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    寿命

    EIGOnon

    DONE❄️🌸ワンライ3話目。
    お題は「匂い」をお借りしました。ネロくん(意地による)成長期の話
    ブが名付けている狼たちは普通の狼とは異なり、精霊の従者として働いています。なのでブが消えない限り彼らも寿命は尽きません。皆ボスが大好き。
    森には普通の狼達もおり、求めに応じて色々と手伝ってくれています。
    次回は思春期編の予定です。
    冬に添う 三《匂い》「あの、ブラッドリー様……本当に宜しいので?」
    「んだよ。地霊の元なら不満なんてねえだろ」
    「いえ、我々は良いのですが……」
     ブラッドリーの眼前で老夫婦が顔を見合わせる。
     老夫婦、とはいえどブラッドリー同様人間ではなく、数百年に亘りこの地を司っている地霊だ。
     このか細くも頑迷な冬の国、その山麓の村で人と共に暮らし、種の温存や貴重な薬となる草花の生育に携わっていた。
     ブラッドリーともここ数十年の付き合いがあり、持ちつ持たれつの関係を築いていた。
     つまり、相手の素性は知れている。
     老夫婦は必要時以外は関わらないブラッドリーとは全く異なり、常に弱い人々を慈しむように守り、育ててきた。
     人間に親愛の情を抱かれるなど、精霊としてどうかとは思っていたのだが今はありがたい。余程子育てに向かない自身より、彼らの手元に置いた方がネロは育ちやすかろう。顔立ちも温和そのものを体現したかのような、ふくよかな老夫婦だ。
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    *Noel*

    MEMO死後のサイジュダ
    2人が付き合ったとして。サイファーが寿命で亡くなった後の2人の話。
    死者の声が聞こえる設定は良いですね!
    🥃→サイファー
    🐺→ジュダ

    ※設定が途中雑なところがあります!そう、ご都合ルーンです!
    サイファーとジュダは付き合ったがお互いの立場や国の情勢により、ともにいた時間は短いものだった。

    ~回想~
    🥃「なあ 何かほしいものあるか?」
    🐺「特にない」
    🥃「何かプレゼントさせろって」
    🐺「…。では骨をくれ。」
    🥃「まぁ〜たそれかよ ほんとワンワンだな…」
    🐺「…。俺の大事な友は 自身の骨をくれたぞ」
    🥃「まじかよ!?」(びっくり&恐怖)
    🐺「…」(からかって笑う)
    🥃「…そうだな、わかった。俺が死んだら俺の骨やるよ。」
    🐺「!」(少し驚いたような顔をしてサイファーの顔を見る)
    やっとこっちを見たな、と笑うサイファー。
    🥃「左手の薬指の骨。」自分の指を見せる。
    🐺「…忘れるなよ」



    聖王家の当主が亡くなった。
    帝国と協定を結ぶ等それまでの連邦とは違う動きで国を変えていった開拓者、聖王家XXX代当主 サイファー・オブニアルが亡くなったニュースは世界中で話題になった。



    薬指の骨は自分の手元にあった。
    ジュダはエリスから受け取った小箱に入っていた骨を見ていた。

    🥃「お!ちゃんと渡してくれたんだな!さすが、俺達の妹だぜ」
    🐺「…何故その姿を」( 1496