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    物語

    緋翠結衣那

    DOODLE取り敢えず知っときゃ、何となく読めんじゃね?
    的な設定↓

    場所は、どっかの会社の部署。

    内藤さん→シリーズ上、皆の上司
    根岸→部下
    ※内藤さんと根岸はデキている。
    (根岸がダーリンで、内藤さんがハニーのBL話)
    根本→威張らない、皆の頼りになるエリートな部下。オイラのシリーズ上、何の物語も生み出してくれない主人公の片割れ。

    以上を踏まえて、ふわっと読んでもらえれば良いと思っている内容。
    人攫い内藤「どうして根本はこの会社に入社してきたんだろう……」
    根岸「どうしたんですか、急に」
    離れたところで仕事をしている根本を眺める二人。
    内藤「あんなに仕事ができて、人の上に立つカリスマを持っているのに、こんな所で燻ってるのが勿体無いと思ってな」
    根岸「あぁ、アイツは此処に、他社体験と人攫いに来てるだけです」
    オレはそれに付き合わされてるんですよ。
    と、事も無げにサラリと言う根岸。
    内藤「……は?」
    持っていたペンを落とし、ポカンと根岸を見る内藤。
    内藤「人…攫い?」
    根岸「アイツも中々面倒くさい立場なので」
    落ちましたよ、と内藤のペンを拾って渡す根岸。
    そこで理解不能に陥っている内藤に気付く。
    根岸「あ、言い方が悪かったですね。所謂ヘッドハンティングですよ」
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    U3Zmb

    MENU既刊本 その③【籠の鳥は旅立った】

    自由になりたいと願う人外と、傍に居て欲しいと願う人外の悲しいお話。

    ※死要素・眷属・転生・戦闘による流血表現・その他捏造有
    ※物語はシリアスですが、最後はハピエンで終わります。
    籠の鳥は旅立っただらんとソファーに身を預けながら、タルタリヤは眉を寄せて口角を上げた。二人掛けのソファーの上で横向きに座って、ひじ掛けに背中を預ける。そうして、靴を脱がないままソファーの上に足を置いて笑みを浮かべている姿に、鍾離の瞳は何の色も示さなかった。ただ無言でタルタリヤを見下ろし、その鍾離の視線に答えるように、タルタリヤが緩く顔を上げる。そんな異質な空間がそこにはあった。
    永遠を切り取って持って来たような時間の中で、タルタリヤはふはっと笑って鍾離の目を見つめ続ける。そのタルタリヤの瞳は、彼本来の色とは遠く離れた石珀のような色に染まっていた。黄色のような橙色のような、それでいて、黄金を振り撒きそうなその瞳には、ハイライトが入っていない。ビー玉のようにキラキラと輝くその瞳の中は、あの時の同じ深淵のままだった。神をも喰らおうとする瞳をきゅっと細め、嘲笑うように息を零して、お綺麗な唇から流暢に言葉を紡ぎ始める。
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    mgn_t8

    DONE2024年ジュンブライベント。

    リリーベルが薬品の素材集めに訪れた村では結婚式を挙げるはずだった新郎が姿を消したまま帰ってきていなかった。新婦と彼女たちの幼なじみだという青年の依頼を持ってリリーベルは魔法舎に帰るが……

    「私があの子だったら、貴方を選んでいたのに」

     それは好きの気持ちを口にできなかった者たちの奏でる切ない叶わぬ恋の物語。
    門出と追想のカノン 疲労回復に役立つシィピィの実が豊作だと情報を仕入れて買い出しに来ていた。東の国寄りの中央の国の村。名をシピールという。果実を絞ってジュースにしてもいいし、皮を乾燥させて粉にしてしまうのもありだ。どんな風にして使おうかと考えながら歩いていると、お花屋さんの前を通った。店先には色とりどりの花が並べられていて、見ているだけでもとても楽しい。あいにく魔法舎には花よりも食べ物の方が喜ぶ面々が圧倒的に多いのだけど……自分用に小さいものを買って帰ってもいいかもしれない。前に賢者様は見るのは好きだけれど、世話をするとなると枯らしてしまうと言っていたから別のものの方がよさそうだ。端から順に花々を眺めていると、店の端の方で立ち話をしているご婦人たちの話し声が聞こえてきた。
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    -ねね-

    DOODLE「昔日の星を紡ぐ」 あとがき


    約1年半ちまちま進めていましたが、無事に完結させる事が出来ました…!
    描きながら嬉しいお言葉たくさんいただけて頑張る糧になりました…!

    長編漫画を描いたこともない癖に(そのうえ漫画ソフトですらない)なんとなく頭の中にある自宅の妄想を全部吐き出して形にしたいな、と思ったのがきっかけで筆を執りましたが、ろくなネームも起こさず、セリフのみスマホで打ち下書きしながら進めていったせいか約130ページという膨大なページ数となりました…。
    前に翡翠漫画を描いた時にコマ割へったくそだな…4コマのが楽かも?多分100ページ以内には収まるだろ、とスケ管ガバガバでスタートでした。
    読んでいてもスクロール大変だったと思います…すみません。

    絵を描くのとは違う表情や登場キャラの感情描写など慣れなく難しい事もたくさんありましたが、趣味の範囲ですのでとりあえず形にしたい一心でした。
    セリフがつく分、キャラ個々の性格設定に自分の思考も混ざり…表現や捉え方は色々あると思うので解釈しづらい場面もあったかと…。
    話の進め方や展開を考えるのは楽しかったので、ほぼ自己満足ですがどこかに刺さっていたら嬉しいです。

    長い間読んでいただきありがとうございました!

    2024.6 ねね













    (↓ここからはメモ的なもの)

    ●補足や設定など

    誰が主人公か、と言われたら3人なんですが、アルシャ・キテン・ナナシはそれぞれ生きづらさや偏見を向けられ、他人に作り上げられてしまった人物像に抗う共通点を持たせたかった。
    不登校やタイムマシンなどの本編の要素や図鑑説明や能力も織り交ぜつつ、自宅の妄想要素も入れられたらなと…。

    ネタは星、四柱推命、卜占(知識はない)辺りから。

    役割も
    光を与える恒星(アルシャ)
    恒星の反射光で光ることができる惑星(四災)
    星に影を作る星喰(ナナシ)

    恒星の光で明るく照らされる惑星 → 正の感情を取り入れ縁起物としてあることができる
    星に影を落とす現象の星喰い → 負の感情を落とし厄災化

    みたいな立場で当てはめてました。

    名前も星座や惑星+喜怒哀楽から取ってましたが、パラドックスは全員名前無しです(ウルトくんはいただいた子なので例外)



    ●タイトルの「昔日の星を紡ぐ」

    昔日→過去の日々。これはナナシにとっては時間遡行は全て過去の出来事であり、星は名前や役割、それらを繋げるという意味でつけました。
    最初奮闘記だったんですよ、タイトル全然思い浮かばなくて……。




    ●登場人物

    【アルシャ】
    両親が他界、近所のお姉さん(スピカ)宅で面倒を見てもらっていたため、迷惑かけないようにしなくては、が第一でヒトの顔色を伺うことに長けてしまった。
    ヒトを避け、自分の考えが揺らいでいたけど、自分の選んだ事に悩みながら進んでいく優しい子にしたかった。


    【キテン】
    人伝手に知れ渡ったイメージと本質を知らずに作り上げられた悪を被ったお兄さん。目隠れキャラは初かも…。
    蓋を開けてみたら人情味もあり、本人も感情の葛藤をしている。ただ好き嫌いははっきりしている性格なので自分の許した相手にはとことん優しくするけど、それ以外には当たりが強い。

    当初は厄災化寄りの状態で進めていこうと思ったんですが、厄災達の考察や元ネタなどを調べていくうちにもしかしたら周囲の影響で悪とされた被害者側かも…?と考え、性格というよりは意識が二面性に分かれるようにしました。

    厄災はキテン・ラクカは元ヒトなのでアルシャ逹ヒトに対して理解も会話も成立しますが、カイド・トアイは元神霊(神様)のため態度デカいし偉そうです。


    【ナナシ】
    幼い子供の独占欲や感情の整理が追いつかない、愛情不足で孤独を表現したくて…たくさん辛い思いさせました。
    感情の題材は善し悪しの境界線や振り分けはそれぞれだし、イコール悪い事に設定してしまう思考や解釈違いが難しいかな、と思ってたので擬人化の設定程度に見ていただければ幸いです。


    【ウルト】
    ハネと交換でいただいた子です。
    伏線だらけで不安要素しかない物語へ招いてしまって大丈夫だっただろうか…。
    ナナシの本質を見抜いている存在としてルート分岐させるキーパーソン。ウルトくん自身もナナシと同じ力を持っているので物語中での状況の理解は早い。
    知り合ったからには友達としてナナシを救いたい、影からアルシャとキテンを誘導していた存在なのでアルシャ逹からしたら謎を残した子。


    【四災】
    喜怒哀楽の感情をそれぞれ特化として取り込み、それらの正負の感情を力とする。
    個人解釈ですが、「喜び」や「怒り」の感情を正負の二つに分けるとしたら、正は純粋な気持ちや誰かの為の感情、負は自分勝手だったり、他人の損を顧みないなどかな、と。
    正負の気は近くに在れば取り込んでしまいので付喪神達は受け身。

    付喪神になった時点で人間の悪い感情や王様の欲望、ナナシの村の者がナナシを生贄にするとこで得る喜びやキテンがいなくなればアルシャを独り占め出来るなどの感情が厄災化させる原因。
    アルシャが無意識にキテンに向けてる感情は一緒にいて嬉しい純粋な好意なのでこれらの感情を集めると縁起物となる。

    個々については他の厄災達は特に出番なかったので割愛…。四災のボスはカイドです。




    何か設定でひらめいた事あれば描いていこうと思います。ここまで読んでいただき、ありがとうございます!



    yawe__choita

    DOODLE拙作「明日、なに食べたい?」の中で絵本作家をしている脹相が書いた絵本をイメージした本です。
    何となく脹相っぽいオオカミさんが、何となく悠仁っぽいチャトラくんと共に救われるお話です。

    ※「明日、なに食べたい? Summer」にてこの本の話題が出てきます。本編には一部しか載せる事はありませんので、物語として読めるのはこの本でのみになります。
    ふたりでならどこだって作:ツキナガ 絵:むた かすみ





     深い深い森の奥。
     小さなおうちに、オオカミさんがひとりぼっちで暮らしていました。

     小鳥のさえずりと、風が木を揺らす音の他に何もない静かな森で、オオカミさんはいつもひとりぼっちでした。ですが、少しも寂しいと思った事はありません。

     小さなおうちには、オオカミさんのお気に入りのソファと、木イチゴのジャム、そして、大きな望遠鏡があります。
     ソファはいつでも、お空の雲のようにフワフワ。
     森の木イチゴで作るジャムは甘酸っぱくて美味しくて、パンが足りなくなってしまうくらい。
     そして大きな望遠鏡は、覗き込めばどこまでも見渡せました。
     望遠鏡は、夜空のお星さまをキレイに映します。見上げただけでは小さな点のようなお星さまも、望遠鏡で覗き込めば、大きな光に見えます。
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