暁
れある
MAIKING書ききれなかったニーゴお泊り会ネタ🎀がやばいからこそ今出さなきゃって…
ニーゴのお泊り会♪ ある冬の日の作業中だった。外では雪が降っていて、とても寒い。
「あー寒い。エアコンの温度上げようっと」
私はブランケットを膝の上に掛けながら、作業している。
私は立ち上がり、エアコンのリモコンを手に取る。そして迷いなく温度を上げた。エアコンが音を立てて、先程よりも強く暖風を吹き出す。
この冬は例年よりも寒いと言われていて、11月の今でもかなり気温は低かった。このままもっと寒くなるなんて考えられないし、過ごせる自信が無い。しかも私は、夜間定時制で高校に通っているから、普通の人たちよりも寒い時間帯だ。けど、朝起きるのがニガテな私が普通に通える訳もないし、仕方ないことなんだけど。
あ、そういえば自己紹介するのを忘れてたね。
3633「あー寒い。エアコンの温度上げようっと」
私はブランケットを膝の上に掛けながら、作業している。
私は立ち上がり、エアコンのリモコンを手に取る。そして迷いなく温度を上げた。エアコンが音を立てて、先程よりも強く暖風を吹き出す。
この冬は例年よりも寒いと言われていて、11月の今でもかなり気温は低かった。このままもっと寒くなるなんて考えられないし、過ごせる自信が無い。しかも私は、夜間定時制で高校に通っているから、普通の人たちよりも寒い時間帯だ。けど、朝起きるのがニガテな私が普通に通える訳もないし、仕方ないことなんだけど。
あ、そういえば自己紹介するのを忘れてたね。
ことざき
DOODLEとんちきなK暁。診断メーカー「140文字SSのお題(ID:587150)」様の、「貴方はKKと暁人で『グラスにうつった真実』をお題にして140文字SSを書いてください。」をお借りしました。
グラスにうつった真実 暁人のオフに、KKの泊りがけの仕事が重なった。映画館デートの予定はもちろん中止。これから数日、暁人は、二人が暮らしているマンションに独りきりとなる。
これはまたとないチャンスだ。内心でガッツポーズした暁人に勘づいたのか何なのか。「めんどくせえ、オマエも一緒に来て手伝え」といつも以上にうるさくゴネるKKをいってらっしゃいのキスで黙らせ、暁人は笑顔で彼をマンションのエントランスから叩きだした。そして、その足でスーパーに向かい、食糧品とお菓子を大量に買いこんだ。ついでに、もう少しで無くなりそうな洗濯洗剤と、トイレットペーパーの予備も買い足しておく。
これで籠城の準備は整った。
この先二日間、暁人は髭剃りをサボる。サボるったらサボるのだ。
1197これはまたとないチャンスだ。内心でガッツポーズした暁人に勘づいたのか何なのか。「めんどくせえ、オマエも一緒に来て手伝え」といつも以上にうるさくゴネるKKをいってらっしゃいのキスで黙らせ、暁人は笑顔で彼をマンションのエントランスから叩きだした。そして、その足でスーパーに向かい、食糧品とお菓子を大量に買いこんだ。ついでに、もう少しで無くなりそうな洗濯洗剤と、トイレットペーパーの予備も買い足しておく。
これで籠城の準備は整った。
この先二日間、暁人は髭剃りをサボる。サボるったらサボるのだ。
sakuratea_chan2
SPOILERシナリオ「残花を見よ」のネタバレ絵。通った人のみ見て良いやつ!
パス:久慈暁空の誕生日を数字4桁で(例:9月22日→0922)
(キャラシに書いてあるよ~~ココフォリアから飛べるよ キャラシ上に一切ネタバレはないよ) 5
ことざき
DONE2024年9月の毎月25日はK暁デー に参加しました。お題は「秋限定」「芸術」「衣替え」です。
美味しいものを食べる二人。
ほかほか焼き芋、サツマイモ 子どもの頃のKKにとって、秋と言えばサツマイモ、サツマイモと言えば焼き芋だった。
うろこ雲が彩る夕焼け空と、落葉し地肌を覗かせる山間の木々。赤に黄色に茶色に灰色。色とりどりの落ち葉をかき集めて畑に持って行けば、熊手を片手に待ち受けていた爺さんが、剪定した枝や雑草とともに焚き火にくべてゆく。そして、新聞紙にくるんだ生のサツマイモを、落ち葉の奥にそっと押しこむのだ。
パチパチと音を立てて燃えあがる赤い炎と、天高く立ちのぼる白い煙。うっかり風下に立ってしまうと、あっという間に舞いあがる灰の餌食だ。いがらっぽい喉と、ゴロゴロと違和感を訴える目玉。子どもの手伝いとはいえ畑仕事は重労働で、すっかり重怠くなった身体に、そのきな臭さはひどく堪えた。だが、その疲労感と痛みこそが、これ以上ないほど食欲の秋を満喫できる合図でもあった。
3683うろこ雲が彩る夕焼け空と、落葉し地肌を覗かせる山間の木々。赤に黄色に茶色に灰色。色とりどりの落ち葉をかき集めて畑に持って行けば、熊手を片手に待ち受けていた爺さんが、剪定した枝や雑草とともに焚き火にくべてゆく。そして、新聞紙にくるんだ生のサツマイモを、落ち葉の奥にそっと押しこむのだ。
パチパチと音を立てて燃えあがる赤い炎と、天高く立ちのぼる白い煙。うっかり風下に立ってしまうと、あっという間に舞いあがる灰の餌食だ。いがらっぽい喉と、ゴロゴロと違和感を訴える目玉。子どもの手伝いとはいえ畑仕事は重労働で、すっかり重怠くなった身体に、そのきな臭さはひどく堪えた。だが、その疲労感と痛みこそが、これ以上ないほど食欲の秋を満喫できる合図でもあった。
nachi_osora
DONEK暁デー参加作品。お題は「秋限定」で、なちゅらるに一緒に暮らしてる系師弟。しっかり出来上がってます。
ずるくてだめなおじさんと、ほだされて許しちゃう食いしん坊あきとくんの話。
私にしてはイチャイチャしてるのでは?では??!!
季節限定貢ぎ物「ちょっとタバコ買ってくる」
返事はないだろうと思いつつも、一応そう声をかけて玄関へ行く。予想通り、いつもなら聞こえる「いってらっしゃい」という柔らかい声はない。「うー」といううめくようなものはした気もするが、空耳かもしれない。
そこに僅かながら罪悪感を抱きつつ、KKは慣れたスニーカーをはいて、財布だけを持つ。鍵をどうしようかと一瞬だけ考えて、家に残る暁人がいるからいいかとそのまま扉から出た。
********************
暦上は秋とはいえ昨今まだまだ夏の気配を残す東京は、昼はじりじりとした熱気を感じる。
「いつまで続くんだか……」
ぼやきながら向かうのは、行きつけともいえる近くのコンビニだ。ごくごく平均的な品揃えだがタバコの購入程度ならば十分である。
3635返事はないだろうと思いつつも、一応そう声をかけて玄関へ行く。予想通り、いつもなら聞こえる「いってらっしゃい」という柔らかい声はない。「うー」といううめくようなものはした気もするが、空耳かもしれない。
そこに僅かながら罪悪感を抱きつつ、KKは慣れたスニーカーをはいて、財布だけを持つ。鍵をどうしようかと一瞬だけ考えて、家に残る暁人がいるからいいかとそのまま扉から出た。
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暦上は秋とはいえ昨今まだまだ夏の気配を残す東京は、昼はじりじりとした熱気を感じる。
「いつまで続くんだか……」
ぼやきながら向かうのは、行きつけともいえる近くのコンビニだ。ごくごく平均的な品揃えだがタバコの購入程度ならば十分である。
sakuratea_chan2
DOODLEシナリオ「残花を見よ」のNPCたち。妄想も含まれるので同卓者のみ閲覧可とします。一応ね。
パス:久慈暁空の誕生日を数字4桁で(例:9月22日→0922)
(キャラシに書いてあるよ~~ココフォリアから飛べるよ キャラシ上に一切ネタバレはないよ) 4
ユウシ
DOODLE2024/09/21【色々素材お試し顔絵】(Xから倉庫へ)+暁くんの横顔は触角どうするのか検討顔絵。
横顔じゃないけどほぼ横顔でつむじの触角は向こう側へ。つむじもう少し頭頂部近くか。
一応厚塗りだけど油彩筆じゃないテクスチャほぼ出ないツールメインなのでなんかぬめっとしてる…。
(髪の毛手癖全開だし結局等身も下がってるけど新しい素材ペンのお試しなので気にしない)
ことざき
DOODLE恐れる青年の話。K暁。診断メーカー「140文字で書くお題ったー(ID:375517)」様の、「貴方はk暁で『夢だったらよかったのに』をお題にして140文字SSを書いてください。」をお借りしました。
夢だったらよかったのに 暁人には、繰り返し見る夢があった。
◇
カーテンの隙間から射しこむ夕日が、ワンルームアパートの白い壁を茜色に染めあげている。同僚からの飲みの誘いを断り、ひとり自室で夕飯を腹に詰めこんでいた暁人は、顔をあげてデジタル時計を確認した。
現在時刻は午後六時三十分。今朝確認したお天気アプリによれば、あと十分ほどで日没だ。
少しのんびりしすぎたらしいと、暁人は慌てて最後のからあげを口に放りこんだ。咀嚼する間にもダイニングテーブルを手早く片づけてゆき、口の中の鶏肉を完全に飲みこみきると同時に立ちあがる。すでに満杯になりかけているゴミ袋に、空になったからあげ弁当の容器と、使用済みの割り箸を押しこんだ。沈みゆく夕日と競いあうようにして、あらかじめ準備しておいた黒いジャケットに着がえ、お札で満杯のボディバッグを身に着ける。
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カーテンの隙間から射しこむ夕日が、ワンルームアパートの白い壁を茜色に染めあげている。同僚からの飲みの誘いを断り、ひとり自室で夕飯を腹に詰めこんでいた暁人は、顔をあげてデジタル時計を確認した。
現在時刻は午後六時三十分。今朝確認したお天気アプリによれば、あと十分ほどで日没だ。
少しのんびりしすぎたらしいと、暁人は慌てて最後のからあげを口に放りこんだ。咀嚼する間にもダイニングテーブルを手早く片づけてゆき、口の中の鶏肉を完全に飲みこみきると同時に立ちあがる。すでに満杯になりかけているゴミ袋に、空になったからあげ弁当の容器と、使用済みの割り箸を押しこんだ。沈みゆく夕日と競いあうようにして、あらかじめ準備しておいた黒いジャケットに着がえ、お札で満杯のボディバッグを身に着ける。
nachi_osora
PASTK暁のつもりで書いたけど×というか+に近いです。知り合い以上相棒未満、発展途上の二人。後半はK→暁って感じかも。
劇中のお話であきとくんの名前への私的ロマンを詰め込みました。
ラストバトルの多少のネタバレ(ってほでもないかも)あります。
夜明けの子 嗚呼、夜が明ける。
朝がくる。
じわりと広がりゆくその光は、けして暗闇を切り裂くような激しさはなかったけれど。
貫き穿つような鋭さもなかったけれど。
代わりに月のように見守る優しさがあった。
慈母のようにいたわる温もりがあった。
絶望と嘆きの夜を、そっと包んで明日へと変えた。
嗚呼やはり。
この子どもはその名の通り、暁の子であったのだ。
***************
「そういやオマエ、あきとって、どういう風に書くんだ?」
どのタイミングだったかすでに思い出せはしない。
だが忘れる程度には初期で、そんな会話を切り出せる程度には慣れた頃合いだったのだろう。
ふと思いついて、公園のベンチでおにぎりを頬張る青年に尋ねてみれば、数瞬目をまたたくような間があった。
3205朝がくる。
じわりと広がりゆくその光は、けして暗闇を切り裂くような激しさはなかったけれど。
貫き穿つような鋭さもなかったけれど。
代わりに月のように見守る優しさがあった。
慈母のようにいたわる温もりがあった。
絶望と嘆きの夜を、そっと包んで明日へと変えた。
嗚呼やはり。
この子どもはその名の通り、暁の子であったのだ。
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「そういやオマエ、あきとって、どういう風に書くんだ?」
どのタイミングだったかすでに思い出せはしない。
だが忘れる程度には初期で、そんな会話を切り出せる程度には慣れた頃合いだったのだろう。
ふと思いついて、公園のベンチでおにぎりを頬張る青年に尋ねてみれば、数瞬目をまたたくような間があった。