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    ゆきこ

    DOODLEロイド君と兄貴の話。零序章、ロイド君視点。妄想が多大に含まれていますのでご注意を。
    零を再度プレイし始めた訳ですが、ロイド君て警察官に理想や憧れはあったけど自分が何をしたいかっていうのがあまりなかったっぽいな、とか、兄貴が唯一の肉親といってもいい状態で(叔父さんたちは少なくとも兄貴の生前そこまで干渉してなさそう)その唯一を亡くしたら喪失感は相当なものだろうな、とか考えてたらこんな事に(-_-;)
    兄貴が死んだ。そう聞かされた時、最初は信じられなかった。
    だけど遺体と対面し、葬儀の準備を進めるうちにじわじわとその実感は這い寄ってきて、全てが終わった後、シンと静まり返った家の中で遺品の整理をしながら、胸の内にぽっかりと大きな穴が空いた事に気がついた。
    兄貴はいつでも元気で騒がしくて、兄貴がいるだけでその場は明るく、輝いて見えた。だけど兄貴がいなくなった途端に全てが色褪せ、それは共和国へ、叔父さんたちの所へ行っても続いていて。
    しばらくは何をする気にもなれず、この穴を埋めるにはどうすれば良いのだろうかと考えていた。そんなある日、ふと目についたのは共和国の警察官。彼らを見て、兄貴の事件の真相を知れば少しは気持ちも切り替わるかもしれないとクロスベルへ、警察学校へと行く事を決めた。
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    ksnkz02

    MEMO良いなと思った曲から連想した伏乙お話。
    卒業後のまったりした2人の雰囲気を出したかった。

    なんでもない日常をさ、つらつらと流れるように綴るお話に憧れる、ああいうの書きたかった。難しいね。
    さざなむ時間俺も憂太さんも高専を卒業して、彼は高専教師に、俺は呪術師になっていた。別々の生活が続いていく中で、寂しさや不安を埋め合わせるために、俺達は2人だけで過ごすための部屋を借りた。本当なら同棲したいところだが、とにかく俺も憂太さんも多忙を極めているから難しい。基本的に高専という組織を中心に動いている呪術師界隈だから、俺も高専内に用意された部屋で主に過ごしてはいるが、週に一度くらいはこの部屋に行けている。だけど、高専教師且つ呪術師という二足の草鞋を履くあの人は、月に一度でも時間が取れたら良いほうだ。おかげで憂太さんの私物は一向に増える気配がない。ここは憂太さんと俺の家なんだと実感するには、あの人の気配が無さ過ぎる。そうだ、任務に出向く度に、ご当地ゆるキャラキーホルダーを買い集めていると、憂太さんは言っていた。そのコレクションを今度部屋に並べてもらおう。あんま可愛いキャラいないし、あの人のゆるふわ可愛いはなかなか超えられないものじゃないな。ミゲルさんから毎年送りつけられる、アフリカの木彫りの人形は、かさばるしなんか怖いから遠慮してもらおう。
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