脹
10ゲージのポイポイ
MOURNING悠五。パロ。脹相お兄ちゃん登場。ネタが膨らまなかったもの。
「お前が五条か」
「え、誰?」
「俺は悠仁のお兄ちゃんだっ!!」
「悠仁、兄弟いたの?」
「いや…いねぇけど」
「よく分かんないけど、めっちゃ怒ってるね」
「付き合ってる人がいるか聞かれて答えたら…」
「ナルホド?」
「お兄ちゃんは認めんからなっ!!」
「兄弟じゃねぇし!」
「よくも俺の悠仁を好き勝手しやがって…」
「ん〜まあ、好き勝手されてるの僕だけどね」
「あ?」
「せ、先生!」
「抱かれてるの、僕の方」
「………」
「よくも俺の悠仁を誘惑しやがって…」
「うーん。どっちでもそうなる訳ね」
「ゴメン…先生」
265「え、誰?」
「俺は悠仁のお兄ちゃんだっ!!」
「悠仁、兄弟いたの?」
「いや…いねぇけど」
「よく分かんないけど、めっちゃ怒ってるね」
「付き合ってる人がいるか聞かれて答えたら…」
「ナルホド?」
「お兄ちゃんは認めんからなっ!!」
「兄弟じゃねぇし!」
「よくも俺の悠仁を好き勝手しやがって…」
「ん〜まあ、好き勝手されてるの僕だけどね」
「あ?」
「せ、先生!」
「抱かれてるの、僕の方」
「………」
「よくも俺の悠仁を誘惑しやがって…」
「うーん。どっちでもそうなる訳ね」
「ゴメン…先生」
tada_00_
DONE #お兄ちゃんワンドロお題『吸血鬼』
心持ち脹虎。
吸血表現あり。
生まれ変わり。
吸血鬼だけど日本。あと、勝手に血の代用品捏造。
心が広く、なんでも受け入れたるぜ!という頼もしい方のみお進みください。
ここを使って投稿するの初めてなので何か不作法してたら申し訳ありません。
芳しき血の香り 町外れと言うよりは、もはや森の入り口というような所に薔薇の花に囲まれた一軒の日本家屋があった。それは大層立派な屋敷で、広い平家に広大な庭まであるいつからそこにあるのかもわからないほど古い家だった。家の周りには生垣の代わりに真っ赤な無数の薔薇が、まるで侵入を拒むように密に植えられている。日本家屋と言ったら桜やら松やら椿やらそういったものの方が似合うのではないかとは思うものの、不思議としっくりとその場に馴染んでいた。
そこにはその屋敷に見合うように旧華族だから武家だかの由緒正しき末裔が住んでいるとかで有名だったが、住人の姿を見た者は誰一人として居なかった。そんな曰く付き、みたいな立派で古い屋敷など好奇心旺盛な子供や若者には格好のアトラクションで。よくはないことだと分かってはいても不法侵入を果たす者はぽつりぽつりと後を絶たなかった。そうすると決まって行方不明になったり、運のいい者は帰ってきたりもしたものの記憶をなくしたりと不可解なことが起こるので次第に誰も近寄らなくなっていた。確か、帰って来られた者の共通点は家の長子ではない。とかであった気がするがあまり関係もなさそうだと、人々は無事とは言えなくとも怪我もなく戻って来た者の所以に首を傾げていたが。それでもいつしか長男長女は特に近寄ってはならないとその地域では伝え聞かされるようになった。
10573そこにはその屋敷に見合うように旧華族だから武家だかの由緒正しき末裔が住んでいるとかで有名だったが、住人の姿を見た者は誰一人として居なかった。そんな曰く付き、みたいな立派で古い屋敷など好奇心旺盛な子供や若者には格好のアトラクションで。よくはないことだと分かってはいても不法侵入を果たす者はぽつりぽつりと後を絶たなかった。そうすると決まって行方不明になったり、運のいい者は帰ってきたりもしたものの記憶をなくしたりと不可解なことが起こるので次第に誰も近寄らなくなっていた。確か、帰って来られた者の共通点は家の長子ではない。とかであった気がするがあまり関係もなさそうだと、人々は無事とは言えなくとも怪我もなく戻って来た者の所以に首を傾げていたが。それでもいつしか長男長女は特に近寄ってはならないとその地域では伝え聞かされるようになった。
pixidon
TRAINING脹相の表情練習しようと思って見返してたら無表情が多いイメージだったけど思ったより表情豊かだった。集中すると表情が抜け落ちるタイプなのか戦闘中とかキメゴマは表情薄めな印象。無表情で全力お兄ちゃん遂行するのほんとスコスコのスコ😊
Huu
DONE獄門疆に封印された後の悠仁と五条先生の夜に訪れた不思議な話。一様五→←悠ですが、ふんわりです。
脹相出てきますが、五悠メインなのでチラッとしか出てきません。
独自解釈している呪術話もあります。
初五悠書きなので、誤字脱字やキャラの言葉使い・文章の作りなどはグダグダです…。
逢瀬五条先生が獄門疆に封印されてから約1ヶ月がたった頃。
日が沈み、呪霊の出現も減った深夜帯。
脹相は日々呪霊と対峙し、寝る時間も少ない悠仁が気になっていた。
目の下には若干隈ができ、以前の生活とは180度変わってしまった。
呪霊が暴れ廃墟と化した繁華街の外れ、窓ガラスの割れたドアも無い高層ビルへ入り、もう寝ろと声を掛けた。
「でもいつ呪霊が来るか分かんねぇじゃん」
「なら外で見張ってる。数時間でも良いから寝ろ」
先程道すがら服屋であったであろう店から拾ったジャンパーを悠仁に投げる。
「寒いだろうから着て寝ろ」
「…分かった。起きたら替わる」
横目でこちらを見ながら脹相は外へ足を向けた。
その姿を視界の端で捉えながら横になり、ジャンパーを上に掛ける。
2345日が沈み、呪霊の出現も減った深夜帯。
脹相は日々呪霊と対峙し、寝る時間も少ない悠仁が気になっていた。
目の下には若干隈ができ、以前の生活とは180度変わってしまった。
呪霊が暴れ廃墟と化した繁華街の外れ、窓ガラスの割れたドアも無い高層ビルへ入り、もう寝ろと声を掛けた。
「でもいつ呪霊が来るか分かんねぇじゃん」
「なら外で見張ってる。数時間でも良いから寝ろ」
先程道すがら服屋であったであろう店から拾ったジャンパーを悠仁に投げる。
「寒いだろうから着て寝ろ」
「…分かった。起きたら替わる」
横目でこちらを見ながら脹相は外へ足を向けた。
その姿を視界の端で捉えながら横になり、ジャンパーを上に掛ける。
さのさの
MEMO会話のみの妄想寸劇ツイから抜粋したりもあり
いつも仲良し。さの工房2023年1月3日ツイ
他にも食卓の作法とか季節の行事とか祖父仕込みの堅い倣いをきちんと兄に教えてくれてそうだなとか。ゆじくんは奔放だけどしっかりしてる印象あります
「なあ、まだか~?」
「ああ悪いな。上手くいかなくてな…」
「なに、お前ネクタイ結べねえの?」
「そうなんだ。下手糞なんだ」
「お前は何でもそつがねえのに本当に変なことだけ出来ねえよなあ」
「いつも最終的には悠仁に助けて貰ってる」
「巻くだけだろうが。なんも難しいことなんてねえだろうよ」
「それがな。俺がやるとほら────こんな風になってしまう」
「ちゃんと出来てるじゃねえか。全く問題ねえよそれで」
「しかしこれは葬儀用だからしてはいけないと悠仁が」
「あれは黒いやつのことを言うの。それでバッチリだって」
4212他にも食卓の作法とか季節の行事とか祖父仕込みの堅い倣いをきちんと兄に教えてくれてそうだなとか。ゆじくんは奔放だけどしっかりしてる印象あります
「なあ、まだか~?」
「ああ悪いな。上手くいかなくてな…」
「なに、お前ネクタイ結べねえの?」
「そうなんだ。下手糞なんだ」
「お前は何でもそつがねえのに本当に変なことだけ出来ねえよなあ」
「いつも最終的には悠仁に助けて貰ってる」
「巻くだけだろうが。なんも難しいことなんてねえだろうよ」
「それがな。俺がやるとほら────こんな風になってしまう」
「ちゃんと出来てるじゃねえか。全く問題ねえよそれで」
「しかしこれは葬儀用だからしてはいけないと悠仁が」
「あれは黒いやつのことを言うの。それでバッチリだって」
tada_00_
MAIKINGけっせーせきのやつ設定好きだから書きたいんだよなぁ。脹虎。
いつでも側に「ああ、またやったか。焦ると駄目だな」
小さな部屋の片隅から小さく声が聞こえる。ただでさえ狭いその部屋は物に溢れ乱雑極まりない。ピンセットや虫眼鏡、ヤットコにニッパーや目打ちから始まり何に使うか分からない物まで。我が物顔で狭い部屋の三分の一は占拠する広い机の上にはそういった物が縦横無尽に散らばっていた。
辺りを見回すと、壁には幾重かの装飾品が飾られている。イヤリング、イヤーカフ、ネックレス、チョーカー、ブレスレット、アンクレット、ブローチからネクタイピンと時計に至るまで。その全てには大小の差はあれど、鮮やかに深い色をした赤い石が埋め込まれていた。何処か目が惹かれて離せなくなる、そんな不思議な力を持った石だった。そして、それが使われるのは唯一この男の作品にのみ。どこで採れ何で出来ているのかも不明な美しい、その瞬く間の閃光のような輝きに傾倒する者も少なくなかった。その妖しいまでに美しく人を魅了する赤い石は、作者が密かに漏らした言葉を仄聞した誰かしらから取り上げられ血星磊と呼ばれるようになった。血のように赤く星のような煌めきの美しい石だと。
2336小さな部屋の片隅から小さく声が聞こえる。ただでさえ狭いその部屋は物に溢れ乱雑極まりない。ピンセットや虫眼鏡、ヤットコにニッパーや目打ちから始まり何に使うか分からない物まで。我が物顔で狭い部屋の三分の一は占拠する広い机の上にはそういった物が縦横無尽に散らばっていた。
辺りを見回すと、壁には幾重かの装飾品が飾られている。イヤリング、イヤーカフ、ネックレス、チョーカー、ブレスレット、アンクレット、ブローチからネクタイピンと時計に至るまで。その全てには大小の差はあれど、鮮やかに深い色をした赤い石が埋め込まれていた。何処か目が惹かれて離せなくなる、そんな不思議な力を持った石だった。そして、それが使われるのは唯一この男の作品にのみ。どこで採れ何で出来ているのかも不明な美しい、その瞬く間の閃光のような輝きに傾倒する者も少なくなかった。その妖しいまでに美しく人を魅了する赤い石は、作者が密かに漏らした言葉を仄聞した誰かしらから取り上げられ血星磊と呼ばれるようになった。血のように赤く星のような煌めきの美しい石だと。
tada_00_
MAIKING多分これR指定入るようになる奴。これまだ発情して一人お風呂入ってるだけだからセーフだよね?
脹虎ちょいた。、
らぶらぶになりたいもの。 チラリと横を見ると、優しい目で微笑む最愛の人の姿があった。蕩けるような眼差しと、幸せを敷き詰めて愛しさで包んだような甘ったるい微笑みと。この長らく温めて閉じ込めて死の淵では道連れにしようとしていた想いが通じてからゆうに一年は経つ。
男で、実の兄で、酷く兄弟を大事にする人だったから凄く悩んだ。ましてや悠仁とっては二番目と三番目に当たる兄である壊相と血塗を事故で亡くしてからは余計に。余りにも幼かった悠仁には頭を撫でる手の面影だとか、頬同士を寄せた時のつるりとした感触だとかそんな薄っすらとした記憶しかなかった。それでも愛する弟を亡くした脹相が受けた傷が生半可なものではない事を肌で感じる程度には、脹相は愛情深い人間だった。その二人に注ぐ筈だった愛情の分もたっぷりと悠仁に注いで、いっそ病的だと言われる位には兄弟愛を拗らせていた。
6953男で、実の兄で、酷く兄弟を大事にする人だったから凄く悩んだ。ましてや悠仁とっては二番目と三番目に当たる兄である壊相と血塗を事故で亡くしてからは余計に。余りにも幼かった悠仁には頭を撫でる手の面影だとか、頬同士を寄せた時のつるりとした感触だとかそんな薄っすらとした記憶しかなかった。それでも愛する弟を亡くした脹相が受けた傷が生半可なものではない事を肌で感じる程度には、脹相は愛情深い人間だった。その二人に注ぐ筈だった愛情の分もたっぷりと悠仁に注いで、いっそ病的だと言われる位には兄弟愛を拗らせていた。
和神凪 蕣
DOODLE埋れ木女装、修正が必要になるものは描いてませんがいかがわしい絵面なのでフォロワーさん限定にしときます。
受には何か咥えさせとく性癖……
今更左右で脹脛のボリュームが違ったり骨盤広すぎたことに気づきましたが今度気をつけます……。
わさびぬき
DOODLEこの二人の組み合わせが好きすぎて自分でも書いてみました。九相図高専預かりif・先生をペディキュアの練習台にする脹のはなしです。自分より格上のおにいちゃんに対して癖のある懐き方をする脹・特に何もしていないので日+脹の温度感です。 1318
しゃち
TRAINING悠脹未満ただひたすら幸せなお兄ちゃんを求めて。
現パロ九相図家族 疲れたな、と思った時も台所に立たないと、何故か落ち着かない。
特に料理をするのが好きとか、任されているとか、そういう訳ではない。兄弟四人のうち余裕のある者が作るということになっているので、俺が作らなくても誰かしら作ってくれる。
しかし、毎日何かにつれて台所に立っていた。弟の喜ぶ顔が見たいからだった。
今もそうだった。昨日の仕事の疲れから調子が上がらずに、ソファでうつらうつらしていたが、スマホのアラームに促されて台所に向かった。
冷蔵庫の横にかけてあるエプロンを手にとる。何気なく買ったものだが、黒のシンプルなデザインで、軽くて洗ってもすぐに乾くところが気に入っていた。
水を入れた鍋を火にかける。その間に冷蔵庫から、昼に作ったチャーシューとネギを取り出して、ゴマと調味料を入れた簡単なものを仕上げる。
1247特に料理をするのが好きとか、任されているとか、そういう訳ではない。兄弟四人のうち余裕のある者が作るということになっているので、俺が作らなくても誰かしら作ってくれる。
しかし、毎日何かにつれて台所に立っていた。弟の喜ぶ顔が見たいからだった。
今もそうだった。昨日の仕事の疲れから調子が上がらずに、ソファでうつらうつらしていたが、スマホのアラームに促されて台所に向かった。
冷蔵庫の横にかけてあるエプロンを手にとる。何気なく買ったものだが、黒のシンプルなデザインで、軽くて洗ってもすぐに乾くところが気に入っていた。
水を入れた鍋を火にかける。その間に冷蔵庫から、昼に作ったチャーシューとネギを取り出して、ゴマと調味料を入れた簡単なものを仕上げる。
どんこ
INFO8/22インテ大阪 脹虎新刊サンプル脹相とショタ悠仁が一緒に暮らす話の詰め合わせです。
単行本未登場キャラが1コマだけではありますが登場します。また、注意文に記載の通り虐待を匂わすような表現があります。閲覧の際はご注意ください。 7
kusha0x0
TRAINING振り回すの定義について練習。脹虎。年齢操作あり。振り回す年下………むず……校内恋愛「どうするかなー……」
困った。本当に困った。
虎杖悠仁は、自宅のパソコンデスクに座って頭を抱えていた。机の上にはとっくにぬるくなったコーラの缶が一本。すでに深夜を回ろうかという時刻、もう寝なければ明日が辛いのはわかりきっていた。けれども、明日が来るということはつまり、出勤しなくてはならないということだ。体育教師という職業に就いている悠仁が出勤するとなると当然行き先は学校だ。そうして、学校へ行くと当たり前のように隣の席にあの男がいる。
あの男――こと、九相図脹相は、科学教師の産休に伴い臨時で雇われた年若い青年だ。男同士のほうが気楽かなと、世話係を買って出たのが全ての元凶であった。学校を案内したり、彼の疑問に対して答えてやったりしているうちに、いつの間にか一緒にいるのが自然になり、生徒たちからも先生たちって仲いいよねーなんて言われるほどになっていた。
2046困った。本当に困った。
虎杖悠仁は、自宅のパソコンデスクに座って頭を抱えていた。机の上にはとっくにぬるくなったコーラの缶が一本。すでに深夜を回ろうかという時刻、もう寝なければ明日が辛いのはわかりきっていた。けれども、明日が来るということはつまり、出勤しなくてはならないということだ。体育教師という職業に就いている悠仁が出勤するとなると当然行き先は学校だ。そうして、学校へ行くと当たり前のように隣の席にあの男がいる。
あの男――こと、九相図脹相は、科学教師の産休に伴い臨時で雇われた年若い青年だ。男同士のほうが気楽かなと、世話係を買って出たのが全ての元凶であった。学校を案内したり、彼の疑問に対して答えてやったりしているうちに、いつの間にか一緒にいるのが自然になり、生徒たちからも先生たちって仲いいよねーなんて言われるほどになっていた。
hatonoshima
MEMO張横と張順。張横:揚子江の闇船頭。火種は疑わしきもすべて潰す派。軽薄で調子の良い態度をとったかと思えば平然と人を恫喝し刃を向ける、敵に回すと厄介な男。無類の女好き水軍代表。
張順:江州で魚問屋を営む。張横に比べれば実直だが人を食った態度で挑発して水辺へ誘い込む油断のならない男。並ぶ者の無い水練達者。彼に水練を仕込んだ張横はそれに勝るらしいが、腰と脹脛に爆弾を抱えているのでやはり自分が一番との事。
蟹SUN
TRAINING現パロ悠脹。お兄ちゃん甘えさせ上手の悠仁くん。性的にダメにされる方の話▶https://poipiku.com/45769/7632998.html
兄をダメにする弟 会社からの帰宅後、脹相はスーツを着替えもせずにリビングのソファに座り込んでいた。
脚は閉じられておらず、腕はだらりとソファの縁にかけられている。ひどく疲労感があることが見て取れる。
──まだ水曜か……。
脹相は内心でため息をついた。週末が来るのが遥か先に思えた。どうしても月末は仕事が立て込みがちなのは仕方がないと考えているので、不平や不満はなかった。彼はただただ疲れていた。
どれぐらい脹相がそうして呆けていた頃だろうか。
「ただいまー!」
玄関を開ける音に次いで、悠仁の元気な声が廊下に響いた。
悠仁はリビングに足を踏み入れ、脹相の姿を見つけるともう一度改めて「ただいま」と声を掛けた。
「おかえり」
2108脚は閉じられておらず、腕はだらりとソファの縁にかけられている。ひどく疲労感があることが見て取れる。
──まだ水曜か……。
脹相は内心でため息をついた。週末が来るのが遥か先に思えた。どうしても月末は仕事が立て込みがちなのは仕方がないと考えているので、不平や不満はなかった。彼はただただ疲れていた。
どれぐらい脹相がそうして呆けていた頃だろうか。
「ただいまー!」
玄関を開ける音に次いで、悠仁の元気な声が廊下に響いた。
悠仁はリビングに足を踏み入れ、脹相の姿を見つけるともう一度改めて「ただいま」と声を掛けた。
「おかえり」
蟹SUN
TRAINING現代で兄弟の悠脹。焼肉屋で肉を食べるふたり。フォロワーにもらった焼肉食べる悠仁くんのイラストが可愛すぎたので書きました。愛は食卓にある 悠仁は肉をおかずに白米を口いっぱいに頬張っている。
この焼肉屋はチェーン店ではなく言わば知る人ぞ知る、近隣住民に評判の店だ。席はすべて埋まり、客の熱気と肉の焼ける音が店内を賑わせていた。
目の前の焼き網の上には一度返され裏面を火で炙られている肉が数枚。
肉を咀嚼する悠仁は旨味を口いっぱいに感じてその瞳を輝かせている。
一方で脹相は真剣な面持ちで肉を見つめ、その焼け具合を見極めていた。
──もうそろそろか。
網の脇に置いていたトングを取ろうとしたが、脹相が手を伸ばすより早く悠仁がそれを手にした。
いつの間にか咀嚼を終え、悠仁のリスのように膨らんでいた頬もすっかり平常時のそれに戻っていた。
──さっきのは焼き過ぎだったか。
624この焼肉屋はチェーン店ではなく言わば知る人ぞ知る、近隣住民に評判の店だ。席はすべて埋まり、客の熱気と肉の焼ける音が店内を賑わせていた。
目の前の焼き網の上には一度返され裏面を火で炙られている肉が数枚。
肉を咀嚼する悠仁は旨味を口いっぱいに感じてその瞳を輝かせている。
一方で脹相は真剣な面持ちで肉を見つめ、その焼け具合を見極めていた。
──もうそろそろか。
網の脇に置いていたトングを取ろうとしたが、脹相が手を伸ばすより早く悠仁がそれを手にした。
いつの間にか咀嚼を終え、悠仁のリスのように膨らんでいた頬もすっかり平常時のそれに戻っていた。
──さっきのは焼き過ぎだったか。