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    一人称

    rabimomo

    DOODLE月鯉全年齢小ネタ
    シブに投げるほどではないのでポイっとな
    ギャグとか軽いノリを書くのが下手すぎでしたね…

    概要はこんな感じ

    ・ゆるふわ樺太道中(往路)
    ・月島一人称でひたすら会話シーンなのでだいぶ疲れる構成
    ・付き合っていない月鯉
    ・付き合ってないし全年齢だけど発言がいちいち怪しい
    ・杉元が気の毒過ぎた
    ・常識人…?第七師団の良心…???
    ・あな救しなさそうな軍曹
    付き合ってない月鯉「月島軍曹って面食いだよね」

     唐突に投げられた言葉に、無意識のうちに眉間に力が入った。顔を上げれば、この旅路で見慣れた傷のある男の顔がある。
    「――藪から棒になんだ。そもそも俺は面食いではないぞ」
     一体この男は何を言い出すというのか。別に俺は、懇意にする相手の美醜にこだわった覚えはない。――確かに、ちよは愛らしい女性だったが、見た目の良さで彼女に惹かれたわけでは断じてない。
    「そぉお? じゃあ、鯉登少尉のどこがいいの? あのボンボン、顔くらいしかいいとこないと思うけど?」
    「ハァ?」
     杉元の口から飛び出したとんでもない一言に、俺は目を見開いた。
     俺と。鯉登少尉が。そういう関係に見えるとでも言うのか? 見える訳はないだろう? ……見えるのか? まさかそんなはずはないだろう?
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    青汁苦瓜

    DONEパッチ5.5までのネタバレと死ネタが少しだけあります。
    うっすら両思い時空かもしれないなんかそんな感じのアイ光♂話。

    光を男性想定で書いていますが、名前と一人称と種族を明確にはしていないので、
    性別はどちらでも読めるかもしれないです。
    馬酔木/アイ光♂ 帝国とエオルゼア・東方連合との戦いが長期化する中、属州が次々に決起し、辛くも勝利が見え始めた頃、突如としてそれは起こった。大気の揺らぎと共に、自身の中のエーテルが腐り落ちるような感覚に思わず膝を付く。鼓膜に焼き付いて離れないほど絶えず鳴り響いていた爆発音や剣撃の音は、不気味な程に静まり返っていた。
     辺りを見渡せば、敵味方関係なく地に倒れ伏し、同じように膝をついた者も呆気なく力を失う。先ほどまで殺し合いをしていたはずの戦場は、今や立っている者はいない有様だ。荒くなる呼吸を整えようとするたび、エーテルが抜け落ちる。
     どさりと後ろから音が聞こえ、咄嗟に振り向けば、冒険者がうつ伏せで倒れていた。弱々しく震える体をどうにかひっくり返し、顔を見れば、悲しみややり切れなさをないまぜにした瞳がこちらを見上げ、弱々しく差し伸ばされた手を、アイメリクは両手で包み込む。
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    bach_otamama

    CAN’T MAKEシェンウーとヴリトラ。東方イベの2年くらい前の時間軸。
    生産ラインはチユヴリも好きです。
    シェンヴリ……の手前。軽い接触があります。
    なんかこう、お互いのことを良く知っていて隣にいるって関係が好きでして
    あと、毒姫概念のヴリトラめっちゃ刺さりました。
    タイトルはラテン語で「私が触れる」です。一人称単数なので、この一語でも確か「私が触れる」という意味になるはず……多分。
    tango 家臣が肖像画を差し出す。絵の中の娘は微笑み、ふくよかな体をゆったりとした服に包んでいる。
    「これは?」
    「ご紹介をいただきました。多くの子をなす家系の娘です」
    別の肖像画ではほっそりとたおやかな娘が艶やかに微笑んでいる。
    「この娘は、近隣でも美しいと評判だそうです」
    「シェンウー様、クルマ様はまだ幼いのです。もしまた流行り病が起きれば……」
    シェンウーの父はすでに亡く、先だっての流行り病で亡くなった後妻との間にもクルマしか子がいなかった。継母の葬儀を終えたばかりとはいえ早く妻を娶り、子をなしてほしいという家臣の気持ちはわかる。分家もあるとはいえ、直系の方がより継承の儀の成功率が高い。しかし、まだ亡きひとの面影がシェンウーの胸の奥には宿っている。
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    朧気(おぼろげ)

    MOURNING離人感が強く現実感が持てない部長♂が笙悟と出会って好きになり勢い余って告白する一人称文。笙悟の影が薄い。

    R-18笙主♂漫画のプロットとして書いたもの。
    漫画も描き進めているもプロットとは違った感じになりそうだったので供養。
    プロットだし分かればいいやと雰囲気重視で書いたのでなにもかもメチャクチャです。すみません。
    続きのR-18部分は恥ずかしかったので載せてせてないです…。
    笙主♂プロット膜が包んでいる。
    それは俺をこの世界から隔離していた。
    すりガラスのような膜は全てを遠くのものにさせた。

    皆と話しているのに自分が話しているように感じられない。
    ご飯を食べているのに自分が食べているように感じられない。

    膜越しに見る皆の顔はぼんやりしている。
    話す言葉は質の悪いスピーカーから漏れ出てるようにくぐもって聞こえ、現実感に欠けた。

    ただこれでもちゃんと感情はある。
    困っている皆を見ると胸が痛むし、共感だってできる。
    だけどこれは別の人が感じているもので自分のものではないような変な感覚が同時につきまとった。


    あのときだってそうだった。
    入学式から逃げ出してほどなくデジヘッド達に追われていたとき。
    周りの景色は曇り、アリアの声もエコーがかかっていて全てが他人の出来事のように感じられた。
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