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    覚醒

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    DONE司覚醒ネタ。強すぎた想いと見つめあう話。
    光は迷って、想いを示して 天馬司操られ事件から1ヶ月後。セカイを持つ者達はあいも変わらず日常を過ごしながら穢れの怪物達と戦う日々を過ごしていた。件の事件の被害者である天馬司も同じである。しかし、彼は悩みを抱えていた。日に日に強くなっていく怪物達。仲間を守りきれなくなってきた自分。率直にいうと、天馬司は明らかな力不足を感じていた。だが、ワンダーランズ×ショウタイムを始めとした仲間達からすると、彼が支えとなって守ってくれる、それだけで十分なのである。司自身もそれは理解している。こればかりは自分自身の問題であり、仲間に言えるようなものではなかった。司は今日も、真夜中の自分のベッドの中で悶々と悩んでいた。
    (今日の敵も強かった…今回はえむが負傷してしまった。確かにオレ達は戦っているんだ。負傷なんて当たり前だ。初めて戦う時にカイトにも忠告されたし、そんなことは解っている。だが、オレはみんなをできる限り守りたい。それがこの戦いにおけるオレの想い、願いだからだ。だからオレの力は戦うよりも守る方に寄っている。でも、恐らくこれからは守るだけじゃ護りきれない。オレだって、みんなを護るために前に出て戦わなければならないかもしれない…でも、どうやって?)
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