Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    2r8Co

    DONEウィスマナの学パロ小説です。

    5/26インテにて頒布予定の、うぶたさん(@ 3CinuO)との学パロウィスマナ合同本の小説パートの全文になります(実際の本では一部削っての収録になります)(なのでこちらも叩き台の全文といった感じです)

    ※全員が学生または教師という設定。
    ※リンウイ本編に沿うような話です
    ※恋愛要素薄めですがウィスマナです
    学パロウィスマナ【邂逅の庭】 ◆プロローグ

    「今日は転校生がいる。――入れ」
     担任のヴェイルの声に、教卓側の扉が開く。生徒たちが少しだけざわめくのを、ウィストは窓の外を眺めながら聞いてた。どんよりとした雪雲に覆われた空はいつ見ても同じだ。雪がちらつくのも。
    「寮に住むことになるから、寮生は良くしてやってくれ。席は空いてるところに好きなように……教材がまだ揃ってないから、なるべく見せてもらえよ。じゃ、昨日の続きから」
     教科書を開くように、と合図がかかってウィストはようやく前を向いた。そうだ、転校生。頭の片隅で聞いていた話題を今さら思い出したが、すでにどこかの席へ紛れてしまったようで見当たらない。
     ……まあいいか、そのうち何処かで見かけるだろうし。教科書とノートを開いてペンを手に取りながら、ウィストは再び窓の外へと目を向けた。
    33235

    atomicboy7m

    MOURNINGタイトルどおりのお話です。メイポ視点。長いよ。
    暴力シーンあり、エロは無し、ちょいホラーっぽいかも。
    一応ウルリーケが村長にならなかったハーヴ村が舞台です。
    ※竜憑きで覚者だけ生き残るのは、覚者の意志の力か、メイポが芽生えた意志の力で辛うじて覚者だけは守っているんじゃないかな〜と思ったのでこの小説上ではそんな感じでやってます。
    竜憑きメイポとヤンデレ覚者ギイアアッ!!

    魔物の醜い断末魔が黄昏時の静かな街道に響き渡った。私が魔物に刺した大剣を引き抜くと、傷口から噴き上げた血飛沫が夕焼けで赤く染った地面を更に赤く染めあげてゆく。

    もう何体こうして殺しただろうか。辺りは無数の魔物の死骸に塗れ、血と肉の臭いが充満していた。

    しかし駄目だ、まだ足りない。もっともっと壊したい。壊さなければ。早く。今すぐに。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    事の発端は何日前だったか。覚者様が突然妙な事を仰った。私の様子がおかしい、と。やたらと暑がったり、時折苦しそうにしているらしい。言われてみれば確かに、時折頭の中に痛みとは違う、血が上る様な苦しい感覚に襲われていた。不思議な事に覚者様から指摘を受けるまで自らの異常に自覚がなかった。
    5547