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    冥界

    Yako_san8

    DONE★hadesweekly一回目お題・My first…/初めての…
    冥界王子淡い初(失)恋か~ら~の~、死神が何かを察する小話です。王子と死神はなんだかんだ付き合いの長い親友同士という感じ。お題なので3000字以内のライトな感じを目指したのですが、ちょっとオーバーしました。切れのいい短編が書けるようになりたいです。そしてお題に沿えているのか不安になってきました。ファイトォ!
    魂の片割れ 深い緑に囲まれた地を疾走する影があった。深紅の衣をひらめかせ軽快に駆け抜ける。弾む息と踏みしめた地に刻まれた燃え盛る足裏の熱の残照とが、久遠の楽土を彩る何よりも生命の輝きに満ちていた。

     年経た石造りの橋を渡り新たな区画に足を踏み入れたその影は、かすかに風に乗って届いた控え目な声に顔を上げると歩みを止める。そして再び、今度はゆったりとした足取りで進み出した。最近とみに絆を深めた友人達の元へと。
     柔らかな草地を過ぎてひび割れた石の階段に足をかけ、数段上がったところでようやく談笑している二人の姿が目に映る。―刹那、影は息を呑んで立ち止まった。

    「ザグレウス?」
     立ち竦む影に気付いた金の髪の男が少し驚いた風に目を丸くしたのち、穏やかな声をかける。その視線を辿るようにして振り向いた黒髪に褐色の肌の男も一瞬遅れて微笑んだ。
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    えのきたけ

    DONE2021/9/25 ワンドロお題「赤い糸」
    2022/7/21 加筆修正
    14×29

    運命の赤い糸とは、本来『赤縄』と呼ばれていました。指ではなく、互いの足に結ばれるものだったそうです。冥界の神にこの縄を結ばれると、必ず運命の相手となってしまう。恋に落ちてしまったことを、このある種呪いのようなもののせいにしてしまえば楽になれるのでは? と少年はひとり思うのでした。
    無色透明の赤「赤い糸って、目に見えないのにどうして赤いと分かるんでしょうか」
     あかい、いと?
     霊幻は思わず、傾けた急須を落としそうになった。なみなみと注がれてしまったお茶の入った湯呑を丁寧にお盆にうつしながら、その言葉の意味を反芻してみた。今までの会話の流れが何だったのか思い出す必要があるほど、それはあまりに唐突な発言だったからだ。
     ええと、たぶん、天気の話をしていたような気がする。それか、今日の宿題の話とか。たしか、その程度のことではなかったか。
    「不思議じゃないですか、可視化されていないものを形容して」
     律から文脈に応じた返事はない。霊幻は、あかいいと、から思考が動かない。最近流行りのなにかか、昔流行ったホラーテイストのなにかか、それとももしかして、いわゆるの"運命の赤い糸"の話をしているのか。ひとり、掴めないでいる。イメージも、相槌も、糸口も。
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    tako8megane

    PASTイデアズ♀(※先天性にょた)
    悪役令嬢パロディ
    🐙♀に似合いそうなドレスを見つけてから、脳内で名家の御子息💀×悪役令嬢🐙妄想が止まらない…

    ってフォロワーさんに壁打ちレベルで語っていたら、
    神(ゆーやさん)が素敵小説を書いてくださりました!!(五体投地)
    【冥界の花嫁は麗らかに嗤う】 novel/series/1509986

    以下は自分メモ用妄想ツイコピペ
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    3枚目)
    家の所有地の湖で、婚約者がまさか水浴びしてるとは思わなくて遭遇してしまったイデアズ♀が読みたい(パロディ)🐙は人魚だという事を隠してるとおいしい
    4枚目)
    💀『キャ―――――――――!!!!!』(乙女の叫び)
    🐙『見たんですか!?(人魚姿を)』
    人魚だから裸を見られても正直そんなに恥ずかしくないので、湖のほとりで固まってしまった💀にぐいぐい裸で近づいていって『み、見ましたか!?(人魚姿を)』と詰め寄る🐙に、『み、みみみたというより進行形で見えてるからぁああ!?待って!?タイムタイムっ!!』(童貞)ってやり取りしてほしい

    5枚目)
    🐙「僕たちは、事実上もう夫婦なんですよ?」
    💀「あ~~~~~~~~なんでそんな積極的なの」
    🐙「人魚なので」

    8枚目)
    断髪イベ後に改めて結ばれたイデアズの挙式挙げる話が読みたい(強い幻覚)
    「キミの髪は短くなっても素敵だね」
    「ふふふっ、惚れ直しましたか?」
    「…一目見たときから惚れてたよ」
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