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    三次創作

    水鏡零

    PROGRESS【PSZの三次創作小説:2】
    前回の続きですね
    この後はどっかに供養すると思います
    これ以上を載せるためには、本編的なモノを置かないといけないじゃないですか
    そこまでオープンハートではないので、需要があったら別の場所で
    マザーとの一件で月の技術が地球へと流れてきたら、転送技術や移動技術も進歩するんじゃないかなっていうのが思うにあるんですよね
    対峙したのはレーヴェちゃんじゃないです
    轟音となって空から隕石のようにそれは降ってくる。
    街の外壁を狙い、降下した機体からレーザーが解き放たれだした。
    「前衛はひるむなっ!止まればこちらの負けだと思えっ!」
    「いくぜっ!」
    怒涛となって人々が動き、無機質な人を模ったエネミーへと武器を振りかざしてゆく。
    外壁を守るようにテクニックを放つ人々は、その場に踏み込み雨のように降り注ぐ攻撃をしのいでいた。

    それらをかいくぐるように白い一点が動き、人々を援護するかのようにエネミーへと突風が突き立てられる。

    音を立てて破壊された破片が飛び散り壁や地面へと突き刺さるが、それに構わず白い一点は動きを止めない。

    その一点を追うように動く二つの影が輝き、背後から襲おうとしたエネミーを破壊する。

    押され気味だった人々の流れが変わり、だんだんとエネミーを後退させだした。

    それでも上空から降り注ぐエネミー達は数を減らすことはない。

    「恐らく。どこかに指示塔がいるはずかとっ!」
    「それがどれかなんて、考えてはいられんな・・・・」
    黒いボディのキャストが太刀を構え直し、前方から迫るエネミーを切り払うように走る。
    隣では軽々とエネミーを飛び越え、 9060

    水鏡零

    PROGRESS【PSZの三次創作小説:1】
    何言ってるかわからないかもしれないけれど、昔昔あるところにPSZの三次創作を書いている人がココにいました
    で。たぶんゲーム知らない人も知ってる人も「お前大丈夫か」状態ですが、あえてのせてみました
    大まかに説明すると「主人公たちが月に行く前に実はとあるシティから実験体としてヒューマンが連れ去られていて暮らしていたけどクーデターが月であって逃げた」っていう設定
    銃声と怒声が飛び交う中、僕たちは走り続けていた。
    後方へと振り返れば、仲間たちが追いかけてくる敵を食い止めてくれている。
    「ここはもう持ちません!早く!」
    「隊長!お怪我をっ!」
    「構わん!早くこの子たちを一刻も早く!」
    隣で両剣を構え、敵の銃弾を弾いてくれる先生。
    その横では、ためらうことなく銃の引き金をひく小さな少女。
    「この通路を抜ければ、すぐだっ!みんな、行くぞっ!」
    「はいっ!!」
    「絶対にっ!生き残れよっ!」
    自信に満ち溢れた恩師の笑顔が、痛々しくも感じる。
    手に持った頼り気のない武器でさえも、今は性能を信じるしか希望は無い。

    ただ無心に

    ただ生き残ることを胸に

    足を撃ち抜かれた少年が、悲鳴をあげて倒れ込む。
    助け起こそうとすれば、彼は手を振り払って顔だけをあげる。
    「兄さんっ!早く行ってくださいっ!」
    彼は足を押さえながら立ち上がると、カベに手を当てて力任せに鉄板を前方へと投げる。
    轟音と共に敵にあたり、更にそれを踏み越える様に新手がやってきた。
    とっさに駆け寄ろうとすれば、師が腕をつかみ、涙さえ流す暇もあたえず走り出す。
    背中で銃声が響き、それでも彼の戦う声が響い 5676

    sakatori

    MEMOWT 村たぬ(穂半)
    アクスタ企画用に書いた小話の再録です。鈍足さんの昔話をイメージした小話(三次創作)です。
    素晴らしき元ネタ: https://min.togetter.com/VyIMJyV
    (全体公開 2021年4月24日)
    アクスタ企画用村たぬ(穂半)「伸びてきたな爪が」
     縁側でまどろんでいると男の声が聞こえた。床の上に放り出した自分の手足を見ての言葉だというのはすぐに分かったが、少年は黙って目を細めた。返事をする代わりに欠伸を漏らす。
     男に指摘されて初めて、今まで指先など気にせず過ごしていたことに少年は気づいた。以前は大半を野性の姿で過ごしていたからだ。それに爪なんて自然に削れるし、伸びたら折れたり剥がれたりするものだという認識しかなかった。
     男は少年に寄り添うように座り、その小さな手を取った。春の日差しのような温もりが掌に接する。水でも触っていたのか、それとも何か作業をして汗をかいたのか、その大きな手は湿り気を帯びていた。
     感情の抑揚が少ない男の切れ長がじっと少年の手を見つめている。同い年の仲間より小柄であるという自覚はあったが、男の手と比べると大人と子供のような差がある。年齢はそれほど変わらないにもかかわらずだ。そんな一回り半ほど小さな手を握った彼は飽きもせずにじっと見ている。
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    ParAI_t

    DONEmelty rule / クロアス

    バレンタインデーがあるなら当然ホワイトデーもあるよなァ!?ってノリで書いた、スケブ三次創作の「とろけるような」の続編というかアンサーみたいなもの。
    なんか前回のかっこいいビス殿が消えてしまったような気がするけど、まぁ溶けてるから仕方ないよね←
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    レースを終えたアステルは本日の報告書を提出するために、クロービスの執務室を訪れていた。

    「わぁ、こんなにいただいていいんですか?」
    「三倍にするものらしいのでね」
    「ふふっ、実は全部気になってたので、すごく嬉しいです!」

    渡された袋の中身は説明するまでもなかった。バレンタインにアステルが一つを決めるのに時間を要した店のチョコレートの詰め合わせだ。想定通りの反応を得て、クロービスは満足げに口元を緩める。

    「開けてもいいですか……?」
    「少しは堪え性というものを身に付けたまえ」
    「ダメですか?」
    「……君にやったものだ。好きにすればいいだろう」

    弱さを自覚している瞳が無邪気に向けられて、クロービスは早々に抵抗を放棄した。購入時に「過剰に甘やかしていないか」、午後の始業時に「渡す時間が早いのではないか」と問いかけた自分は実に正しかったと 1151