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    正統派

    pesenka_pero

    PROGRESSノス誕で一作目を加筆修正しまくってたら間が空きました。改めまして、正統派吸血鬼ものお耽美を目指したいノスクラです。現時点でひとつ前の投稿よりもけっこう加筆していますのでよかったら。
    タイトル未定 私の身に何が起こったのだろうか。二百年も前の故郷で野犬に襲われて野垂れ死んだはずだったのに、言葉すら通じない異国の地で突然目が覚めた。夜なのに明るすぎる町を心細い思いでさまよい歩いていたら、紆余曲折を経て親切な人、いや高等吸血鬼のドラルクが保護してくれた。更にいろいろあって、今は柔らかいベッドに横たえられ、口髭を蓄えた見目のよい男に覆い被され、唇を彼の唇に塞がれ、口中を舌でまさぐられている。

     こんなことは絶対にいけない。押しのけるべきなのはもちろんわかっていた。しかし体に力が入らなくて、私はどうしても抗うことができなかった。それどころか自分から舌を差し出して、彼の舌を舐め返している。唾液なので特に味はしないはずなのだが、何故か甘くて美味だと感じられて、快くてなんだかぼんやりとする。彼は押さえ込むように私の頭を抱えていた。圧迫感はあるのにそれが逆に安心できて、私もつい彼の首に腕を回してしまった。彼はいやがることもなく、私をますます強く抱きしめて深い接吻を続けた。
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    tono_bd

    DOODLE・子役デビュー→正統派俳優→20代後半から何故かアイドル→独立して事務所社長のフィ×フィに憧れて俳優になったのに、何故かアイドルになっていたフィに複雑な思いを抱いていたが正式にお付き合いする事になったファという設定がありますが、本文にあまり関係ありません。
    推しの子102話を読んだ時、うわーこのネタ書きたいー!ってなりました。
    ただクリスマスを理由にしっとりイチャついてるフィガファウです。
    【芸能パロ】クリスマスイヴにイチャつくフィガファウ『今日は十二月二十四日、クリスマスイヴだね。ところで皆はイヴって何の意味か知ってる?』

     その言葉を聞いたのは何年も前の事なのに、毎年のように思い出すのはどうしてだろう。キラキラと街を彩るイルミネーションのように眩しく感じていた時代。未だファウストが学生だった頃の言葉だ。
     受験を控えていたファウストにとってクリスマスなんてものは家族でケーキとチキンを食べる日という意味しか持っていなくて、当然クリスマスイヴなんて言葉そのものに興味も無かった。だからふと飛び込んできたその質問が新鮮で、やたらと記憶に残ってしまったのだろう。
     今その質問を記憶のまま自分の指で打ち込み、用意しておいた写真を添え、最後にハッシュタグをいくつか付けて、前もって口裏を合わせた通りの時間に投稿ボタンを押した。
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