長谷
turubamitanbo
DOODLE実は最初はグラサン長谷部くんでした。描いているうちにやっぱり目を描きたくなったのでTwitterに投稿したのですが、こっちも捨てがたい…(最近そんな差分が多い気がします)takekavat
DONE突如ネコチャンの姿になった長谷部と、ネコチャンな長谷部となら自然体でお話しできるヘタレ光忠の燭へし。お題はまいじつ燭へしから、「本当はもっと優しくしたい燭台切×猫長谷部」。「猫の恋」は春の季語です。続き→https://poipiku.com/4380346/7127350.html
春 ねこのこい 桜流しの降った翌朝、事件は起きた。自室から長谷部が消えたのだ。
その報は当番でその週の近侍だった燭台切だけでなく、本丸中の刀に驚きをもって受け止められた。
長谷部が起きてこないため不思議に思い迎えに行った薬研曰く部屋の障子は数寸開いていたらしいが、その隙間から彼が出て行ったとは考えづらい。
──謎の隙間。そして消えた長谷部。
分からないことだらけだが、まずは本丸の敷地内を探そうという話になった。
人のいい主は自分も探しに行こうかと言い出し、歌仙やら平野やらに半分叱られるように止められていた。
顕現して数カ月経つけど、我らが主のお人好しにも少し困ってしまうな。長雨でぬかるんだ土の上を歩きながら燭台切は溜め息を吐く。雨にも負けず健気に残った少数の桜がしっとりと濡れている。
5210その報は当番でその週の近侍だった燭台切だけでなく、本丸中の刀に驚きをもって受け止められた。
長谷部が起きてこないため不思議に思い迎えに行った薬研曰く部屋の障子は数寸開いていたらしいが、その隙間から彼が出て行ったとは考えづらい。
──謎の隙間。そして消えた長谷部。
分からないことだらけだが、まずは本丸の敷地内を探そうという話になった。
人のいい主は自分も探しに行こうかと言い出し、歌仙やら平野やらに半分叱られるように止められていた。
顕現して数カ月経つけど、我らが主のお人好しにも少し困ってしまうな。長雨でぬかるんだ土の上を歩きながら燭台切は溜め息を吐く。雨にも負けず健気に残った少数の桜がしっとりと濡れている。
utsu2_sh
DONE #長谷部くんのお夜食レシピ賑やかしに参加!
似たもの同士「おっ、これはうまいな」
コロッケの山からひとつ取ってかぶりついた鶴丸は驚いた。
夕飯にでるコロッケが好きだ。
じゃがいもはホクホクとしていて甘みがあり、時おり肉や人参玉ねぎが顔をのぞかせて舌を楽しませる。
季節によってトウモロコシや枝豆が混ざったり、そもそもじゃがいもではなくさつまいもやかぼちゃ、里芋なんていう時もあって、それは食べる時まで分からない。
同じ毎日を過ごすよりも、新しい未来を好む鶴丸にとって、コロッケは宝箱だ。
しかしコロッケが酒のつまみになるかというと、違うと思う。(好みによるだろうが)コロッケはおかずであり、酒のつまみではない。
そう、思っていた。
しかし今食べたコロッケは、つまみであった。
1403コロッケの山からひとつ取ってかぶりついた鶴丸は驚いた。
夕飯にでるコロッケが好きだ。
じゃがいもはホクホクとしていて甘みがあり、時おり肉や人参玉ねぎが顔をのぞかせて舌を楽しませる。
季節によってトウモロコシや枝豆が混ざったり、そもそもじゃがいもではなくさつまいもやかぼちゃ、里芋なんていう時もあって、それは食べる時まで分からない。
同じ毎日を過ごすよりも、新しい未来を好む鶴丸にとって、コロッケは宝箱だ。
しかしコロッケが酒のつまみになるかというと、違うと思う。(好みによるだろうが)コロッケはおかずであり、酒のつまみではない。
そう、思っていた。
しかし今食べたコロッケは、つまみであった。
takekavat
DONE長谷部になんとか近づきたい光忠視点の燭へし。光忠がヘタレかも。お題はまいじつ燭へしから、「梅の香りの燭台切×下戸の長谷部」。
夏 うたげのあと 夜半の大広間のあちこちに落ちている、もとい横になっている刀たち。赤ら顔で幸せそうに寝ている者、悪い夢にうなされている者。
その中で羽織姿の長谷部がうつむき口に手を当て、
「……気持ち悪い」
とうめくのを、燭台切は聞き逃さない。
「長谷部くん飲めないのにあんなに飲むからだよ。無理しちゃ駄目じゃないか」
勇気を出して声をかければ、しかめ面でこう返される。
「……仕方ないだろう。主のお誕生会だぞ、今日は」
確かに、いつになく杯を重ねる長谷部に主はご機嫌だった。こんなに飲めるとは知らなかった、いつも飲まないからという主に普段は控えているだけですよ、俺は主のお世話係ですからねといつもの主用スマイルで返す長谷部を疑いもしない自分たちの審神者の人の良さも、今日ばかりは少々恨めしくなると燭台切は思っている。
2270その中で羽織姿の長谷部がうつむき口に手を当て、
「……気持ち悪い」
とうめくのを、燭台切は聞き逃さない。
「長谷部くん飲めないのにあんなに飲むからだよ。無理しちゃ駄目じゃないか」
勇気を出して声をかければ、しかめ面でこう返される。
「……仕方ないだろう。主のお誕生会だぞ、今日は」
確かに、いつになく杯を重ねる長谷部に主はご機嫌だった。こんなに飲めるとは知らなかった、いつも飲まないからという主に普段は控えているだけですよ、俺は主のお世話係ですからねといつもの主用スマイルで返す長谷部を疑いもしない自分たちの審神者の人の良さも、今日ばかりは少々恨めしくなると燭台切は思っている。
turubamitanbo
SPOILER色々と好きなシーンはいっぱいあるのですが、このワンシーンがとても印象に残っています。長谷部みたいなことを言うなあ、みたいなニュアンスだったと思うのですが、やっぱり水心子くんと長谷部くんって似た部類のテンションなんだなと(´▽`*)
清麿と虎徹と贋作を巡る逡巡や、鬼丸さんの厳格な鬼退治を遊びを通して馴染ませていたりと濃縮されていて最高でした。そして小鳥(文字数)二回目も観に行くよ…!
Tsugumi_Light4
DONEGAPS 片桐と長谷川さん和装の2人でワンセットの絵。片桐は雫さんから頂いたリクエスト「和装で戦う片桐」です☺️
(下絵の話)
片桐の絵は最初は横構図で考えてたけど、長谷川さんの絵と並べるために縦構図に。今回は素体から描いた(いつもはここまで描かない)ので、ラフ絵→下絵→線画のステップ。長谷川さんの下絵は、自分としては通常の描き込みレベル。 7
takekavat
DONE高校生燭台切くん×新任長谷部先生の燭へし。お題はまいじつ燭へしから「こっそりイタズラをする燭台切×薬指に指輪をつけた長谷部」。僕とセンセイの梅雨の朝 ただでさえ気怠い朝の登校時刻、それが梅雨空となれば物憂いことこの上ないが、教員という立場上それを表に出すことはできない。正門前で登校指導をしながら、長谷部は右手の傘を持ち直す。
今年の梅雨明けは例年より早いと今朝のニュースで言っていた、それが救いだな──と2割がたまだ寝ている頭の隅で考えながら、ネクタイがどうだの、髪型がどうだのと、表面上は澄ました顔つきで生徒に指導している。
つまらない大人になったな、なんて思っていたその時。
「長谷部くんっ!」
後ろから突然名を呼ばれ、振り返る隙も与えられず背中から抱きしめられる。誰だ、と一瞬思ったが直後に愚問だったと考え直す。こんなふざけたことをしてくるのは、そして自分をこんな呼び方するのは、この高校で一人しかいない。
2317今年の梅雨明けは例年より早いと今朝のニュースで言っていた、それが救いだな──と2割がたまだ寝ている頭の隅で考えながら、ネクタイがどうだの、髪型がどうだのと、表面上は澄ました顔つきで生徒に指導している。
つまらない大人になったな、なんて思っていたその時。
「長谷部くんっ!」
後ろから突然名を呼ばれ、振り返る隙も与えられず背中から抱きしめられる。誰だ、と一瞬思ったが直後に愚問だったと考え直す。こんなふざけたことをしてくるのは、そして自分をこんな呼び方するのは、この高校で一人しかいない。
takekavat
DONE三十路の長谷部主任と入社二年目長船くんがセフレの燭へし。お題はまいじつ燭へしから「これで最後にすることを決めた燭台切×しつこい長谷部」。
長谷部主任はキスがNG「長谷部主任。こういうの、今日でもう終わりにしましょう」
長船が声をかけてきたのは、ホテルの部屋を出ようとしている時だった。
「こういうの」とは何か、と野暮を問うつもりはない。このホテルは普通のホテルではなく頭に「ラブ」がつくやつだし、部屋は能天気なピンク色に覆われているし、長船と長谷部はそのラブがつくホテルで他の人類も等しく行う営みを今日も繰り返した。つまり彼が終わりにしようというのはそういう営みだ。
そこに疑問を挟む余地はないので、長谷部はただ、
「なぜだ」
と尋ねた。終わりにする理由が長谷部の中には見当たらなかったからだ。
長谷部は誕生日が来たら三十路を迎える。長船は入社二年目だから浪人やら留年やらをしていなければ六歳差ということになるだろう。
6015長船が声をかけてきたのは、ホテルの部屋を出ようとしている時だった。
「こういうの」とは何か、と野暮を問うつもりはない。このホテルは普通のホテルではなく頭に「ラブ」がつくやつだし、部屋は能天気なピンク色に覆われているし、長船と長谷部はそのラブがつくホテルで他の人類も等しく行う営みを今日も繰り返した。つまり彼が終わりにしようというのはそういう営みだ。
そこに疑問を挟む余地はないので、長谷部はただ、
「なぜだ」
と尋ねた。終わりにする理由が長谷部の中には見当たらなかったからだ。
長谷部は誕生日が来たら三十路を迎える。長船は入社二年目だから浪人やら留年やらをしていなければ六歳差ということになるだろう。
sei_rannnn
MOURNING[供養]バレンタインのばへし。主へのチョコを買いに行く長谷部に山姥切国広が嫉妬する話。主へし要素ありなのかな?これも未完。審神者は出てきません。バレンタインのばへし※時空移動の捏造あり。モブ店員が出てきます。
長谷部と山姥切国広は、平成時代のとある年、2月の初旬のとある街にいた。そこは駅に直結した商業施設で、地下1階のバレンタインフェアは女性が通路を埋め尽くしていた。そこでは臨時にチョコレートの販売ブースが並び、店員が自店舗のチョコレートを購入してもらうべく小さく切ったチョコレートを手当たり次第に配布していた。
そこにダークグレーのピンストライプのスーツに紺のトレンチコートを羽織ったへし切長谷部と、戦装束の防具を取り払った姿の山姥切国広がいた。常に纏う布の代わりにパーカのフードを被ったその顔は人だかりを前に青ざめていた。
「おい、ここ、なんだよな……?」
「ああ、そうだ」
3137長谷部と山姥切国広は、平成時代のとある年、2月の初旬のとある街にいた。そこは駅に直結した商業施設で、地下1階のバレンタインフェアは女性が通路を埋め尽くしていた。そこでは臨時にチョコレートの販売ブースが並び、店員が自店舗のチョコレートを購入してもらうべく小さく切ったチョコレートを手当たり次第に配布していた。
そこにダークグレーのピンストライプのスーツに紺のトレンチコートを羽織ったへし切長谷部と、戦装束の防具を取り払った姿の山姥切国広がいた。常に纏う布の代わりにパーカのフードを被ったその顔は人だかりを前に青ざめていた。
「おい、ここ、なんだよな……?」
「ああ、そうだ」
takekavat
DONE強くてコンティニューな勇者燭台切とほこらのモンスター長谷部の話の続き。お題はまいじつ燭へしから「好奇心で近づいた燭台切×これが初恋だと思う長谷部」。
二千年の初恋「やっと今日の宿に着いたね」
「……ああ」
「長谷部くんも旅に慣れてきてるけど、今日はちょっとハードだったからね。ゆっくり休もう」
「……そうする」
「どうしたの長谷部くん。体調でも悪い?」
「そんなことはない。ただ、緊張しているだけだ」
「緊張……?」
「ここ数日、お前に伝えたいと思っていることがあって、でもなかなか言えなくて」
「えっなに? 遠慮しないで言ってよ。水臭いよ」
「遠慮じゃない。ただ、本当に緊張して」
「そんな緊張するようなことなの」
「うぅ……」
「なんでそんな、顔真っ赤に」
「おれは、おまえのことがすきなんだとおもう」
「え……、待って、何を」
「お前はすごくやさしい。お前がつくってくれるご飯は全部おいしい。お前といるとおれは、いつもあたたかくてふわふわした気持ちになる。2000年生きてて初めてなんだ。これが、おれの初恋なんだとおもう」
2029「……ああ」
「長谷部くんも旅に慣れてきてるけど、今日はちょっとハードだったからね。ゆっくり休もう」
「……そうする」
「どうしたの長谷部くん。体調でも悪い?」
「そんなことはない。ただ、緊張しているだけだ」
「緊張……?」
「ここ数日、お前に伝えたいと思っていることがあって、でもなかなか言えなくて」
「えっなに? 遠慮しないで言ってよ。水臭いよ」
「遠慮じゃない。ただ、本当に緊張して」
「そんな緊張するようなことなの」
「うぅ……」
「なんでそんな、顔真っ赤に」
「おれは、おまえのことがすきなんだとおもう」
「え……、待って、何を」
「お前はすごくやさしい。お前がつくってくれるご飯は全部おいしい。お前といるとおれは、いつもあたたかくてふわふわした気持ちになる。2000年生きてて初めてなんだ。これが、おれの初恋なんだとおもう」
tsukiyasan
DONEいつぞやのアンケートで、こっそり置いてた長谷部視点のしじまっぽい奴。本編終了後、初めて○いた長谷部くんの話。
へし面だと言い張る。
ナズナ草の音色長谷部が路傍によく生えている、なんてことはない小さなその花を手折ったのは、奇しくもあの日と全く同じ場所で。大きな桜の大樹に向かう道すがらにある、菜の花畑だった。
長谷部は今日一日、本丸の建物内から叩き出させれたのだ。
正確に言うと、先日の強襲調査を終えて以来、休みなく何かしらの仕事をし続けた結果、本丸の仲間に目の下のクマを指摘され、次いで働き過ぎだと注意を受けた。
それでも何かせずにはいられずにいた。休みなく仕事を見つけてはこなしていたら、とうとう頭から幻影の角を生やした燭台切や歌仙に「今日一日仕事禁止!!」「外に出て日の光でも浴びてきたまえ!!」と強制的に建物外につまみ出された。建物内にいると絶対に何かしら仕事を見つけてしまう。
9743長谷部は今日一日、本丸の建物内から叩き出させれたのだ。
正確に言うと、先日の強襲調査を終えて以来、休みなく何かしらの仕事をし続けた結果、本丸の仲間に目の下のクマを指摘され、次いで働き過ぎだと注意を受けた。
それでも何かせずにはいられずにいた。休みなく仕事を見つけてはこなしていたら、とうとう頭から幻影の角を生やした燭台切や歌仙に「今日一日仕事禁止!!」「外に出て日の光でも浴びてきたまえ!!」と強制的に建物外につまみ出された。建物内にいると絶対に何かしら仕事を見つけてしまう。
takekavat
DONE同棲中な冬のリーマン燭へし。お題はまいじつ燭へしから、「猫舌の燭台切×汗だくの長谷部」。冬のへしは寒さですぐ鼻の周りとかほっぺたとか赤くなっちゃうと可愛いなと思う。
うちについたら「昼はラーメンにしよう」
長谷部がそう言いだしたのは、ある冬の休日の昼前。
「いいね、たまには食べにいこう」
頷いてそう応じれば、
「俺たちの部署も最近忙しかったし、これだけ働いてるんだから外食くらい許されるだろ」
にやりと笑って返される。燭台切が料理を好きなので、あまり二人は休日に外食をすることがない。だが最近は忙しいせいで少し億劫さを感じていたのも事実だ。それに気づいたうえでの提案だとしたら嬉しいけれど、聞いたところできっと彼は首を縦に振らない。だからそれには触れず、歩いて15分ほどのラーメン屋に向かう。
長谷部は福岡出身なのでとんこつが好きなのだが、味にこだわりがあるようで彼が認めるとんこつを出すラーメン屋は少ない。このラーメン屋でもとんこつではなくごま醤油を頼む。それでもとても美味しそうに啜るから見ているだけで幸せになる。カウンター席の隣に座る長谷部を見ながら、僕が長谷部くんを好きになった決め手はものを美味しそうに食べるところなのかもしれない、と思っていたら、
2331長谷部がそう言いだしたのは、ある冬の休日の昼前。
「いいね、たまには食べにいこう」
頷いてそう応じれば、
「俺たちの部署も最近忙しかったし、これだけ働いてるんだから外食くらい許されるだろ」
にやりと笑って返される。燭台切が料理を好きなので、あまり二人は休日に外食をすることがない。だが最近は忙しいせいで少し億劫さを感じていたのも事実だ。それに気づいたうえでの提案だとしたら嬉しいけれど、聞いたところできっと彼は首を縦に振らない。だからそれには触れず、歩いて15分ほどのラーメン屋に向かう。
長谷部は福岡出身なのでとんこつが好きなのだが、味にこだわりがあるようで彼が認めるとんこつを出すラーメン屋は少ない。このラーメン屋でもとんこつではなくごま醤油を頼む。それでもとても美味しそうに啜るから見ているだけで幸せになる。カウンター席の隣に座る長谷部を見ながら、僕が長谷部くんを好きになった決め手はものを美味しそうに食べるところなのかもしれない、と思っていたら、
fkstrike_yoi
DONE初夏の長谷津でのひとこまSSです。全年齢向けです。
初夏、風の通る部屋で。「勇利ーぃ、どこにいる?」
日本で行われるいくつかのアイスショーの合間に長谷津へ帰郷した。
勇利のふるさとはすっかり俺のふるさとのような場所になった。
アイスキャッスルはいいリンクだ。
最新鋭とはいえないけれど、よく手入れされた施設も、丁寧に製氷されたリンクも居心地がいい。
ひとつだけチムピオーンと違うのは一般営業を兼ねているので選手の練習時間が早朝や夜間になることだろう。
朝の5時から練習なんて耳を疑ったけれど、慣れれば早朝のフレッシュな空気は心地いいし、なにより勇利とふたりきりで練習できる環境はそれはそれでいいものだ。
早朝の練習を終えて勇利の実家に帰宅すると、営業前の温泉の一番風呂が待っている。
1800日本で行われるいくつかのアイスショーの合間に長谷津へ帰郷した。
勇利のふるさとはすっかり俺のふるさとのような場所になった。
アイスキャッスルはいいリンクだ。
最新鋭とはいえないけれど、よく手入れされた施設も、丁寧に製氷されたリンクも居心地がいい。
ひとつだけチムピオーンと違うのは一般営業を兼ねているので選手の練習時間が早朝や夜間になることだろう。
朝の5時から練習なんて耳を疑ったけれど、慣れれば早朝のフレッシュな空気は心地いいし、なにより勇利とふたりきりで練習できる環境はそれはそれでいいものだ。
早朝の練習を終えて勇利の実家に帰宅すると、営業前の温泉の一番風呂が待っている。
takekavat
DONE体の関係から始まる本丸軸の燭へし。お題はまいじつ燭へしから「告白をする燭台切×おくちが寂しい長谷部」。くちびるがお留守 同時期に顕現し相部屋の燭台切と長谷部は自然と性欲処理のために互いのからだを求めあうようになった。だが燭台切は次第にそれだけの関係では満足できなくなる。
ただのセがつくフレンドなら別に他の相手を作っても構わないということだ。だが長谷部が自分以外の相手とそんなことをしているところを想像しただけでたまらない気持ちになる。
自分だけのものになってほしい。からだも、こころも。
いつものように長谷部が口づけを求めてきた夜、燭台切はその頬を両手で包みながらも唇は重ねずにいた。目を開け、不思議そうに自分を見上げてくる長谷部に語りかける。
「長谷部くん。僕は……君のことが好きなんだ」
長谷部は目を伏せ、どこか不貞腐れたような表情で返してくる。
2101ただのセがつくフレンドなら別に他の相手を作っても構わないということだ。だが長谷部が自分以外の相手とそんなことをしているところを想像しただけでたまらない気持ちになる。
自分だけのものになってほしい。からだも、こころも。
いつものように長谷部が口づけを求めてきた夜、燭台切はその頬を両手で包みながらも唇は重ねずにいた。目を開け、不思議そうに自分を見上げてくる長谷部に語りかける。
「長谷部くん。僕は……君のことが好きなんだ」
長谷部は目を伏せ、どこか不貞腐れたような表情で返してくる。