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    銀河

    so_fte7

    PROGRESSSF風銀河眼組の進捗と尻叩き用

    ヌメロンコード後
    『月面から帰還したはずの天城カイトのDNAが一致しないSF風if世界線』

    ※ミザカイ・カイミザどちらも含みます
    ※宇宙についてなど諸々は素人の知識故に、
     間違い等などあると思いますがご了承ください
    ・プロット段階なので随時加筆修正有
    ・そのうち本に出来たらいいな~~~
    【ミザカイミザ】タイトル未定人は願いを語るとき、誰に受け取ってほしいのだろうか。

    さしずめそれは、ため息の如く自然と出てしまった泥にも似て、もしくは、恋焦がれた末の灰なのかもしれない。それを知るのは、いつになろうか。

    月の輪郭に、オレは抱かれていた。嫋やかに、冷たく、寂しい。

    孤独ではない気はした。だがそれを保証するものは、誰一人として居ない。
     眼を覚まさなければ───漠然とした、朝起きるように自然と夢の微睡の中で掴む意識のように、手を、どうにか。

    天城カイトは、そうしたかった。
     だが、彼の腕は上がらない。まるで己の体ではないような、鋼鉄の檻に魂が詰め込まれたかのように。指を象る感覚も、腕を持ち上げようとする筋肉の軋む熱も無い。
    ましてや、己が今見ている瞼の裏は、果てない闇の先なのか、それとも遠い遠い記憶の先なのか。
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    あさはか

    MOURNINGイサンとドンランが銀河鉄道に乗る話の書きたいとこを書こうとして挫折した物です
    どうしてもさそりの火(自己犠牲)についてのドンランの見解が見たかったが思いつかない上に読みづらいのでボツ 解散 以上
    参考:宮沢賢治「銀河鉄道の夜」よりああ、みてよイサン。
    「ふむ」

    あの赤い光、アンタレスって言うんだよね。
    「...さり。」

    だよね!古い本でしかみたことがなかったけど...本物を見れる日が来るなんて。炎のように赤い、書いてあった通りだ。綺麗だね...。
    ...
    そういえばさ、さそりの火の話。ほら、小説に出てきた蠍座の成り立ちの話!昔読んだじゃないか。きっと君のことだから全部覚えてるでしょ?
    「......然り。」

    だよね!流石イサンだね。でもさ、あの今も燃やされ続けてる蠍は愚かだと思わない?
    たくさんのものを奪っておきながら結局最期には自分の過ちに気づいて、どうしてこうなってしまったんだろう、ああすればよかったって、遅すぎる後悔をする、もう戻れないのに。祈りを捧げても無駄なのに...。ああそっか、それでも蠍は見つけてもらえたんだね。はは、そうだった。そうだったね。ごめんごめん、話が逸れたね。えーと、どこが愚かだってっていうとさ、逃げてしまったことを後悔しているのがだよ。命を惜しむことがそんなに悪いことなの?だってみんなそうじゃないか。自分が生き残るためには(何者かになる為には...)たとえ友人______大事な物でも、(摘み取らなきゃ)(壊さなきゃ)...変えなきゃいけない時がある。逃げることも...ね。動物たちがそうであるようにね。弱肉強食、自然の摂理じゃないか。わかるだろ?
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    huwasao

    PROGRESSライ→ヤンで原作後転生した設定。今生でヤンと義理の兄弟になってしまったラインハルトの、ヤンに恋愛感情を抱いてしまった葛藤とか色々…の途中までの話。世界は帝国、同盟、フェザーンは健在ですが、戦争はおきていない世界線。ラインハルトは記憶ありです。

    細かい設定はさて置き、雰囲気でお読み下さい。
    誰得な話ですが、書いてて楽しかったです。道ならぬ恋は良いよね、と思う。
    二度目の愛を貴方に捧げる息が弾む。金糸の髪が激しく揺れる。
    黒いシャツに、濃紺のズボン。シンプルな服装。しかしあまりに端正な横顔に皆が振り向くけれど、当の本人は脇目も振らず走っていく。

    目的地の扉が見えた。青年は一旦立ち止まる。扉の横、通信機のランプは緑なので、オートロックはかかっていない。全くまたか…。彼らしいと言えばそうだが、相変わらず危機意識に欠ける人に、頭を抱えたくなる。
    が、今はそうじゃない!それは後で良い。
    青年は先ほどの駆けてきた勢いのまま、開扉ボタンを
    押した。待ちきれず、扉が開き切る前に身体を押し入れ。

    「兄さん!」

    ドンッと足を踏み込み、道場破りでもするかの如く呼んだ。あまりある勢いに、普通なら驚くところ、呼ばれた当事者は、部屋の奥、静かに背を向け佇んだままだ。その手には本があり、視線は落とされたまま。
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    huwasao

    PROGRESSバレンタインに上げる予定だった、ライヤン前提の皇帝+双璧他の途中。pixiv連載中のたまゆら〜でライヤンEndの先のイメージですが、皆生存してて反逆も起きてないIFの世界線話として、生暖かい目で見て貰えると助かります。この先ビッテンやミュラーが出て、最後にライヤンのR18のつもりです。書けたら頑張ります。本編がまだヤンが帝国に着いてすらいないので、こちらも頑張ります。
    たまゆら〜ライヤンEnd後のバレンタインIFこんな喜びを隠さない陛下、初めて見たな。

    実に珍しい光景に、皇帝首席副官のアルツール·フォン·シュトライト中将は、暫し逡巡する。手元の紙の束を、今渡すか渡さないかである。非常に迷ったが、渡さないことには話が始まらないので、当初の予定通り、執務机に座す皇帝の前に書類を差し出した。
    いつもなら直ぐに目を通し始めるラインハルトだが、条件反射で受け取りはしたものの、全く視線が動いていないことに、シュトライトはやれやれと内心溜息を吐く。 

    「ーーー陛下。私は暫し席を外した方が良うございますか?」
    「っ!?何だ突然?」

    いや、何だと言われても。
    さも意外と見上げてくる若き皇帝だが、手に取った書類はくしゃりと悲しい音をたててるし、明らかに動揺しているのが見て取れる。
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