死ね
tts_mm_cn
DONEシエル。鏡。彼の本質は何なんだろうなとずっと考えていて、一時は“彼が言ってることは全部彼の本心で、言葉が本質なんだ”みたいに納得させていたのですが、木下龍也さんの
“飛び降りて死ねない鳥があの窓と決めて速度を上げてゆく午後”
という短歌を読み、急に色んな物が繋がって出来上がりました。
ゆりかごが落ちるように、大きな風に木から落としてもらいたかったのかな。次の窓を探しに行くのかな 3
_niku_tamago_
MOURNING没漫画供養 バカクソ汚いよ・悪夢漫画
・中身見てるとこに勝手に乱入して勘違いして去ってくモブになりてえ〜と思ったけどこんなにズカズカ入ってくるやつ無理すぎ!となったやつ
・ブエル呼びからクラクサナリデビ呼びになったとこ描きたかったやつ
・放が死ぬ死ネタ
だよ 7
雨音@ししさめ
PAST2023.2.8。⚠️死ネタ注意!!⚠️1=1/2+1/2「勝者、獅子神敬一様」
コールとと同時、ワッと悪趣味な仮面を付けた奴らの沸く声が聞こえた。
勝利したオレを、称える声。
けれどオレの心は、そんなものに全く高揚しなかった。
何故なら、対戦相手は……オレに、負けたのは。
「敗者、村雨礼二様。これがさいごのペナルティになります」
さいご?
銀行員の発する言葉の意味が、わからない。
「むらさ、め……?」
呼ぶ声が震える。
影になっていて、アイツの顔は見えない。
ただ静かに立ち上がり、観客を振り返った。
そのまま、足を進める。
二度と戻れない、終わりに続いてる道だった。
「……まて、よ」
立ち上がる。
その声にも、やっぱり村雨はこちらを見ない。
なぁ、今、どんな顔してんだよ?
2200コールとと同時、ワッと悪趣味な仮面を付けた奴らの沸く声が聞こえた。
勝利したオレを、称える声。
けれどオレの心は、そんなものに全く高揚しなかった。
何故なら、対戦相手は……オレに、負けたのは。
「敗者、村雨礼二様。これがさいごのペナルティになります」
さいご?
銀行員の発する言葉の意味が、わからない。
「むらさ、め……?」
呼ぶ声が震える。
影になっていて、アイツの顔は見えない。
ただ静かに立ち上がり、観客を振り返った。
そのまま、足を進める。
二度と戻れない、終わりに続いてる道だった。
「……まて、よ」
立ち上がる。
その声にも、やっぱり村雨はこちらを見ない。
なぁ、今、どんな顔してんだよ?
sy_dsprd4
PAST怪物/🧤+⌚️H歴後、再び武力蔓延る世界。戦闘で🪷と🔫を失い、しかしどうにか冷静に生き伸びようとする🧤と、打ちひしがれて投げやりになってしてしまう⌚️の話。怪物は誰
※死ネタ有
※首絞め 5
starstack_
DONEあんSTAパロのこは藍⚠️死ネタを含みます。
⚠️こは藍のつもりで描いてますが恋愛要素は無いかも。クソデカ感情が根底にあるのは確か。
⚠️燐音くんの出番が割と多いかも。純粋なCPものじゃなくてごめん……。 6
HRH_HRHpdnp
MOURNING友人に捧げた『分岐ありネガポジSS+絵』⚠️グロテスクな表現、死ネタあり
あらすじ(本文:パドゥンプ)
パス:ok
マ°さん(@hdgn_t)との合作(原案マ°さん)
続きは↓
分岐1『命令に従う』
https://poipiku.com/6596493/9692558.html
分岐2『命令に抗う』
https://poipiku.com/6596493/9692579.html 2
mugi63i7
DONE厄災戦でシャイロックを失ったムルのお話⚠︎死ネタなので、苦手な方はご注意ください
魔法使いの一生は長い。でも、終わりは誰にも等しくやってくる。突然の別れになってしまったのが不幸だっただけ。西の国の丘に建てられた墓標を前に、二人の男が佇む。太陽は薄く伸びた雲の陰に隠れ、はらはらと雪が舞っていた。
曇天の寒空の下、透き通った空気は身も心も切り裂くように冷たかった。墓標の前に立ち尽くすムルは、象徴的な帽子を深々と被ったまま、何かを口にすることは無く、マントだけが風に揺れてわずかに音を立てている。
その隣で墓標を見つめるフィガロの表情は、なんとも言えないものだった。厄災戦の折、賢者を身を賭して護ったシャイロックは、同じ場所で戦っていた魔法使いたちの目の前で石になった。長く生きる中で、幾度となく魔法使いの死を見てきたが、今まで見たどんな魔法使いの死に際より、なぜだか美しく見えた。
1674曇天の寒空の下、透き通った空気は身も心も切り裂くように冷たかった。墓標の前に立ち尽くすムルは、象徴的な帽子を深々と被ったまま、何かを口にすることは無く、マントだけが風に揺れてわずかに音を立てている。
その隣で墓標を見つめるフィガロの表情は、なんとも言えないものだった。厄災戦の折、賢者を身を賭して護ったシャイロックは、同じ場所で戦っていた魔法使いたちの目の前で石になった。長く生きる中で、幾度となく魔法使いの死を見てきたが、今まで見たどんな魔法使いの死に際より、なぜだか美しく見えた。
kaji
MOURNING【注意詳細】一般的な地雷要素を含みます
陽介視点の主人公と足立さんの二人(暗い)
BLの意味ではなく、主人公→足立さんの意識について陽介は納得できない部分や懲罰感情があるはずなのでその部分を無視できず考えたかった
足立さんが刑務所で自殺して主人公が後追い自殺する死ネタ
(でも自分の主人公は肉体が滅んでもすぐベルベットルームに回収されて希望すると新しい周回に再度行けるので事実上の不死者です) 10
p90si90rof
DOODLEうちの子の投稿②某夢小説サイトであげているコメディ死ネタ中編(完結済み)
原作キャラファイル風たのしい。 唯一の男主。
⚠rvキャラなしのキャラファイル風 ⚠捏造&妄想
なんでも許せる人向けです。
https://uranai.nosv.org/u.php/novel/03c871b7406/
クロシロ
DONE恋人に与える薬という思考問題より妄想したパラレルです。⚠️注意⚠️
・エンディング後のお話です。
(EDネタ混ぜた為前回より少しだけ長いです)
捏造たっぷりです。
・前回のクライヴver.と大まかな話の流れは変わりません。死ネタです。
細かい動作、セリフは違います。
・爽やかに終わると見せかけてメリバ気味です。
・今回書いたED後の内容は、数ある妄想の中の1つということで。 3191
あろ(遼晴)
DOODLE📦にお答えしたなんでも許せる方向けモブ🐶描写/🐯🐶描写/死ネタ/レイプ含みます
許せ、サスケ、これで最後だ。
📦箱ありがとうございます!
この前提条件がモブは🐶のアイドル生命を絶つことが目的なのか、それとも🐯に抱かれ始め魅惑的な姿まで放映されるようになった🐶を抱きたいのか、それともNO_MADの頃の🐶を求めていた人なのか。
それによってもかなり解釈が変わるとは思います🤔💭
勿論、アイドルとしての生命線を絶つことが目的であれば①一択です。
私なら 薬を飲めば3人は解放する→過去の自責の念から🐶は飲むことを決断→飲む→飲んだから3人を解放しろ→その後に電話口から聞こえる3発の銃声… まで考えました。
ここまでで🐶は元メンの3人と今の仲間たちと歌うための喉を失い、更には恋人の🐯へ思いを伝えるための声も失ったことになるので、本人の絶望は地獄より深いものになると思います。
2081この前提条件がモブは🐶のアイドル生命を絶つことが目的なのか、それとも🐯に抱かれ始め魅惑的な姿まで放映されるようになった🐶を抱きたいのか、それともNO_MADの頃の🐶を求めていた人なのか。
それによってもかなり解釈が変わるとは思います🤔💭
勿論、アイドルとしての生命線を絶つことが目的であれば①一択です。
私なら 薬を飲めば3人は解放する→過去の自責の念から🐶は飲むことを決断→飲む→飲んだから3人を解放しろ→その後に電話口から聞こえる3発の銃声… まで考えました。
ここまでで🐶は元メンの3人と今の仲間たちと歌うための喉を失い、更には恋人の🐯へ思いを伝えるための声も失ったことになるので、本人の絶望は地獄より深いものになると思います。
1noco_sin0n
MEMO※新しくなったべったーにも載せてます⚠️死ネタ注意!! こちらは【グエオル】です!
先日テェムレェンに流れてきた「推しカプで鎮痛剤と睡眠薬どっちを選ぶ?」的なやつ、補足とか何も見ないまま見出しだけでウォォオオオッてなったので爆速で妄想したのを書き出したやつ…
あと文章が妄想そのままの部分とちょっと作品書いてるげな空気出してる部分とが混ざっちゃってるぜ! 1919
1noco_sin0n
MEMO※新しくなったべったーにも載せてます!⚠️死ネタ注意!!
先日テェムレェンに流れてきた「推しカプで鎮痛剤と睡眠薬どっちを選ぶ?」的なやつ、補足とか何も見ないまま見出しだけでウォォオオオッてなったので爆速で妄想したのを書き出したやつ……
あと文章が妄想そのままの部分とちょっと作品書いてるげな空気出してる部分とが混ざっちゃってるぜ! 623
O_tou_fu_
MEMO死ねた含む(ポエムです)ちいさなきみ。どうしてもっと早く気づかなかったのだろう。
僕は一人寂しく雪の中で眠る。
いつまでもずっと
誰かに見つけてもらうまで。
「ここにいたんだね。」
幾年たって。
冷たい冷たい雪が溶けて春になるころ…。
山をいくつ登ったのだろうか。
小さな…昔のままの姿をした君をボクは見つけた
「くる…くり…?」
やっと見つけた。やっと…会えた!
私は震える手で地面に眠っている。
小さな友達。に触れ、自分も寝っ転がる
「変わらないね」
震える声で語り掛け、眠る。
もう。大丈夫。ボクが来たよ。
247僕は一人寂しく雪の中で眠る。
いつまでもずっと
誰かに見つけてもらうまで。
「ここにいたんだね。」
幾年たって。
冷たい冷たい雪が溶けて春になるころ…。
山をいくつ登ったのだろうか。
小さな…昔のままの姿をした君をボクは見つけた
「くる…くり…?」
やっと見つけた。やっと…会えた!
私は震える手で地面に眠っている。
小さな友達。に触れ、自分も寝っ転がる
「変わらないね」
震える声で語り掛け、眠る。
もう。大丈夫。ボクが来たよ。
yachan_trfy
DONE第76回とらふゆワンドロワンライ【最後の一夜/視界/恋しい】
#trfy_1dr1wr @trfy_1dr1wr
事前制作ちょうど1時間
9軸で惹かれあっていて身体の関係だけあった🐯❄️
死ネタなのでポイピク挟んでます。 1046
ripKei1030
DOODLE死ネタあり閲覧注意
母は病人でした
私が成人した年に病に倒れたのはまだ救いだったのでしょう、生活費とモルヒネ代を稼ぐことが出来ましたから
日に日にやせ細って、目も落窪んで、私の知る母とはすっかり別人になりました
夜になると痛みが強くなって到底眠れません
肺が潰れるように傷んで、おまけに視力が弱って光すら見えないから、母は恐怖と孤独に耐えかねて毎夜私の名を呼びます
微かな声で呼ぶんです、けれども夜は葉の擦れ合う音さえよく響く、母のすすり泣く声は毎夜私の頭に響き背中をチクチクと刺しました
そのうち仕事から帰って息絶えた母の遺体があることを願ってしまうほど私も追い詰められていました
2週間前、いつものように枯れ枝のような母の腕を取り服を着替えさせていると母は私の手を強く掴んできました
598私が成人した年に病に倒れたのはまだ救いだったのでしょう、生活費とモルヒネ代を稼ぐことが出来ましたから
日に日にやせ細って、目も落窪んで、私の知る母とはすっかり別人になりました
夜になると痛みが強くなって到底眠れません
肺が潰れるように傷んで、おまけに視力が弱って光すら見えないから、母は恐怖と孤独に耐えかねて毎夜私の名を呼びます
微かな声で呼ぶんです、けれども夜は葉の擦れ合う音さえよく響く、母のすすり泣く声は毎夜私の頭に響き背中をチクチクと刺しました
そのうち仕事から帰って息絶えた母の遺体があることを願ってしまうほど私も追い詰められていました
2週間前、いつものように枯れ枝のような母の腕を取り服を着替えさせていると母は私の手を強く掴んできました
togenkyo_ashn
MENUスカラマシュ夢本(後編)のサンプル夢主の死を経て放浪者が前に進む物語。
恋愛要素あり。
※夢主死ネタの成分がございます。
BOOTH(予約ページ)▶https://ashn.booth.pm/items/4874704
※夢主の設定、名前、容姿が決まっています。
※サンプルとして夢本1話2話を公開しています。
パスワードは放浪者の誕生日
例:1月1日→0101
A5サイズ/82ページ 12
togenkyo_ashn
INFOスカラマシュ夢本(前編)のサンプルですスカラマシュと共依存する物語。
恋愛要素あり
※暴力表現※性的表現(仄めかす程度)※非人道表現※夢主死ネタ
などの成分がございます。
※夢主の設定、名前、容姿が決まっています。
BOOTH▶https://ashn.booth.pm/items/4589638
パスワードは放浪者の誕生日
例:1月1日→0101
A5サイズ/78ページ 10
papapipipupupup
DONEさねぎゆさねみを見送ったあとのとみおかさんと、医者になったアオイちゃんの話。
※グロくはないですが、甘い内容でもないです。
※悲しい話や死ネタ自体苦手な方もいるかもしれないので画像添付ではなくポイピクにのせました。
冨岡さんが倒れたのは、不死川さんの葬儀を終えてからちょうど一週間後のことでした。
「おはようございます! お加減はいかがですか、冨岡さん!」
シャッと音を立ててカーテンを開けると、冨岡さんは部屋にさし込む朝の眩しさに目を細めます。
「今日は良いお天気ですよ」
「そのようだな」
柔らかな目元にはうっすらと浮かぶクマ。
「神崎には面倒をかけた」
すまない。申し訳なさそうな、静かな声が病室に響きます。
特別に親しい仲じゃなかった私は最近まで知りませんでした。水の柱であったこの方がこんなにも優しく、そして、悲しそうに笑むということを。青い瞳でベッドに横たわりながら窓の外にある高い空を見つめています。
朝の挨拶を終えて話すことがなくなり静かになると、窓の外から話し声が聞こえてきました。口元で息を白く曇らせながら診療の開始時刻を待ち、蝶屋敷の外に並ぶ人達です。
4318「おはようございます! お加減はいかがですか、冨岡さん!」
シャッと音を立ててカーテンを開けると、冨岡さんは部屋にさし込む朝の眩しさに目を細めます。
「今日は良いお天気ですよ」
「そのようだな」
柔らかな目元にはうっすらと浮かぶクマ。
「神崎には面倒をかけた」
すまない。申し訳なさそうな、静かな声が病室に響きます。
特別に親しい仲じゃなかった私は最近まで知りませんでした。水の柱であったこの方がこんなにも優しく、そして、悲しそうに笑むということを。青い瞳でベッドに横たわりながら窓の外にある高い空を見つめています。
朝の挨拶を終えて話すことがなくなり静かになると、窓の外から話し声が聞こえてきました。口元で息を白く曇らせながら診療の開始時刻を待ち、蝶屋敷の外に並ぶ人達です。
will_right_mari
PASTそういえば書いてたなぁというSS。死ネタなので注意。
【死ネタ】マリピチのバッドエンドの一つ異変が起きたのは、そう、ほんの1ヶ月前のことだった。
彼女が普段どおりに城内を歩いていたら、突然気を失って倒れてしまったという。すぐに城に駆けつけたが、ボクが到着する頃にはベッドから起き上がっていて、
「疲れていたのかしらね」
と、彼女は困ったように笑っていた。
しかし、その後も彼女は毎日のように突然気を失って倒れ、その度に寝室に担ぎこまれていた。
ボクはキノじいに頼んで、毎日城に泊まらせてもらい、彼女の傍から離れないようにした。只事ではないと誰もが思っていた。彼女自身も、その頃から「何かがおかしい」と感じていたはずだ。
王国中の医者や、海外の著名な医者が診ても、誰一人として病名を特定できなかった。次の医者を待っている間も、彼女が気を失っている時間が長くなっていっていた。何の病気かもわからずじまいで、日に日に深まる不安に城内の雰囲気が暗くなる一方であった。
1914彼女が普段どおりに城内を歩いていたら、突然気を失って倒れてしまったという。すぐに城に駆けつけたが、ボクが到着する頃にはベッドから起き上がっていて、
「疲れていたのかしらね」
と、彼女は困ったように笑っていた。
しかし、その後も彼女は毎日のように突然気を失って倒れ、その度に寝室に担ぎこまれていた。
ボクはキノじいに頼んで、毎日城に泊まらせてもらい、彼女の傍から離れないようにした。只事ではないと誰もが思っていた。彼女自身も、その頃から「何かがおかしい」と感じていたはずだ。
王国中の医者や、海外の著名な医者が診ても、誰一人として病名を特定できなかった。次の医者を待っている間も、彼女が気を失っている時間が長くなっていっていた。何の病気かもわからずじまいで、日に日に深まる不安に城内の雰囲気が暗くなる一方であった。
ginn_3331
DOODLE⚠️死ネタ紅花レトリン。暴力的描写はありません。なんでも許せる人向け。
懐かしい声を聞いたような気がした。
心地よい微睡から目が覚める。
気づけばすっかりと日は上りきり、散らかった部屋に暖かな光が斜めに射し込んでいる。
しばらく寝台でウトウトしていたが、喉の渇きに耐えかねてようやく骨が唸る身体を起こし、本が積み上がった部屋を見渡す。埃を飛ばそうと雑にかけた風魔法で散らばった書類も、そのままだ。
水で喉を潤し、端的にまとめられたレシピを見ながら調理に取り掛かる。う〜ん、レシピ通りにつくったはずだが味はどこか曖昧ではっきりしない。微妙だ。栄養だけは摂れているはずだから構わないだろうか。どこかくすんだ味の昼食をもそもそと食べ切る。
久しぶりに料理に関する本をひらけば、はらりと栞が音もなく落ちた。読んだことのないページに挟まれた栞の輪郭を指でなぞる。
968心地よい微睡から目が覚める。
気づけばすっかりと日は上りきり、散らかった部屋に暖かな光が斜めに射し込んでいる。
しばらく寝台でウトウトしていたが、喉の渇きに耐えかねてようやく骨が唸る身体を起こし、本が積み上がった部屋を見渡す。埃を飛ばそうと雑にかけた風魔法で散らばった書類も、そのままだ。
水で喉を潤し、端的にまとめられたレシピを見ながら調理に取り掛かる。う〜ん、レシピ通りにつくったはずだが味はどこか曖昧ではっきりしない。微妙だ。栄養だけは摂れているはずだから構わないだろうか。どこかくすんだ味の昼食をもそもそと食べ切る。
久しぶりに料理に関する本をひらけば、はらりと栞が音もなく落ちた。読んだことのないページに挟まれた栞の輪郭を指でなぞる。