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    ichiri_72

    MOURNING35ヒバ(+15ヒバ)×25ツナのパラレルヒバツナ…
    の、頭と結末だけ書き上げて真ん中穴抜けのトンデモないやつ発掘してしまった…ので供養…?
    でも、ざっくりプロットのようなものあったからもしかしたら続き書けるかもしれないし書けないかもしれない…。
    15000字くらい書いてて、このまま破棄するの普通に勿体ないお化け出てくる。
    1週間の短い休暇その日、何の前触れもなくそれは起きた。暖かな春の陽気に誘われ、万年筆とサイン済みの書類などを片手にうたた寝をしていた沢田綱吉は突然、栗色の眼をパチリと開いた。数秒前の眠たげな様子と打って変わって、臨戦態勢を取った沢田は、懐の武器を手に取り、座り心地のよい椅子を蹴飛ばして、そこから一気に距離をとった。
    一連の動きは全て反射的なものだったが、さすがはドン・ボンゴレの超直感である。
    直後、ぼふん、と実に間抜けな音と、白い煙が室内に立ち込めた。
    珍しく平和だった、昼下がりのボンゴレ本部。その片隅の小部屋で突如発生した煙は、その音の間抜けさに反してとんでもない災厄の訪れを告げた。
    正しくは、『まだ断定はできないが、沢田の直感がこいつはきっと、とんでもないことが起こるだろうと告げている』状態である。直感というよりはむしろ、経験に基づいた瞬間的判断と言った方が良いかもしれない。
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    kote_06

    DOODLE🔮🐏ぽいかもしれませんが🐏🔮です。
    中世っぽい世界観だと思って読んでください。
    ふちゃの凸配信で大号泣して幸せなさいぼみなきゃやってらんねぇ!!と思い、書きたいとこだけ書きました。
    ただ鎖に繋がれて歩いてるさいぼを見たかっただけです。すみません。頭空っぽにして読んでくださいませ。
    ちょっとunseisoなシーンがあります。
    (そして唐突に始まり、唐突に終わります)
    夜の散歩 静かな廊下に小さく鎖の擦れる音が響く。足音は廊下に敷かれた柔らかなカーペットに吸い込まれほとんど聞こえない。外は暗く星がちらちらと輝き満月が室内を優しく照らしている。廊下には男が2人歩いていた。1人は紫からピンクに綺麗にグラデーションされた柔らかな髪を靡かせ、黒と紫を基調とした一見ドレスにも見える豪奢な服の長い裾を床に垂れながらゆったりと歩いている。しかし表情は穏やかな歩調とは異なり目に苛立ちをたたえた厳しい表情である。もう1人は艶やかな銀髪で汚れひとつない白と金を基調としたコートに中の黒いシャツを首元まで閉じ赤いネクタイをきっちり締めている。足元は太腿まで覆う白いブーツを履きそのブーツが汚れることも気にせず四つん這いで歩いていた。ネクタイできっちり締められた彼の首には真っ赤な革ベルトの首輪が嵌められ細い鎖のリードが隣を歩く男の手に緩く握られ小さな音を立てていた。
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    しんした

    PROGRESS6月七灰原稿進捗。
    生存if七灰が南国の海でウェディングフォトを取るお話。
    冒頭に全てが集約されています。

    ※推敲していないので諸々ご了承ください。
    6月七灰原稿進捗①.





    眩しい太陽。真っ白な砂浜。どこまでも続いていそうなエメラルドグリーンの海。
    その中で満面の笑みを浮かべる、この世界で一番、愛おしい人。
    もし天国なんてものがあるのなら、こんな場所なのかもしれない。
    そんな馬鹿なことを考えてしまうくらい、いま目の前にある光景は美しくて、穏やかで、幸せに満ち溢れていた。
    彼の名前を口にして、こちらを向いた彼の額へ唇を寄せてみる。いつも降りている前髪がふんわりとセットされていて、普段明るい陽の光の下ではあまりお目にかかれないまん丸な額が露わになっていて、なんだか無性にキスをしてみたくなったからだ。
    唇を離していくと、くすぐったそうに大きな傷のある頬を緩ませた彼が背伸びをしてきた。きっと同じことをしようと思ってくれたのだろう。彼の厚意へ従うように、ほんの少し身を屈めてみる。ただ、せっかくなら別のところへキスをしてほしいな、と。そんなささやかな願望が心に浮かび、彼の腰に腕を回して、ぐっ、と力を込めてみた。
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