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    kotobuki_enst

    DONEこの前の人魚ひよあんの美味しいとこだけ書いたやつ。海蛇をうまいことだまくらかすなり丸め込むなどして地上に逃げ帰ったあんずちゃん。成功したとは言ってません。またもや突発工事なので色々と大目に見てください。ネタは熱いうちに書け。
    帰巣 なんとなく避けていた。それを忌む男はもう隣にはいないというのに。

     白身魚をフライにしてタルタルソースをかけて、たっぷりのレタスも添えたフィッシュサンド。それから赤と緑のコントラストが映えるBLTサンド。あまり悠長にしている時間はないというのに、昼食を選ぶために棚に伸ばした右手は二つのサンドイッチの間を何度も往復していた。
     スタミナの付きそうながっつりしたメニューがいいなと思っていた。今日はこれから面談が二件。復職はそう簡単じゃなかった。こういうときは照り焼きチキンのサンドがあると都合がいいのだけど、生憎今日は売り切れているようだった。
     背後からごほんと大きな咳払いが聞こえる。控えめに振り向けば、スーツ姿の年配の男性がじっとりとこちらを見ていた。サンドイッチコーナーを独占しすぎてしまったらしい。小さく頭を下げて、もう一瞬だけ悩んだ末にフィッシュサンドを手に取った。レジの横に並んでいたミネラルウォーターも一緒に手に取って会計を済ませる。私ももういい加減立ち直り、そして忘れなくてはならない。あの男の束縛も、あの世界の抑圧も。
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    ぱにこ

    DONE「狂気山脈再び」のセッションから約二年ですね。セッションの内容を活字で読みたい…!と考え、自給自足してしまいました。未完成ではありますが、ひとまず。
    そのままの内容+α‬で独自解釈を含んでいる部分もあります。(ダイスの成功失敗も配慮して内容考えてるところもあるのでぜひ配信と一楽しんでもら嬉しいです)
    何か問題があれば消しますので教えてください🙇🏻‍♀️
    みんな最高~!!フゥー!!カロパは終わら
    狂気ノ片鱗―もう登山なんかやめてよ!

    大丈夫だって。あれは僕のちょっとした不注意だから…明日からは予定通り、××に登るよ。

    ――っ…!そんなこと言って!!本当に…死んじゃったら…!!どうすんの…?!

    だから大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。

    ―……帰ってきてよ、睦月…!!絶対だからね…!

    ごめん、泣かないで、ごめんね…






    「!!!!!」


    また、同じ夢を見た。
    「ごめん、僕絶対帰るから。君のとこに」
    枕元には、昨日届いた封筒が変わらず置いてある。
    『第二次狂気山脈登山隊 採用通知』

    封筒には、そう印字してあった。






    1. 出会い

    「皆、集まってくれてありがとう」

    立ち上がったのは、最も老齢の男だった。老齢とは言っても、ウェアを着ている上からでもがっちりとした筋肉が見て取れる。耳障りの良い、落ち着いた声だ。
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