は混沌84、忠義18であり、忠義値が高い場合は混沌が低く、逆もまた然りである。その他のキャラもここまで如実な差でないにしろ、どちらかが高ければどちらかが低いというデータになっている。
     でもこれには例外がいて、それがなんと師直なんですよ。師直って忠義93の混沌98で、どっちも90台なんだよ驚いたことに。尊氏と相互理解の関係に及ぶことの出来なかった師直がなんでって感じなんだけど、これにもちゃんとした説明が付けられて、それはずばり、どちらが人格の基盤になっているかにある。
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