天狗
ashuka_g
MOURNING昔書いたものの続きの書きかけですが完成する予定がないので、供養。山犬、猫又、天狗、鎌鼬な新2年生が出ます。
鬼と贄1.5「紅郎ちんの名前を呼んだ人ってどんなひとだったの?」
山の中で落ちていた枝を拾って帰ってきて開口一番、そう尋ねると社の主は記憶をたどるように空(くう)を見つめた。彼は今朝から社の階(きざはし)に腰を下ろして、何やら器用に布に針を刺している。何をしているのか聞いても「ちょっとな」としか答えないので尋ねるのはやめた。
ここにきて半月ほど経つ。暮らしは決して豊かではないけど紅郎ちんが魚や獣を捕ってくるから食べるのに難儀はしない。野菜や主食の穀物が少ないのは仕方が無い。食べられる野草を摘んでくるのはおれの仕事だ(おれが食うのだから当然なのだけど)。近くには綺麗な川もあるし、そもそも村では貧乏な生活をしていたから多少の苦難は全くもってへっちゃらだった。なにより、相変わらずここの主は優しかったから。
3900山の中で落ちていた枝を拾って帰ってきて開口一番、そう尋ねると社の主は記憶をたどるように空(くう)を見つめた。彼は今朝から社の階(きざはし)に腰を下ろして、何やら器用に布に針を刺している。何をしているのか聞いても「ちょっとな」としか答えないので尋ねるのはやめた。
ここにきて半月ほど経つ。暮らしは決して豊かではないけど紅郎ちんが魚や獣を捕ってくるから食べるのに難儀はしない。野菜や主食の穀物が少ないのは仕方が無い。食べられる野草を摘んでくるのはおれの仕事だ(おれが食うのだから当然なのだけど)。近くには綺麗な川もあるし、そもそも村では貧乏な生活をしていたから多少の苦難は全くもってへっちゃらだった。なにより、相変わらずここの主は優しかったから。
nisan
DOODLE⚠️⚠️⚠️強めの幻覚⚠️⚠️⚠️dai-yu-zan行った結果脳内に発生した天狗パロ戦友
「逢魔が時に山に入ってはいけないよ」
「鐘の終わる前に帰りなさい」
「誰に呼ばれても振り返ってはいけないよ」
66話の「外で遊ぶの禁止!」って言われてふえぇってなってるこども富、可愛すぎて色んな物に目を付けられそうで怖い。怖い! 2
みずひ梠
DONE【へそウォ妖怪松】【概ねセリフのみ】美食を求める青行燈カラ松とその住まう社の持ち主である大天狗チョロ松、居候酒呑童子おそ松の話
燃ゆる火の如き たこぱ物語時は現代、とある家電店にて。店員から何やら話を聞いたらしい青行燈は、その口車に乗せられるまま新品の家電を手に取り、彼が兄弟と呼ぶ者達に意気揚々と駆け寄った。
「へいぶらざあ!」
「今夜は家でたこやきぱあてぃをしよう」
「はあ〜?」
「突然どうしたの?まさかまた変な茸とか拾い食いしてたんじゃあ…」
「違ぁう!これを見てくれ!」
じゃん!
「…何それ?」
「え〜知らないのチョロ松?どう見てもあれで殴って顔面にめり込ませて顔ぼっこぼこにする拷問器具だろ!」
「違っ…!何それ怖いな」
「…げふん!とにかくこれは『たこやき器』だ」
「「たこやき器?」」
「これを使えば!なんと家で!あの〝たこやき〟が食べられるんだぞ凄くないか」
6465「へいぶらざあ!」
「今夜は家でたこやきぱあてぃをしよう」
「はあ〜?」
「突然どうしたの?まさかまた変な茸とか拾い食いしてたんじゃあ…」
「違ぁう!これを見てくれ!」
じゃん!
「…何それ?」
「え〜知らないのチョロ松?どう見てもあれで殴って顔面にめり込ませて顔ぼっこぼこにする拷問器具だろ!」
「違っ…!何それ怖いな」
「…げふん!とにかくこれは『たこやき器』だ」
「「たこやき器?」」
「これを使えば!なんと家で!あの〝たこやき〟が食べられるんだぞ凄くないか」
KASUGA-haru
DONE「忌々しい鬼狩りどもめ!これで最期じゃ!!」喜怒哀楽、憎珀天、逃げ回る半天狗、、、可愛かった。楽ちゃんが好きです。好き、、、。
描き込み前のすっぴん喜怒哀楽も居る。楽ちゃんかわいい、、、。
イラストサイズ36.4×25.8
スタンプ全て嬉しいけど、💋これ何か、気持ち上がった、、、のはなんでだろ。ありがとうございます。 16
雷光⚡
DOODLEお題ルーレットさんより「カーネーション×天狗」を
描いてみました。
人間の母と天狗の父の間に
産まれた子という設定です。
母親は病気で亡くなっています。
父「…なんだこの花は。」
娘「にんげんから貰ったんだよ。
感謝の気持ちを伝えるための花だって!。
だからね、とーちゃんのためにも
貰ったの!」
父「…そうか。」
すすき
DONEブラカイWebオンリーの連動企画参加作品。連動企画「部下」「天狗」
通常お題「大人」
月🌸のブラカイです
「てめえに部下をつけてやるよ」
ほら、と赤茶の毛並みを指さされ、ブラッドリーは思わず顔を顰めた。出前だと呼び出されて顔を出した途端にこれだ。原因はわかっているが、だからこそげんなりする。振り向けば油揚げを口に含んで首を傾げる妖狐が見えてため息を吐いた。
「駄賃は終わってからじゃねえのか」
「迷惑料だからいいんだよ」
そもそもてめえが寄り道なんかしなきゃ、と続く小言を、手を振って打ち消した。
「そもそも、あいつに役目が務まると思ってんのかよ」
無能なわけでは無い。だが搦め手にすこぶる弱い。ブラッドリーの部下という名の目付け役には力不足だ。重石というなら十分だが残念ながら空を飛ぶには支障ない。機嫌よく揺れる尻尾を指させば、ネロが途端におかしな顔をした。もごもごと言い難そうに口を動かし、結局諦めたように言葉を飲み込む。いいから連れてけという当たり障りのない台詞に、カインがぱっと顔を上げた。慌てたように油揚げを飲み込んで駆け寄ってくる。
1300ほら、と赤茶の毛並みを指さされ、ブラッドリーは思わず顔を顰めた。出前だと呼び出されて顔を出した途端にこれだ。原因はわかっているが、だからこそげんなりする。振り向けば油揚げを口に含んで首を傾げる妖狐が見えてため息を吐いた。
「駄賃は終わってからじゃねえのか」
「迷惑料だからいいんだよ」
そもそもてめえが寄り道なんかしなきゃ、と続く小言を、手を振って打ち消した。
「そもそも、あいつに役目が務まると思ってんのかよ」
無能なわけでは無い。だが搦め手にすこぶる弱い。ブラッドリーの部下という名の目付け役には力不足だ。重石というなら十分だが残念ながら空を飛ぶには支障ない。機嫌よく揺れる尻尾を指させば、ネロが途端におかしな顔をした。もごもごと言い難そうに口を動かし、結局諦めたように言葉を飲み込む。いいから連れてけという当たり障りのない台詞に、カインがぱっと顔を上げた。慌てたように油揚げを飲み込んで駆け寄ってくる。
りかです
PROGRESS烏天狗×コンビニ店員のパロ。記念日にあげたい!とか言ってたけど余裕で終わらなかったのでとりあえずかけてるとこまでの進捗。これはユキ→モモ←バンのユモバモになる予定だけどまだ万理のバの字も出てない。完成するのかもわからない。オチも決めてない。推敲もしてない。「いってきます!」
誰もいない部屋からは返事をするようにバンバンッと食器棚の戸が1人でに開閉する音が聞こえた。それを聞いてから鍵を閉める。これがオレの最近のルーティンだ。
徒歩3分のコンビニにスマートフォンだけを持って行く。財布はいらない。別に何かを買うわけじゃないから。むしろ売る方だ。外はもう真っ暗だった。昼間は暖かかったけどそのままの服だと少し肌寒い。でもまあ3分だし。やっぱり近いって最高。色々あったけどこの家に決めてよかったな。
オレ、春原百瀬は大学に進学するのを機に一人暮らしを始めた。家を探す上でなにを重要視するかは人それぞれだろう。大学からの近さと治安の良さ、家賃、間取り。それらを考えながらいくつもの物件を見ていたら1つの部屋が目に留まった。駅近で破格の家賃。どれだけ狭い部屋なのかと間取りを見たら居間が6畳。独立洗面台もあって窓も東。小さなアパートの2階の角部屋だった。え、良い部屋じゃん。オレはすぐにその部屋の内見を申し込んだ。
7773誰もいない部屋からは返事をするようにバンバンッと食器棚の戸が1人でに開閉する音が聞こえた。それを聞いてから鍵を閉める。これがオレの最近のルーティンだ。
徒歩3分のコンビニにスマートフォンだけを持って行く。財布はいらない。別に何かを買うわけじゃないから。むしろ売る方だ。外はもう真っ暗だった。昼間は暖かかったけどそのままの服だと少し肌寒い。でもまあ3分だし。やっぱり近いって最高。色々あったけどこの家に決めてよかったな。
オレ、春原百瀬は大学に進学するのを機に一人暮らしを始めた。家を探す上でなにを重要視するかは人それぞれだろう。大学からの近さと治安の良さ、家賃、間取り。それらを考えながらいくつもの物件を見ていたら1つの部屋が目に留まった。駅近で破格の家賃。どれだけ狭い部屋なのかと間取りを見たら居間が6畳。独立洗面台もあって窓も東。小さなアパートの2階の角部屋だった。え、良い部屋じゃん。オレはすぐにその部屋の内見を申し込んだ。
nontacos_5963
MEMO半天狗の過去話です。捏造妄想1200%
鬼になる前の半天狗とモブしか出てきません。
うっすら児童性虐待描写があります。
漫画で描きたかったけど、無理そうなので漫画にする前のネームの状態です。
小説では無いので、分かりにくいところなどあるかと思いますが、薄目で…お読みください。
途中で終わってます。
少しづつ書き足します。2023/4/10
かわいそうな話わしの嘘を罵るものなど、居なかった。
物心つく頃には父親がいなかった。
母は病気で死んだと言っていたが、墓も無かったし近所の噂話で母が父に捨てられたのだと聞いた。
父が居ないので、我が家は母と、小さな妹と、儂の3人で、とても貧しかった。
貧しいのは嫌だった。でも
「母さん、貧しくても平気だよ。働くのは好きだ。」
嘘をついた。
痩せた庭先で野菜を作り、貧相な干からびたような野菜を売っていた。
売れるわけがない。
毎日、売れなかった野菜を捨てて帰った。
売れたことにしなければならない。
財布を盗み、そこから野菜の分の金額だけ毎日抜き取って持ち帰っていた。
「売れた」
と嘘をついた。
それでも、夏は野菜がよく育つ。
「きゅうりはマシかの…」
1414物心つく頃には父親がいなかった。
母は病気で死んだと言っていたが、墓も無かったし近所の噂話で母が父に捨てられたのだと聞いた。
父が居ないので、我が家は母と、小さな妹と、儂の3人で、とても貧しかった。
貧しいのは嫌だった。でも
「母さん、貧しくても平気だよ。働くのは好きだ。」
嘘をついた。
痩せた庭先で野菜を作り、貧相な干からびたような野菜を売っていた。
売れるわけがない。
毎日、売れなかった野菜を捨てて帰った。
売れたことにしなければならない。
財布を盗み、そこから野菜の分の金額だけ毎日抜き取って持ち帰っていた。
「売れた」
と嘘をついた。
それでも、夏は野菜がよく育つ。
「きゅうりはマシかの…」