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    6rokurock9

    MEMO俺がお前でお前が俺で、あの日の君は眩しくて
    麒麟893パロ・輝十
    十「カチコミ用の道具……ネイルハンマーとかで良ければホームセンター行ってきますが」
    道「チャカに決まってるだろ」
    十「は?ヤクザじゃあるまいし。なんでそんなものを」
    道「うちは立派なヤクザです〜💢」
    十「は?どうせ自称でしょ」
    道「まだそんなこと言ってんのか。やっぱこいつ拾っといて良かったな……」
    十「そもそもそんなものホームセンターに売ってないでしょう」
    道「誰がその辺で済ませろと言った。都会の方に卸してる奴がいる。そいつのところ行って買い付けてこい」
    十「え〜九道さん行かれては?」
    道「組長がチャカ買いに行く組が何処にあるんだよ💢一発でお縄だわ」
    十「まあ行きますけど……あっ泊まりでいいですか!」
    道「日帰りじゃボケ」
    十「ケチ( `皿´)」
    道「車で行ってこい」
    十「どれ使っていいですか」
    道「余ってるハイエース乗ってけ。50丁は欲しい。あと木刀とドスと弾と……1丁30万に値切らせて1500万、2000万あれば足りるか」
    十「そんな大金を出すんですか?本当に?」
    道「………まあ。うん。大事なことだから」
    十「本当に???」
    道「うん。コルトは新品で30万が底値だからな。絶対値 8329

    kemuri

    MEMO哀しみで目が眩みそう/フロリド初めて昼間に海から顔を出した時、あまりにも世界が眩しかったことをよく覚えている。
    深い北の海の底では明るいことなんてなくて、ほんの僅かな上からの光と、発光しているオレ達のような生き物が全てだった。
    深い海には届かない赤色が陸の世界では特に眩しいくらい目に刺さって、このトゲは一生抜けないんだと思ったし、抜けるなんてもったいないと感じた。
    「きーんぎょちゃん」
    「……なんだい、フロイド」
    振り返る顔には『いつになったら飽きるのだろう』という表情がそのまんま張り付いている。こんな眩しい金魚ちゃんのこと飽きるなんてことあるんだろうか。いや、オレのことだから絶対無いとは言い切れないけれど……それでも手の届くこの距離にある内は絶対離したくないし、オレのせいで輝きが落ちるなんてことなんか合ってほしくなかった。
    それでも、人生は一瞬とよく言う。
    順調に成績を収めて卒業をして、それぞれの道を行って、ちょっとしたお隣さんのように住み着いて、何だかんだお互い未婚のままそこそこの歳になって、今は忙しいけれどおじいちゃんになったらゆっくり遊べるかもねぇと雑談をしていた頃、そんなタイミングで金魚ちゃんはスッと人生 987