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    彼女

    yuno_tofu

    MEMO侑李君(プラム君)とアヤ(ゆの)とハフズ(ハウル)を取り巻いた色々と、「そうして彼女は、決意した」の補足纏め。小説書く用に書いたメモなので変わるかもだし、分かりやすさというものは無い。知ってる人向け。
    アヤ中心の補足アヤの罪悪感
    ・親友を救えなかったこと
    ・プラム君を救えなかったこと
    ・両親を恨んでいること
    ・ハフズを殺してしまったこと

    侑李君に対しては (和解するまで)
    ・親友と両親のことはもう言わない。
    ・プラム君を救えなかったことについても言わない。
    侑李君が帰って来てプラム君がどういう存在だったか聞いて、多分ハフズも説得してるだろうから同一人物視は一応出来てるかもしれない。ただそれでも「私を最初に救ってくれたプラム君(の記憶)はもう存在しない」て気持ちはあるし、プラム君を失った(守れなかった)経験は紛れもない本物で、侑李君に対しては「またプラム君のように失いたくない」という気持ちが強そう。それ故に距離を取ってる。(アヤは親友を亡くしたのは自分のせいだと思い、ずっと結望を親友と呼ばなかった(親友になったら結望も居なくなるかもしれないと恐れていた)。それと同じ。自分と居たらまた…と考えて傍に居れなかった)
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    リノリウム

    DONEアン嬢ルートの一幕。冬の学校にて。俺しか知り得ない彼女の一面。
    最後若干のゴア描写を含む。血なまぐさいですがサクハコです…。

    ↓TS作品再録本を作成するにあたり、皆さまにお尋ねしたいことがあります。
    アンケートにご協力のほどお願いいたします!詳細はリンク先にて。
    https://forms.gle/6JE9fHfVNUksafpu6
    細氷は風に舞い踊る きっとこれは悪い夢なのだと、何度も自分に言い聞かせた。
     学校という活気溢れた場所に似合わない、厳つい軍用トラックが何台も校庭に並んでいた。外からは時折乾いた銃声が聞こえてくる。雹が激しく屋根を打つ音にも似たそれが、俺の心を揺さぶり焦燥感を煽ってくる。
    『校舎のどこかに危険生命体がいる。お前ら、全員手を挙げろ!』
     奴らがそう叫んだ直後、突然始まった襲撃。あちこちから地鳴りと爆発音が聞こえてくる。パニックに陥り錯乱する皆。
     人の波に呑まれそうになっていた俺を強く引っ張ったのは、アンジョーの白くか細い腕だった。
     長い廊下を駆け、職員用トイレに隠れやり過ごし、中庭を抜け、体育倉庫で息を潜ませていても奴らは追ってきた。他のクラスメイトが一体どうなったかは分からない。学校のそばの裏山まで追いやられ、命からがら逃げ果せた頃にはすでに、辺り一帯暗闇に覆われていた。
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