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    yayosan_P

    MOURNING2020年10月10日開催の「お好み焼き祭」にて頒布した本の再録です。
    WEB再録二本 + 書き下ろし一本を収載した本でした。眩と利狂中心。読み手を選ぶ内容です。
    筆者は公式ではきっと全然そんなことない話を、あたかも事実であるように二次創作するのが趣味です。
    当時手に取ってくださった方はありがとうございました。また、今回初めて読んでくださる方も。ありがとうございます。
    パンドラボックス その壱、開けずの冷蔵庫

     我が家には『[[rb:開けず > 、、、]]の冷蔵庫』がある。開かないのではなく、開けていないだけだ。
     俺がその存在に気づいたのは暑い夏の日で、そう、教授の居ない時間に家の掃除をしている時だったはずだ。
     プライベートな空間だからという理由が七割、その先が魔境であることの想像が容易なので自分の精神衛生上目に入れない方が健康に良いと分かっているというのが残り三割。そんな理由で滅多に足を踏み入れもしない教授の私室を覗き見てしまったのは本当に単なる偶然だった。
     俺自身の名誉のためにいえば、好奇心でそうしたわけではない。
     暑さに耐えかねてかいつものずぼらかは知らないけれども、あの人が自室の扉を開けっ放しにして外出してしまったのが悪いのだ。不幸中の幸いは、その間に昆虫の類が脱走して俺との共同スペースなどを侵略することがなかった点だろう。
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    yayosan_P

    MOURNING元々某支部に掲載していましたが、色々あって作品非公開にしたので。支部でしか読めなかった話を引っ張ってきています。
    眩くんがこの歳になってはじめて喧嘩できるだけの友達ができたというか人付き合いができたとかだったら三日三晩踊り狂ってしまうなと思った話。杁の兄属性に夢を見ています。
    家出少年は安息を知る「もう、いい加減にしてください!」

     腹の底から出した言葉はその内容こそ普段と変わらないものだったが、声色は怒りに震えたものだった。
     いつもと違う声を耳にして利狂が眉毛をピクリと動かす。力強く机を叩けば天外と溺は会話を止め、それぞれが眩に向き直った。
     はぁ、と呼吸が荒くなる。目が赤くなっていないかを本当は気にかけるべきだったかもしれないが、そんな心の余裕も無くなるくらいに頭の中が乱れていた。真っ白というよりも灼熱のマグマに覆い尽くされ焼かれていくような心地だ。眩は自身の内側から湧き出る衝動と感情に任せるまま、鞄と携帯を掴むと外に飛び出す。
    「くらむん」と、焦ったような溺の声が聞こえてきた。「やめなさい」という利狂の制止は果たして眩と溺、どちらに向けられたものだろう。「くらむん」、最後に聞こえた天外の声色は聞いたことがないくらいに寂しそうなものだったが、絆されてなるものかと強く、扉を閉める。
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    sanokusu

    MEMO改めて拙作の絵を描いていただきありがとうございました゛…何度見ても大好きすぎて息が詰まります゛…!!!!😭🙏💐以下怪文書になります、何もまとまらなかったんですがめちゃくちゃ好きということと感謝の気持ちがお伝えできれば嬉しいです゛゛

    1枚目
    ボロボロの2臨が好きなのでもう大好きという感情が先に出て涙出ました…限界オタクなので好きなもの見ると感情がおバグりになります、なりました😭😭😭
    血だらけの2臨の側で晴明を小さな身体で睨むぐだち(12歳)の目の強さと、小さなお手手が獣の腕に添えられてるのがあまりにも良くて泣きました…。こんな大きい獣が血だらけで倒れてたらまず近寄らないのに、怖いながらも近寄ってる感じがありありと伝わってきて最高です…;;かわいい゛…😂😂😂
    晴明の睫毛とうなじが綺麗で、私が想像している晴明イメージまんまで両手を合わせました。背後だけでわかる圧倒的「「強さ」」がすごい…です゛……!!きっちりかっちりしているので2臨の野性味との対比が好きです゛😭
    いや2臨の筋肉がヤバ…ヤバ……分厚い~;;;;;;;筋肉バキバキな2臨が好きなので好きです…手もでっかくて獣感溢れているのに半開きの口から垂れる血がえっちで興奮しました🙏そして顔回りが綺麗で顔も綺麗で髪の広がりもめちゃくちゃ綺麗で空を見上げてしまいました……綺麗だ………🙏🙏🙏

    2枚目
    一目見て「「これが……幸せ、…ってコト……?!(そうです)」」とちいかわになりました……ヤ゛ーーーーーッッ!!!!😂😂😭😭🎉🎉💐💐🕊️🕊️
    あの、小さな子供たちの送り迎えしているらせつおーの概念がめちゃくちゃめちゃくちゃ好きなので、松之さんの絵で見れて嬉しいです……ハアッ…す、す、好゛……!!!!らせつおーの表情が優しいのと長男の頭をでっかい手で優しく撫でているのが、これが……血にまみれた獣が千年の孤独を経て人並み以上の幸せを掴み取ったってこと……?!!?!!と夜中に一人転がってました……父をやっているらせつおー、あまりにも、あまりにも良いです……😂😂😂
    子供の園バッグを肩に下げてますが、でかいらせつおーが園児用バッグを持つと相対的にバッグが小さく見えるやつ、あまりにもよくて尊さがすごいです……父、やってる……😭😭😭
    そしてそのでっかい背中でスヤスヤおねんねしてる次男が可愛すぎてアラ~~~^^^^となりました…よく寝る子は育ちますからね…すやすやすくすくってワケですよ……かわいい゛……ぎゅとするおててがちまこい……😭長男は笑顔で立香ママにお花摘んできてあげてて、小さい子の純粋さがあまりにも尊くて暫く目を閉じてました…ハーフパンツに黒ハイソな笑顔が眩しいショタは健康に良いと古事記にも書いてありますからね…めちゃくちゃ健康になりました…おててが…ちまこい…………ッッ!!!!
    家で夫と子供たちの帰りを三男と待ってた立香ママ概念もめちゃくちゃに好きなので、情緒がヤバくなりました…さっきからヤバいしか言ってないんですが、めちゃくちゃ好きです゛…髪を後ろでまとめているの、家事とかやる「「母」」みがあり両手を合わせました(2回目)可愛い長男からお花をもらう立香ママ、笑顔が眩しくてこっちまで笑顔になりました…;;;
    側でぎゅっとママにひっついて長男のことぼや……と見てる三男が可愛すぎて、あまりにも可愛いと食べたくなるのはほんとうなんだなぁと噛み締めています。ちっちゃい……あんよが……ちっっちゃい………尊い……😭😭😭
    全体的に夫婦の体格差がすごいのと、子供たちがそれぞれ可愛くて最高です……毎日モニタリングしたいですね……、ちょっとまってください、この絵のぐだちは「人妻」……てこと……???!!!?めちゃくちゃ興奮してきました……あしやは「既婚男性」で…は、ハァ……ふふ、……いや………好きです…あまりにも……良すぎます…~~~!!!!😂😂😂

    3枚目
    アァーーーーッッ゛!!!!!!ま、まってください、まってくださいね、アァーーーーッッ……!!!私は冷静さを欠こうとしている……いやもうだいぶ怪文書で本当に申し訳ないのですが、画面のさんきょうだいの「「「美」」」ちからが強すぎて深呼吸がとまりません……え、気が狂う………🙏🙏🙏🙏
    長男、後ろでポニテなのがわかりみが強くて赤べこのようにウンウン頷きました…わかる…顔の良さを全面に出してきますもんね……ベスト着用なのも真面目さが出てて最高です…この顔の良さで子供の相手が上手いというのはもう、保護者の間でファンクラブ出来てそうですね…来年は蘆屋先生のクラスになれるといいねって子に言ってる保護者いますこれは……😂
    短髪の次男゛゛゛!!!!!短髪の2臨が好きなので好きじゃないわけがないんですよね……😂こ、この男、お役所で働いている……?!!?!?絶対モデルやったほうがいいとか言われてそうですね……別部署の仕事もなんやかんや頼まれたら二つ返事でこなして定時で上がってそうな仕事できる男みが最高です…家に一番乗りで帰ってくるやつ……;;;
    三男゛゛!!!!!!これは個人的な趣向の話なんですが、全体的に黒髪のらせつおーもいいなと思っていて、それが松之さんの絵で見れて感謝のあまり安らかに寝ました…ぐっすりすやすやでした……安眠に良い…😭😭😭父と同じくオールバックのデコ出し顔の良さを見ろスタイルすごく好きで頭を抱えました…かおが、かおがよすぎる……!しかも黒シャツ白衣に聴診器なスタイルも似合いすぎて拝みました……医者とか医療行為に関わる推し、好きなんですよね……人を救いも殺しも熟知しているところが…😭🙏🙏🙏立香ママにくっついてたのにこんなに大きくなって…人を救うようになって…😭😭😭😭
    3人ともあまりの顔のよさと好みの雰囲気で尊すぎて心臓が痛くなってきました…本当に画面がよい……😂😂😂みんな母譲りの目の色をしていて、性格も母譲りの優しさを持ってるんじゃないかなと感じられる微笑みが好きです……この男3人を立派に育て上げた立香ママ、すごすぎる…
    きっとらせつおーパパの方は子供たちの反抗に若干遭ってそうでフフッとなりました…身体が大きいので子供たちの反抗の受け皿になっているけども、本人は反抗されても立香ママがいればいいので気にしてなさそうなまま育ててるのが巡りめぐって子供たちの情操教育に良さそうですね……🤔
    大人になった子供たち3人と飲みかわしているのもよいし、外に出たら顔がよすぎるでかい男3人に囲まれて周囲から心配そうな視線を向けられる立香ママとかいそうで微笑みました…🙏最後にこの息子たちと夫に看取られて幸せだったろうな…と勝手に感慨深くなりました…😭😭😭

    感情の赴くままに思ったことをつらつら綴っていたら思ったより怪文書になってしまい申し訳ないです、どれも最高過ぎて拝みました……毎日眺めては元気をもらおうと思います……ウウッ、感謝の踊り……舞います……ありがとうございました……!!!

    (いただいた絵をみてたら描きたくなったのでちょっとですがお納めください…゛…!)

    ビョン

    DONE2/13 ライバボwebオンリー Small b@ tch にてPixivで公開しました『眩惑絢爛 -Precious glare-』のライ視点おまけ小話です。
    時系列としては第2章の後から、第3章の途中、「その夜」までの間の話になります。
    僕の番犬 : ライ氏の密かなる悩み 三人でのパーティー任務の翌日、俺は一人で魔女のもとを訪れた。
    「何かしら。あなたが私に用だなんて、珍しいこと」
    「これから、あいつを……バーボンを連れ回す時は俺も呼べ」
    「あら? あんなくだらない任務に呼ぶのは最後にして欲しいんじゃなかった?」
     あからさまな揶揄に苛立つが何も言えない。
    「あの子が気にかかるんでしょ。ええ、分かるわ。それにあなたたち二人で並ぶとなかなか良いことも分かったし……いいわよ、任務に支障が無い範囲であなたも呼んであげる。うふふ、まるであの子の忠実な番犬ね」
    「黙れ」
     魔女の揶揄くらいで済むなら安いものだ。

     どうしてあんな子どものような男がこんな腐ったところにいるのだろう。実年齢を聞いた今でも信じられない。見た目だけの問題では無い、なにか無垢でアンバランスなのだ。凄まじく有能で充分に腕も立つのは知っている。なのにどうにも無防備で、周りが見えていない。特に、自分に向けられる好意や欲望にひどく鈍い。
    1993