千尋
karanoito
SPOILER千尋×始 A祭無印プレイ後、千尋兄ちゃんと始兄さんの年齢差は何となく新と始くらいかと思っていた頃の妄想。RESTAGE─たとえばこんな再会を─
俺ってロリコンかなぁと千尋は頭を掻いて笑った。
ロリとはまさか自分の事か? 年の差はあっても身長はほとんど変わらないのに子供扱いとは。それに千尋の方が子供っぽい。心配するだけ徒労だろう。
「ロリコン、て千尋が?」
「うん。だって始は学生だろ、やっぱり七つ差は大きいよ。社会人と高校生だもんなあ」
「その上同性だからな。犯罪率が更に上がる」
「追い討ちかけんなよー! もう」
「因みにロリコンとは幼い少女を好きな性癖の事を指すので、正確には違うぞ」
「じゃあ何て呼ぶんだ?」
「さあ」
始のバカーと抱き締めてめそめそ泣き真似をする。
後ろめたいなら弟の友達に手を出さなければいいのに。
1448俺ってロリコンかなぁと千尋は頭を掻いて笑った。
ロリとはまさか自分の事か? 年の差はあっても身長はほとんど変わらないのに子供扱いとは。それに千尋の方が子供っぽい。心配するだけ徒労だろう。
「ロリコン、て千尋が?」
「うん。だって始は学生だろ、やっぱり七つ差は大きいよ。社会人と高校生だもんなあ」
「その上同性だからな。犯罪率が更に上がる」
「追い討ちかけんなよー! もう」
「因みにロリコンとは幼い少女を好きな性癖の事を指すので、正確には違うぞ」
「じゃあ何て呼ぶんだ?」
「さあ」
始のバカーと抱き締めてめそめそ泣き真似をする。
後ろめたいなら弟の友達に手を出さなければいいのに。
百合菜
MAIKING遙か4・風千「雲居の空」第3章
風早ED後の話。
豊葦原で平和に暮らす千尋と風早。
姉の一ノ姫の婚姻が近づいており、自分も似たような幸せを求めるが、二ノ姫である以上、それは難しくて……
アシュヴィンとの顔合わせも終わり、ふたりは中つ国へ帰ることに。
道中、ふたりは寄り道をして蛍の光を鑑賞する。
すると、風早が衝撃的な言葉を口にする……。
「雲居の空」第3章~蛍3.
「蛍…… 綺麗だね」
常世の国から帰るころには夏の夜とはいえ、すっかり暗くなっていた。帰り道はずっと言葉を交わさないでいたが、宮殿が近づいたころ、あえて千尋は風早とふたりっきりになることにした。さすがにここまで来れば安全だろう、そう思って。
短い命を輝かせるかのように光を放つ蛍が自分たちの周りを飛び交っている。明かりが灯ったり消えたりするのを見ながら、千尋はアシュヴィンとの会話を風早に話した。
「そんなことを言ったのですか、アシュヴィンは」
半分は穏やかな瞳で受け止めているが、半分は苦笑しているようだ。
苦笑いの理由がわからず、千尋は風早の顔を見つめる。
「『昔』、あなたが嫁いだとき、全然相手にしてもらえず、あなたはアシュヴィンに文句を言ったのですけどね」
1381「蛍…… 綺麗だね」
常世の国から帰るころには夏の夜とはいえ、すっかり暗くなっていた。帰り道はずっと言葉を交わさないでいたが、宮殿が近づいたころ、あえて千尋は風早とふたりっきりになることにした。さすがにここまで来れば安全だろう、そう思って。
短い命を輝かせるかのように光を放つ蛍が自分たちの周りを飛び交っている。明かりが灯ったり消えたりするのを見ながら、千尋はアシュヴィンとの会話を風早に話した。
「そんなことを言ったのですか、アシュヴィンは」
半分は穏やかな瞳で受け止めているが、半分は苦笑しているようだ。
苦笑いの理由がわからず、千尋は風早の顔を見つめる。
「『昔』、あなたが嫁いだとき、全然相手にしてもらえず、あなたはアシュヴィンに文句を言ったのですけどね」
百合菜
TRAININGはるよんナイトに参加したときの作品です。謎時空の風早×千尋。
結婚式前日、千尋は風早が作ったシチューを口にする。それはどんな料理よりも彼女が一番好きなもの。
すると、千尋が「この間、夢を見たの」と言い出すのだが……
「いただきます」
シチューを目の前にして千尋はその言葉を口にする。
ここは橿原の葦原家。
それなりの築年数があるこの家ではかつて那岐を含めた三人で暮らしていたが、大学進学を機に那岐はこの家から出ていってしまい、今住んでいるのは千尋と風早のふたりのみ。
千尋に対し、風早は驚いているとも感心しているとも取れるような表情を見せる。
「あらためて聞きますがせっかくの結婚式前日なのに、シチューでいいのですか? 例えば外食とかいくらでもあるのに」
今日の夕食のメニューであるシチューは風早が作ったもの。
そんな風早に対し、千尋は首を横に振りながら答える。小さな笑みを添えて。
「むしろ風早の作ったシチューだから、今日食べたいの」
1678シチューを目の前にして千尋はその言葉を口にする。
ここは橿原の葦原家。
それなりの築年数があるこの家ではかつて那岐を含めた三人で暮らしていたが、大学進学を機に那岐はこの家から出ていってしまい、今住んでいるのは千尋と風早のふたりのみ。
千尋に対し、風早は驚いているとも感心しているとも取れるような表情を見せる。
「あらためて聞きますがせっかくの結婚式前日なのに、シチューでいいのですか? 例えば外食とかいくらでもあるのに」
今日の夕食のメニューであるシチューは風早が作ったもの。
そんな風早に対し、千尋は首を横に振りながら答える。小さな笑みを添えて。
「むしろ風早の作ったシチューだから、今日食べたいの」
百合菜
TRAININGはるよんナイトに参加させていただいたときの作品です。風早ED(1回目)後をイメージしたSSです。
※暗いです
※千尋→風早要素がありますが、千尋が他の誰かと婚姻します
あれから幾度季節は巡ったのだろう。
桜が咲き乱れ、天に星々の川が駆け巡り、実りの豊かさに感謝し、そして寒さの中で春の訪れを待つ。
目に映る景色は移り変わり、耳に聞こえる鳥たちのさえずりの音色は変化し、肌は温かさが暑さに、そして涼しさ、寒さに変わる。
何度も繰り返された季節の移ろい。そして、それらを教えてくれたのは、風早。
本来は季節とともに変わる表情を見ては些細なことで喜ぶけれど、今の私がそれらから感じ取ることはない。
あの日から、風早が私の目の前を去ったあの日から、私の中の時間は止まったまま。
「立派な王になってください」
今でも耳に残る風早の声。
切なげな響きの中に含まれている優しさ。
それはきっと彼の願いと望みと、そして本音が入り交じった証拠。
901桜が咲き乱れ、天に星々の川が駆け巡り、実りの豊かさに感謝し、そして寒さの中で春の訪れを待つ。
目に映る景色は移り変わり、耳に聞こえる鳥たちのさえずりの音色は変化し、肌は温かさが暑さに、そして涼しさ、寒さに変わる。
何度も繰り返された季節の移ろい。そして、それらを教えてくれたのは、風早。
本来は季節とともに変わる表情を見ては些細なことで喜ぶけれど、今の私がそれらから感じ取ることはない。
あの日から、風早が私の目の前を去ったあの日から、私の中の時間は止まったまま。
「立派な王になってください」
今でも耳に残る風早の声。
切なげな響きの中に含まれている優しさ。
それはきっと彼の願いと望みと、そして本音が入り交じった証拠。
maguro_is_tuna8
MEMO「模造品の愛」作:桐箪笥様
KP:りじさん
PL:らびさん・八坂まぐろ・春ちゃん・雪うさぎ
PC:辛夷ジュン・綴木千尋・守瀬誠司・一ノ瀬海里
辛夷班集結~~!!楽しかったです・・・ゴリセさんのヒーロー回だったな・・・お前はそういう男・・・。そしてチーフの初発狂怖かったです。(発狂したという事実が)
辛夷班はまた一つ経験を積みレベルアップしました!!多分!!
百合菜
MAIKING遙か4・風千「雲居の空」第2章
風早ED後の話。
豊葦原で平和に暮らす千尋と風早。
姉の一ノ姫の婚姻が近づいており、自分も似たような幸せを求めるが、二ノ姫である以上、それは難しくて……
ついにアシュヴィンとの顔合わせ。
少なくとも彼は千尋には好意的ではあるが……!?
※不定期更新です
「雲居の空」第2章 常世の国の皇子・アシュヴィン2.常世の国の皇子・アシュヴィン
「オレが常世の国の皇子・アシュヴィンだ」
風早に案内され千尋が向かった先は常世の国であった。
千尋の目の前に現れたのは赤毛の髪に、肌に密着した服とはいえ着ていても一目で筋肉質だとわかる体躯を持つ皇子アシュヴィンだった。
隣にいる風早とは色合いも雰囲気も真逆なため、千尋は戸惑いを隠しきれない。
しかし、そんな千尋の様子を気にする様子もなく、アシュヴィンは口を開く。
「常世の国と豊葦原の和平。悪くないな」
そう言いながらアシュヴィンは千尋の頭のてっぺんから爪先まで観察するかのように視線を動かし、そして千尋の後ろにいる風早も一瞥する。
「ふーん、なるほどな……」
千尋と風早の間を流れている空気感、それに気づいたのだろうか。しかし、アシュヴィンは不快さではなく面白がる様子を見せた。
2077「オレが常世の国の皇子・アシュヴィンだ」
風早に案内され千尋が向かった先は常世の国であった。
千尋の目の前に現れたのは赤毛の髪に、肌に密着した服とはいえ着ていても一目で筋肉質だとわかる体躯を持つ皇子アシュヴィンだった。
隣にいる風早とは色合いも雰囲気も真逆なため、千尋は戸惑いを隠しきれない。
しかし、そんな千尋の様子を気にする様子もなく、アシュヴィンは口を開く。
「常世の国と豊葦原の和平。悪くないな」
そう言いながらアシュヴィンは千尋の頭のてっぺんから爪先まで観察するかのように視線を動かし、そして千尋の後ろにいる風早も一瞥する。
「ふーん、なるほどな……」
千尋と風早の間を流れている空気感、それに気づいたのだろうか。しかし、アシュヴィンは不快さではなく面白がる様子を見せた。
百合菜
MAIKING遙か4・風千「雲居の空」第1章
風早ED後の話。
豊葦原で平和に暮らす千尋と風早。
姉の一ノ姫の婚姻が近づいており、自分も似たような幸せを求めるが、二ノ姫である以上、それは難しくて……
そんなある日、千尋は王である母に呼ばれたが……
※不定期更新です
「雲居の空」第1章 王族としての役目1.王族としての務め
話がある。中つ国の王である母に呼び出された千尋はいつも通り風早を伴って謁見の間へ向かった。
「常世の国の皇子と婚約……?」
「ええ」
娘の、そして国の未来も左右する大切な事項であるにも関わらず、母は表情ひとつ変えることなく千尋に告げてくる。
もしかすると、母にとっては千尋は大切な子どもとしてよりも、「道具」の側面が強いのかもしれない。
そんなことすら思わせてくる冷静な話しぶりである。
常世の国。
かつては中つ国と刃を交わした一族―月読の一族。しかし、中つ国との争いに敗れたため、遠い異界へと逃げざるを得なくなり、そこで建国されたのが常世の国である。
あくまでも伝承の出来事であり、今は両国の関係も穏やかなものとなっており、人々が行き来し、交易も盛んに行われている。
2700話がある。中つ国の王である母に呼び出された千尋はいつも通り風早を伴って謁見の間へ向かった。
「常世の国の皇子と婚約……?」
「ええ」
娘の、そして国の未来も左右する大切な事項であるにも関わらず、母は表情ひとつ変えることなく千尋に告げてくる。
もしかすると、母にとっては千尋は大切な子どもとしてよりも、「道具」の側面が強いのかもしれない。
そんなことすら思わせてくる冷静な話しぶりである。
常世の国。
かつては中つ国と刃を交わした一族―月読の一族。しかし、中つ国との争いに敗れたため、遠い異界へと逃げざるを得なくなり、そこで建国されたのが常世の国である。
あくまでも伝承の出来事であり、今は両国の関係も穏やかなものとなっており、人々が行き来し、交易も盛んに行われている。
t_kouchibi
SPOILER遙かなる時空の中で4 葛城忍人、千尋ちゃん大団円も好きだけど、彼の運命を変えたかった…
遙か3の【運命上書きシステム】を使えていたら、あの日、あの時の運命を変えて生きた彼に逢えるかもしれない…
運命を導くのは“桜”であって欲しい
たくさんの私の願望のあらわれ🙇🏻♀️💦
maguro_is_tuna8
MEMO「21’sGun」作者:きらりんご様
KP:八坂まぐろ/綴木千尋
PL:らびさん/辛夷ジュン
無事!両生還!良かった~~~~!!!
終始ひやひやしました。無事でよかった。本当に。
卓後庭師の面々が駆けつけてくれました。 4