巽
uⓡi
DOODLEマヨイの口に指突っ込みながらヤッちゃう巽マヨ。口が弱いマヨイ…どえっちすぎるお題ありがとうございました!!
相変わらず描きたいとこしか描かないので、
雰囲気だけでも、お楽しみいただければ………いいな~🌼
あとついでにべろちゅーさせときました。( ) 3
うすや
DONEマロリク『ロマデ(ひめ巽)』です。(似たようなリクが複数来ていたのでまとめさせてもらいました)お題くださった方々、ありがとうございます!!ロマデ以降二人での仕事が増えるひめ巽が仲良く撮影する話。二人はまだ付き合ってないです。
アフターデイト 『愛★スタ』の仕事をして以降、巽はHiMERUとセットでの仕事が増えたと感じていた。実際勘違いでも何でもなく二人での仕事は激増したし、それは偶然ではなく事務所が仕組んだことだということも察しているのだが。ネット記事のインタビューからドラマのゲスト出演に渡るまで、どうも二人セットでの仕事が多くなっている。それは巽だけでなく巽のファンたちも当然気が付いていて、貰うファンレターや藍良がたまに見せてくれるエゴサなるものを一見する限り、二人セットの仕事は一部の層には大いに好評らしい。仕事が貰えるのはいい事だしそれがALKALOID全体の知名度アップ、果ては神の愛を人々に伝えることに繋がるなら喜ばしいことではあるのだが、二人での仕事がウケている理由が巽にはいまいち分かっていなかった。
4178GoodHjk
DONE【巽零】同室if|英零を含む汝、不徳の隣人を愛せよ3:exorcist
零さんはまず、テレビや音響機器などの各種備品の使い方から、戸棚にストックしてある茶葉やお茶菓子に至るまで、この空間のことをひととおり丁寧に教えてくださいました。
教わった規則といえば、夜は夜更かし(主に零さんのことみたいです)をしても騒がしくしないだとか、朝も同居人(これも主に零さんのことみたいです)が寝ている時は静かに支度をするだとか、他人と暮らす上では基本的とも言って然るべき決まり事ばかりでしたが、中でもお茶菓子を切らしたらすぐに買い足すというお約束は特に重要なようで、破ると英智さんに口酸っぱくお叱言を言われてしまうそうです。
室内を粗方見回ったあとはバスルームを案内していただくことになっていたのですが、その前にベッドの上へ見苦しく放ったままの荷物を片付けてしまうことにしました。業者の方が併せて運び込んでくださったと思しきラックへ聖書やら、幼子を抱く聖母像やらを簡単に並べていると、喋り疲れて舌を休ませていた零さんがぎょっとしたように目を瞠りました。そのあまりに露骨な表情の変化は、本能的に危機を察知した小動物の反応にどことなく似ていて愛らしくさえあったのですが、当人は大まじめで、俺がたった今整えたラックを震える指でさして「おぬし、やっぱり天祥院くんのスパイだったのかや? いざとなったらその神聖極まる法具で吸血鬼である我輩を成敗しようという魂胆じゃろう」などと言い出したので、俺は心底驚いてしまいました。
1854零さんはまず、テレビや音響機器などの各種備品の使い方から、戸棚にストックしてある茶葉やお茶菓子に至るまで、この空間のことをひととおり丁寧に教えてくださいました。
教わった規則といえば、夜は夜更かし(主に零さんのことみたいです)をしても騒がしくしないだとか、朝も同居人(これも主に零さんのことみたいです)が寝ている時は静かに支度をするだとか、他人と暮らす上では基本的とも言って然るべき決まり事ばかりでしたが、中でもお茶菓子を切らしたらすぐに買い足すというお約束は特に重要なようで、破ると英智さんに口酸っぱくお叱言を言われてしまうそうです。
室内を粗方見回ったあとはバスルームを案内していただくことになっていたのですが、その前にベッドの上へ見苦しく放ったままの荷物を片付けてしまうことにしました。業者の方が併せて運び込んでくださったと思しきラックへ聖書やら、幼子を抱く聖母像やらを簡単に並べていると、喋り疲れて舌を休ませていた零さんがぎょっとしたように目を瞠りました。そのあまりに露骨な表情の変化は、本能的に危機を察知した小動物の反応にどことなく似ていて愛らしくさえあったのですが、当人は大まじめで、俺がたった今整えたラックを震える指でさして「おぬし、やっぱり天祥院くんのスパイだったのかや? いざとなったらその神聖極まる法具で吸血鬼である我輩を成敗しようという魂胆じゃろう」などと言い出したので、俺は心底驚いてしまいました。
GoodHjk
DONE【巽零】同室if|英零を含む汝、不徳の隣人を愛せよ2:roommate
「いつも自分で言っているじゃないか。ところで瞑想は終わったのかい、朔間くん。ちょうどよかった、僕が三人分のお茶を淹れている間に、風早くんにこの部屋を案内してあげてくれないかな。そうしたら、僕に扉を開けさせたことを大目に見てあげよう」
零さんは、もともと顰めていた顔をいっそう曇らせて、これ見よがしな溜息をつきました。まだご挨拶も済ませていないうちに面倒をおかけすることはとても得策とは思えず、俺はケトルを一旦英智さんに任せて、零さんのおそばへ向かいました。
以前ステージの上でお姿を拝見したことはありますが、こうして互いに平服のまま、差し向かいでお話をする機会はこれまでなかったものですから、些か緊張してしまいました。それに、彼の弟である凛月さんと、旧館ではじめてお会いした時にも感じた、あの摩訶不思議な禍々しい気配が近寄るほどに強まっていくので、俺はつい口癖のように祈りの文言を口走ってしまいそうになり、慌ててそれを堪えたのでした。近くで見る零さんは、舞台上でお見かけした時よりもずっと温徳なご表情をなさっていて、『魔王』と称されるにふさわしい、あの燃えるような真っ赤な瞳も、多少の疑念を孕んではいたものの、親しみさえ覚えるくらいには温かく煌めいていました。
1454「いつも自分で言っているじゃないか。ところで瞑想は終わったのかい、朔間くん。ちょうどよかった、僕が三人分のお茶を淹れている間に、風早くんにこの部屋を案内してあげてくれないかな。そうしたら、僕に扉を開けさせたことを大目に見てあげよう」
零さんは、もともと顰めていた顔をいっそう曇らせて、これ見よがしな溜息をつきました。まだご挨拶も済ませていないうちに面倒をおかけすることはとても得策とは思えず、俺はケトルを一旦英智さんに任せて、零さんのおそばへ向かいました。
以前ステージの上でお姿を拝見したことはありますが、こうして互いに平服のまま、差し向かいでお話をする機会はこれまでなかったものですから、些か緊張してしまいました。それに、彼の弟である凛月さんと、旧館ではじめてお会いした時にも感じた、あの摩訶不思議な禍々しい気配が近寄るほどに強まっていくので、俺はつい口癖のように祈りの文言を口走ってしまいそうになり、慌ててそれを堪えたのでした。近くで見る零さんは、舞台上でお見かけした時よりもずっと温徳なご表情をなさっていて、『魔王』と称されるにふさわしい、あの燃えるような真っ赤な瞳も、多少の疑念を孕んではいたものの、親しみさえ覚えるくらいには温かく煌めいていました。
GoodHjk
DONE【巽零】同室if|英零を含む汝、不徳の隣人を愛せよ1:introduce
扉を開けてくださったのは、英智さんでした。三度控えめな調子でノックをしたのですが、それから十数秒もの間応答がなかったものですから、これは音が小さすぎて聞こえていないか、或いはそもそも室内に誰もいないか、そのどちらかだと合点して、せめてもう一度だけ、今度はもう少ししっかりと戸を叩いてみようと決意を新たにした矢先のことでした。
「やあ。いらっしゃい、風早くん」英智さんは一瞬目を丸くしたものの、すぐに平生どおりの穏和な微笑を浮かべて一歩後退し、道を譲ってくださいました。「どうぞ、入って。すまないね、荷造りにはもっと時間がかかるものと思っていたから、歓迎の用意がまだ終わっていないんだ。現に白鳥くんは荷物が多すぎて、部屋と廊下を何往復もしていて本当に大変そうだったからね。ああ、掃除は君のベッドを運び込ませた時に併せて済ませておいたよ。ほら、あれが君のベッド。その向こうにあるのが朔間くんのベッドで、仕切りを挟んで、僕のベッド。……さあ、どうか寛いで。今お茶の支度をするからね」
1314扉を開けてくださったのは、英智さんでした。三度控えめな調子でノックをしたのですが、それから十数秒もの間応答がなかったものですから、これは音が小さすぎて聞こえていないか、或いはそもそも室内に誰もいないか、そのどちらかだと合点して、せめてもう一度だけ、今度はもう少ししっかりと戸を叩いてみようと決意を新たにした矢先のことでした。
「やあ。いらっしゃい、風早くん」英智さんは一瞬目を丸くしたものの、すぐに平生どおりの穏和な微笑を浮かべて一歩後退し、道を譲ってくださいました。「どうぞ、入って。すまないね、荷造りにはもっと時間がかかるものと思っていたから、歓迎の用意がまだ終わっていないんだ。現に白鳥くんは荷物が多すぎて、部屋と廊下を何往復もしていて本当に大変そうだったからね。ああ、掃除は君のベッドを運び込ませた時に併せて済ませておいたよ。ほら、あれが君のベッド。その向こうにあるのが朔間くんのベッドで、仕切りを挟んで、僕のベッド。……さあ、どうか寛いで。今お茶の支度をするからね」
rsalreadydied
MOURNINGアイドルをやっていない十条要と風早巽が普通の「ともだち」になろうとするひと夏の話を書いていたら追憶が来たためこれ以上書く元気があんまりないやつ
かわせみのワルツ「要、お父さん一泊したら東京帰るから。帰りはおばあちゃんに近くまで送ってもらって電車乗り継いで新幹線な。いい?」
「わかってる。もう高校生だし」
「まだ高校生、の間違いだ。過信するなよ」
高速道路を乗り継いで、気がつけば見渡す限りの緑に囲まれていた。水田、向日葵、雑木林、ビニールハウス、畑、水田。忙しなく順繰りに、少しずつすがたをかえる景色の香りを知りたくて車の窓ガラスを開ける。夏の匂いだ。甘くて、香ばしくて、湿っていて、冷たい。ほんのちょっぴり開いた窓ガラスから勢いよく雪崩れ込む夏が、要の頬を強く撫でた。東京とは違って、この辺りはつめたい夏がやってくる場所だ。都会よりもよっぽど大きな空には、視界いっぱいの青が広がっている。
12181「わかってる。もう高校生だし」
「まだ高校生、の間違いだ。過信するなよ」
高速道路を乗り継いで、気がつけば見渡す限りの緑に囲まれていた。水田、向日葵、雑木林、ビニールハウス、畑、水田。忙しなく順繰りに、少しずつすがたをかえる景色の香りを知りたくて車の窓ガラスを開ける。夏の匂いだ。甘くて、香ばしくて、湿っていて、冷たい。ほんのちょっぴり開いた窓ガラスから勢いよく雪崩れ込む夏が、要の頬を強く撫でた。東京とは違って、この辺りはつめたい夏がやってくる場所だ。都会よりもよっぽど大きな空には、視界いっぱいの青が広がっている。
うすや
MOURNING捏造玲明追憶。公式から答えが出る前に書きました。※カプ無しのつもりで書いてますが書いてるのは要巽の人間なのでご了承ください
※何もかも捏造
捏造玲明追憶 MDMが終了し旧館での生活が終わってから、ユニットで集まって食事をするということはめっきりなくなってしまった。もちろんALKALOIDでの仕事先で食事を共にすることはあっても、それ以外の時にみんなで集まって食卓を囲むということは約束でもしていない限りなかった。ユニットとして始動してすぐの頃はいざ知らず、ソロでの仕事も徐々に貰えるようになってきた今ではメンバーが日中何をしているのかさえ知らないことの方が多く、会うのはもっぱらALKALOIDの仕事がある時がほとんどという状態だ。
それをどこか寂しく思っていたのは皆同じで、一彩の「たまには皆で食事をしないか」と提案によって予定があう日には四人でゆっくり食事を摂るようにしている。前回の集まりから約二週間経った今日が丁度その日だったのだが、一彩と藍良が少し遅れるとのことで、巽とマヨイは先に食堂で席を確保することにした。夕食時のせいか混み合う中で四人席を見つけるのは中々難しく、何とか空いてる席を見つけたのと遅れてきた二人が合流してきたのは丁度同じ時だった。
4617それをどこか寂しく思っていたのは皆同じで、一彩の「たまには皆で食事をしないか」と提案によって予定があう日には四人でゆっくり食事を摂るようにしている。前回の集まりから約二週間経った今日が丁度その日だったのだが、一彩と藍良が少し遅れるとのことで、巽とマヨイは先に食堂で席を確保することにした。夕食時のせいか混み合う中で四人席を見つけるのは中々難しく、何とか空いてる席を見つけたのと遅れてきた二人が合流してきたのは丁度同じ時だった。
mitzkaxx
DOODLE巽 / 2022.03(女主人公)イラスト本描きおろし 兼 表紙絵です
ついでなので2枚目に男主人公時の線画も入れました。
タイトルは私の2プレイ時の主人公名(男女共通)なのですが、字解した際の「2人の人物が膝を折って供物を捧げる」(ざっくり意訳)から取っています。ハンシンなので。 2
_null_jamming
PROGRESS間に合えば5/4新刊予定のひめ巽熱を喰らわば死ぬまで大好きな場所で歌い踊るのは、スイーツを一口食べた時のように甘い多幸感で満たされる。スポットライトの光が落ちてファンの歓声の中袖に捌けたHiMERUは、動悸が激しく苦しむ胸を落ち着けるように大きく息を吸って、仲間とハイタッチをした。
横に並ぶ者たちが出来て早数ヶ月。ファンも増えライブの回数も増えた今、「Crazy:BのHiMERU」として自分自身でも確かな手応えを感じている。そんな中開催された同期のALKALOIDとの合同ライブは、不安や懸念はあったもののこうして大成功を収めた。
「兄さん!」
「最高だったなァ!」
ステージから楽屋までの間、先に合流した燐音と一彩が何度も肩を叩きあう。他のメンバーも次々挨拶を交わす中、最後に袖に入ったHiMERUは暗がりの中で目の前の背中がくるりとこちらへ翻すのをぼんやりと眺めていた。
18360横に並ぶ者たちが出来て早数ヶ月。ファンも増えライブの回数も増えた今、「Crazy:BのHiMERU」として自分自身でも確かな手応えを感じている。そんな中開催された同期のALKALOIDとの合同ライブは、不安や懸念はあったもののこうして大成功を収めた。
「兄さん!」
「最高だったなァ!」
ステージから楽屋までの間、先に合流した燐音と一彩が何度も肩を叩きあう。他のメンバーも次々挨拶を交わす中、最後に袖に入ったHiMERUは暗がりの中で目の前の背中がくるりとこちらへ翻すのをぼんやりと眺めていた。