時をかける藍願　①－㉒（こ、これは一体どういう事なんだ）

困惑のまま思追は目の前の争い合う二人の間に入っていった。
戸惑いつつも割って入った思追など二人は気にもとめないように、ただお互いを睨み合っていた。

「相変わらず俺のやることなすことが気に入らないらしいな含光君」

「そうは言っていない」

二人は思追の知っている大切な二人だった。
ただし、大きく違っていた。

「温氏なんて全て滅ぼせばいい」

そう吐き捨て睨み合う彼らは、まるで自分とほとんど変わらない歳の姿をしていた。

（一体ここはどこで、私はどうしてしまったのだ）

思追はただただ訳のわからない状況に頭を抱えた。


―――ここは射日の征戦。かつて起った過去の一端。
―――思追は今その歴史の真ん中に立っていた。

【伶俜十年事/拂善】摸鱼片段合集1（关于韩溪）
“他是我的红尘。”柳拂己点头，自觉浪漫。
徐从善侧目，眼底不辨悲喜。
“那怎么不去找他？”
柳拂己仰着脸，冷光落在睫毛上，淡青的影子把漆漆瞳色又盖了一层，手指还拴着一缕徐从善垂在台阶上的发丝。
“月亮真好啊。”他说，“他在月亮上。”
地上凉得很，他待不久就要拉着徐从善起来，伸手要抱他。
徐从善没动，只轻轻地问：“他命格很好吧？”
柳拂己不解。
有你这样的人也念着，当然该很好的。

2（初次）
“你好暖和。”
柳拂己摸着他的胸口，侧了耳去听。
那胸腔里没有心跳，但一圈一圈的涟漪激荡，却像极了灵魂的回声。
徐从善咬紧了牙，眼睛湿湿的，半晌说不出一句回答。
他搭着人后颈的手指也冰凉，唯剩这一捧心火还滚烫。
“是你太热了。”

【谣普】谁的痕迹“好，两位老师辛苦了，场务组准备下一个节目。”

演出前的彩排告一段落，白rap和魏民谣前后脚回了休息室，不长的路，但两人默契地谁都没开口。

一个是黑料缠身的天糊前偶像，一个是素人出身的客栈老板，想来休息室也好不到哪去，算上边角勉强十平米的化妆间，就充作两人的休息室，化妆台上是赶场的化妆师匆忙间留下的瓶瓶罐罐，歪七扭八地散了一桌。白rap关门的动静有点大，震得挂在桌沿的化妆刷晃动了两下，魏民谣眼疾手快，避免了它滚落在地的命运。

“那个，白rap，”魏民谣斟酌着称呼，“你这是……怎么了？”

白rap面上没什么表情，不用想也知道这人情绪不对劲儿，前期排练磨合似乎都没出现过这种事，也不知道这位祖宗突如其来的任性是从哪来的。说到底也是曾经红极一时的顶流，魏民谣自忖惹不起，现下两人又被同一个节目栓到了一根绳上，囿在这二尺见方的小房间里。思来想去还是爽快低头认栽的好，顺着人的意思哄两下，好歹让一会的正式演出平安结束。

ハロー、ハッピーバースデー　本日は魏無羨の誕生日である。
　そして世間的には、ハロウィンと同じ日だ。
　ハロウィンとは本来は死者の霊が家族を訪ねる時期である。その際に悪質な精霊や魔女から身を守るために仮面を被ったり魔除けの焚き火をしていたものが、いつしか子供達が仮装をして近所の家を回りお菓子を貰う習慣が出来ていった。それが色々と転じて、仮装をしてパーティをやる日のように様変わりしてしまっているのだが、魏無羨はこの行事が嫌いではなかった。
「トリックオアトリート！ お菓子をくれなきゃイタズラするぞ！」
　そんな風に知り合い達に話を持ちかける。それで菓子が貰えればそれで良し、持っていないのであれば実は今日は誕生日なんだ！ と答えれば、菓子以外の何がしかを渡してくれるのだ。