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    災害

    rrKonrr

    DONE⚠️自然災害についての描写があります。フラッシュバック等ご心配な方は閲覧をお控えください。⚠️

    一回別れたけど未練たらたらなえんじがヨリを戻したいはなし。
    結局ホはどこまでもえんじに甘いし、えんじはホの愛情にあぐらをかいてるから、周りは「絶対やめといた方がいいってー!」ってなるんだけど、本人たちが幸せならそれでいいよとしか言えない。
    このえんじ、常くんには今後もずっと睨まれててほしい。
     それが彼のためだと、本当に思ったのだ。

     分かりましたと、ホークスは言った。どこまでも静かな瞳だった。振り返れば、彼はいつもそうだった。人付き合いというものは大なり小なり、すれ違いや意見の相違の連続であるはずだ。しかし、彼と付き合う中でそういうズレをろくに感じたことがなかったことに気が付いたのは、「もう辞めるべきだ」という終わりの台詞を口にしてからだった。
     自分の言葉に対して、ホークスが首を横に振ったことはなかった。そうですね、了解です、それがいい、そうしましょう、さすがです——いつもそう言って、楽しそうに笑うばかりで。
    「分かりました」
     出会い頭に何の前置きもなく別れを切り出された、こんなときでさえ。
    14094

    田崎ちぃ

    DONE恋人同士のドラロナ。

    ――君の生命の輝きを一瞬足りとも見逃したくはないからね。
    人間の相棒を生かすために愛を囁くドラルクと、人間社会で生きる吸血鬼の相棒の変化を見ていたいロナルドの、生と愛と転化の話その①。

    ドがロに感化されて他人を身を呈して助けようとする話。
    洪水災害がありますがみんな助かります。
    君に捧げた心臓は永遠に高鳴ることをやめない その退治人を初めて見た時、向日葵のようだと思った。
     太陽に愛された大輪の花。強く美しく、大空に向かって真っ直ぐ伸びるその姿に、一目惚れしたのだ。
     そういえば向日葵の花言葉にも「一目惚れ」なんてものがあったなと、誰が植えたか知らないが、城の近くに咲いていた黄色い花を見つけた時に調べたことを思い出す。今やすっかりあの土地は彼らのものだった。
     花は愛でるものだ。太陽を浴びて元気に育った昼の匂いを放つそれに、ドラルクはいつも恋焦がれて仕方がなかった。


    *


     傷口に消毒液が染みて痛いという理由で、ロナルドは目の前で彼の腕の傷を手当てしているドラルクを八つ当たりみたいに殴った。
     当然ロナルドの戯れみたいなパンチですら受け止められない吸血鬼は崩れて塵の山となる。
    6010

    lg_eb0

    DONE東上×越生 己が東上本線の支線であるということに強い思い入れのある越生と、根古屋と啓志と、恋バナの話

    ※鉄パーミル2日目の展示作品です
    ※大人越生のビジュアル以外の全て、秩鉄を拗らせる以前の東上の様子、そのほか廃線キャラクター等全てを捏造しています
    ※戦争や災害に触れる不謹慎なシーンが沢山あります、というか慎みのあるシーンはほぼありません
    焼け跡に芽吹く「なあ、俺が東上のことが好きで、できれば抱かれたいって思ってるって言ったら、どう思うんだ?」
    「一回くらい俺と寝てくれ、って思う」
    恋愛相談をする相手を間違えた、と俺は溜息を吐いた。日が沈んでから空襲警報が鳴り出すまでの時間にしか色恋の話など出来ないのだから、もっと親身に話を聞いてくれそうな相手を探すべきだったのだろうと分かっていた。だが、年上の男相手に抱いている気持ちを否定されるのが嫌で、男好きで有名な年上の男になんて聞いてしまった。まさか自分がこうしてからかいの対象になるとは夢にも思っていなかったが。
    「冗談、流石にお前に手を出したら東上にも伊勢崎にも殺される。全く、修身の授業を真に受けてるようなやつのお世話は面倒くせえ。誰が道徳的になんて生きてやるかよ。……あ、ビール取ってきてくれ、そこにあるだろ」
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