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    漫才

    wtiaiiaio

    DONE購買の話その9。 春巻きパンを取ったどーする水上、購買店員が語るカゲ、購買で掛け合い漫才する天羽&海。【がっつりモブ店員視点の章あり。店員からみたカゲの性格・購買の歴史など】

    ※『影浦くんの友達』と『とつげき!一高購買部』は読み飛ばしても大丈夫な作りになっています。

    次回は漆間さんと水上がいっぱいしゃべります。よろしくお願いします~。
    六月のパン食い競争 その9棚から春巻き なじみの購買、にぎわう生徒たち、窓からのぞく見なれた裏庭──いつもと同じ昼休み、なんてことない日だと思っていた。いま、この瞬間までは。

     水上は購買陳列棚の前で立ち尽くしていた。上から2段目の一番右端のプレートには、丸っこい文字で「春巻きパン」と書いてある。いつもと変わらぬ風景だ。ただ一つ違うのは、ここ1カ月間欲してやまなかった物が、目の前にあるということだ。黄金色に光り輝くそれが、5つも、ある。そもそも春巻きパンは、ふだん2つしか在庫を置いていないのである。それがどういうわけだか5つもあるではないか。

    (まままま、まさか、分、身……!? ──んなわけないやろ)

     突拍子がないわりに弱すぎるボケに、セルフツッコミをする。一人漫才をすることで平常心を保とうとしているのだ。水上とて18歳、まだまだ青い高校生である。突然ふってわいた幸運を、目の前の現実を、すぐに受け入れることができない。
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    1kaitensitaato

    DONE◆二人とも記憶あり、復活してない世界線からの転生パロ、スザルル

    ◆今度こそルルーシュを正しい道に導かなきゃと思ってるので親友(※あたりがきつい)やってるけどなんだかんだルルーシュのことが好きなのも本当なスザクVS勘弁してほしいルルーシュ

    ◆キセキの誕生日観て、親友だけどルルーシュにあたりがきついスザクほんと栄養ある、二人で漫才やってくれ!と思って作った。殺伐してる。ハッピーエンド。
    【君のいる地獄に行きたい】(スザルル)「悪いな。送ってもらっちゃって」
    「いいのいいの!今日も見事な勝ちっぷり。ルルーシュってさあ、なんか欲しいものとかあんの?」
    「金は天下の回り物って言うだろ。元手があれば増やすのは簡単だ。いざという時のためさ」

    賭けチェスの代打ちのバイトは実に割がいい。ナナリーとロロの誕生日プレゼントは、常にその時贈れる最高のものを用意してやりたいが、学生という身分では資金面にやや不安がある。心臓の弱い弟のためには健康状態を常時見てくれるデジタル時計を贈りたいし、活発な妹にはマウンテンバイクの目星をつけている。短い拘束時間で稼ぐことができるのも、リヴァルという足がある賜物だ。俺は寮の近くまでつけてもらった感謝を込めて、来週のテストのヤマを書きつけたメモをリヴァルの手元に押しつけた。
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    su2vu

    MAIKINGお笑い芸人の直哉が場末のショーパブでステージに立つ甚爾を見て「一緒に漫才やらへんか」と誘い、本気でM1チャンピオンを目指すも、どつ本のカリスマ的面白さに打ちのめされてメンタルブレイクする話 たぶん続きます
    タイトル未定 甚直お笑いパロ 1 今年あかんかったら辞めよか。毎年毎年、浮かんでは消えていくその一言が言えんまま、五年の月日が経った。

     無所属のピン芸人が場末のショーパブでシノギを削っている。そんな噂を聞きつけた先輩が、俺に声を掛け、退屈をまぎらわせるために興味本位で飲みに行ったのが、全ての元凶やった。その頃の俺は高専時代の同級生と一緒に入学した養成所を卒業して三年、満足いくネタも作れん、バイトに追われてネタ合わせも出来ひん、そんな箸にも棒にもかからん日々を過ごしとった。そんな毎日をぶち壊してくれたのが、ショーパブのスポットライトを浴びる甚爾くんやった。
     なんていうか、第一印象は「なんでこの人お笑いやってんの?」やった。整った顔立ち、恵まれた肉体。女誑かして金巻き上げる仕事か、オッサンびびらして金巻き上げる仕事の方が似合うやろ、と思った。黒くてピチピチのシャツに、民族衣装みたいな綿のズボン。なんやこいつ。でも、気になる。目ェ離したら、知らん間にオモロいこと起きてまうんちゃうか、みたいな不思議な魅力があった。口元の傷痕は、メイクやろか。時間にして、わずか三十分足らずのショーやった。体感十秒。気ィついたら終わっとった。瞬きすら許されんかった。それでも、間違いなくオモロかった。この人に着いていったら間違いない、そう確信した。
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    あんごろうまる

    MOURNING意地悪な司会者を上手くかわそうとして夫婦漫才を披露するユキモモの話。
    ※意地悪なモブが出てきます(ユキに女性関係はあるのかと聞く程度)
     明るいポップなスタジオの真ん中に千と百は立っていた。今日は音楽バラエティ番組にゲストとして出演させてもらうことになったのだ。
     今Re:valeは波に乗り始めている。新人俳優として頭角を現し始めた千、ゲストたちへの話の振り方が絶妙でバラエティ番組で評価されだした百。正反対の二人ではあるが、今は絶賛夫婦漫才で売り出し中だ。きっかけは些細なことだった。
     ある日いじわるで有名な司会者が千に対して「アイドルとして売り出してるけど、実は何股もしてるんじゃないの?」と話を振ってきたのだ。案の定、千は不愉快な感情を隠そうともせず綺麗に整えられた眉をスッとひそめてしまった。
     音楽で評価されたい千は自分の顔のおかげで女性との関係が途切れないと言われることをひどく嫌っているのだ。百の知る限り、今の千は誰とも付き合っていない。普段帰ってきた千からは甘ったるい香水の匂いがしないからだ。たまにそういう匂いがする時があるが、千いわく「断りも無しにマーキングされた」と不機嫌な様子を隠そうともせずシャワーを浴びに向かうことはよく見る光景だった。もし付き合ってるなら、とっくに岡崎から怒られている。
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