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    寿命

    リノリウム

    DONE #MZMart

    🦇と🐺の二人が心配で仕方ない🎲の話。
    🚬をちょっぴり添えて。情と義に厚い🎲さんは素敵。
    寿命が違う仲良し煩悩組のあれこれ。連作その3。
    ※各々の寿命の設定については完全に捏造。捏造ありきの創作物として大目にみてください。
    リフレイン・メモリー③ それがたとえ定められた運命だったとしても。大切な友をひとりきりで、時の流れに置き去りにすることなんて出来ない。叶わぬのならせめて、側で寄り添わせてくれ。彼の気が済むまでずっと。
     
    ***

     連休を前に街中はどことなく浮き足立ち、華金の酩酊を今かと待ち望む雑踏で大通りが埋め尽くされている。
     そこから一本入った筋に佇む、青いのれんが軒先に吊り下がっている居酒屋。店主とその女房、お手伝いの三人で営むその店は、手頃な値段にもかかわらず料理の味はピカイチで、それらに合う酒も多数取り揃えられている。普段は人通りも少なく静かだが、今日は流石に常連客で賑わっていた。
     誰にも教えたくない、とコーサカが言い切ったその店に呼び出されたのは、司とホームズのお馴染みのメンバー。店内に一角だけ存在するボックス席を三人で囲み、ようやく運ばれてきたビール片手に小気味よく乾杯した。
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    ogedoujinnoyatu

    PROGRESS痣の寿命でぽっくり逝った炭治郎が、死後の世界で煉獄と再会する話その④。眠いし、身体が痛い人が書いているので、誤字脱字は大目に見て欲しい(キリッ)。ちなみに、今日やけにこれ書くのに時間がかかった原因が、星座やら天体望遠鏡やらの調べものというね…。私オリオン座が冬の星座、くらいしか知らんがなw。そういや昔オリオンをなぞる歌あったよね。
    死後の世界で、記憶がない二人が出会う話④煉獄との待ち合わせの時間が近くなり、炭治郎は寮の屋上へ向かった。炭治郎達の住んでいる寮の屋上は普段は鍵がかかっているのだが、長年住んでいる煉獄はどこからかその鍵を入手して屋上に自由に出入りしているらしい。屋上への扉を開けると、煉獄が少し奥の方で、理科室から拝借してきた天体望遠鏡を丁度設置し終わるころだった。
    「竈門、良いところに来たな」
    時刻は午前二時、快晴の空には満天の星空が広がっていた。学校の周りに照明はほとんどなく、夜は本当に暗い。その分、星空がとても良く見えた。屋上に一歩足を踏み入れて、煉獄の方へと向かってゆっくりと空を見ながら歩いていく。こんな時間に空を見るなんて久しぶりに感じて、炭治郎は少しだけ嬉しくなった。実際は、ここに来るまでの記憶がないので、本当に久しぶりなのかはわからないが。
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    ogedoujinnoyatu

    PROGRESS痣の寿命でぽっくり逝った炭治郎が、死後の世界で煉獄と再会する話その③。①と②の校正していたので、あまり進んでない。二人が学校で遊んでいるだけの回。死ぬのに慣れちゃう炭治郎(笑)。
    死後の世界で、記憶がない二人が出会う話③「ということで、俺達はどうもこの世界で満足しなければ、ここから出られないらしい」
    「なるほど……、つまり、ちょっとした日常生活で消えない煉獄さんは、この日記の人のように自力で記憶を戻さないといけない、と言う事ですね!わかりました!俺、煉獄さんの記憶を取り戻す手伝いします!」
    「何故そうなる!?というか、君もここから脱出しないといけないんだぞ?」
    「いえ!俺の前にまず煉獄さんです!!だって、あんまりじゃないですか!!これまで何人見送ったんですか!?寂しいじゃないですか!!そんな思いをこれ以上あなたにさせたくないです!!」
    想いが溢れて、炭治郎は思わずわーっと声を上げて泣いてしまった。煉獄は今まで何人の人を見送って、ここでずっとあり続けたのだろうか。そう思うと、自分のことなんて本当にどうでも良くなってくる。このちょっと変人だけどお人好しの煉獄を何としてでもこの世界から卒業させなければという使命感に駆られてしまった。
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    ogedoujinnoyatu

    PROGRESS痣の寿命でぽっくり逝った炭治郎が、死後の世界で煉獄と再会する話その②。何故か二人共現在の学生生活をエンジョイします。二人共記憶ないです。誤字脱字チェックが相当甘いので、ゆるしてケロ。
    死後の世界で、記憶がない二人が出会う話②寮の風呂に入り、着替えをした炭治郎は、夜遅くに煉獄の部屋の扉をノックすると、すぐに煉獄が出迎えてくれた。部屋の間取りはどこも同じようで、備え付けの家具はほぼ炭治郎の部屋と同じだった。しかし部屋の真ん中に、炭治郎の部屋には存在しないコタツが設置してあることにすぐに気がついた。
    炭治郎はここの世界に来たばかりなのでここにも四季があるのかはわからないが、夜になると部屋が少し寒くなってきていた。丁度風呂上りで少し冷えてきていたので、コタツに入れるのはありがたい。
    「煉獄さんの部屋、コタツがあるんですね!!」
    嬉しくなって、小走りでコタツに入り込んでしまった。電気で動いているので、昔のもののように火鉢が足元になくて足が伸ばせて気持ちがいい。炭治郎は、まるで自分の部屋のようにコタツの中に潜り込んでゴロゴロとしてしまう。しかし、こんないいものを煉獄は一体どこから持ってきたのだろうか。寮というのであれば、大体どこも備品は一緒のはずである。
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    ogedoujinnoyatu

    PROGRESS痣の寿命でぽっくり逝った炭治郎が、死後の世界で煉獄と再会する話。何故か二人共現在の学生生活をエンジョイします。二人共記憶ないです。
    死後の世界で、記憶がない二人が出会う話①俺は竈門炭治郎、享年25歳。生前は鬼を倒す為とはいえ、色々と身体に負荷を掛け過ぎたせいで大正時代の平均寿命より早く死んでしまった。ただ、早死だったとは言え、子孫も残せたし家族にも金銭面的には不自由のないように過ごせる程度のお金は残せた。現世に思い残すことは何もなく、布団の上で家族に見守られながらゆっくりと目を閉じた……、はずなのだが、気づけばまったく知らない地面の上に転がっていた。



    地面の硬さに違和感を覚えて、炭治郎がゆっくりと目を開けると、目の前には雲一つないきれいな青空が広がっていた。自分は確か家の中の布団の上で寝ていたはずだからこの青空が目に入るのはおかしいし、そもそも死にかけていたのだからもう目覚めることはないと思っていた。先ほどから意識が朦朧として、まだ夢でもみているんだろうかとも思ったが、身体がやけに軽くなっていることに気づく。ちょっと前まで身体が重たくてもう持ち上がらないと思っていたのに、元気いっぱい動けそうだった。とりあえず一度起き上がろうと手を床に付いて立ち上がろうとしたが、砂利のようなものが手に当たった。その違和感に周りを見渡すと、いつの間にか草が一切生えていない土の上で寝転がっていたようだ。土の上には謎の白いラインが引いてある。そして、自分の右側には見たこともないような高さの灰色の建物があった。
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