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    John

    DONEサチマル続きました。

    ここまでお読みいただいたことに、感謝の念が尽きません。少しだけ私の語りにお付き合い下さい。

    私は海外の児童向けの小説を読むのを趣味にしているのですが、子供の頃に好きだった作品の作者の作品を読み漁る日々が続いていました。うまい!うまい!活字がうまい!!と貪る中で、この作品は面白いけれど私にはちょっと向いてなかったかしらん、と頬杖をつきなが(以下pixiv掲載)
    Q.Did you find it 心の中で、ほんの僅かに気持ちが揺らいだ。
     小石一粒、大海原に投げ込んだところで構いはしないだろうか、と。人生、最後の最後に思い残してしまったら台無しになるだろうか、と。
     そうして、すぐに打ち消した。死に際で左右される様な生き方ではなかった、胸を張ってそう言える。断言出来る。

    「( なぁ、おれと心中してくれるか? )」

     眉一つ、呼吸一つ乱さずとも答えは返ってきていた。
     この気持ちを抱いて、海の底まで持っていく。

    「( だよな、たった一人じゃ旅は楽しくないもんな )」

     だからこそ、言わなかった。
     何一つ、いつもと行動を変えることもせず、いつもの様に宴を終えてからの行動は単独で。誰にも怪しまれることがなかった。勘の良い兄弟子にも、好物に囲まれて顔を綻ばせる弟分にも、敬愛する父親にも、勝手に心の片方を預けてしまった男にも。
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    ひじのくぼみ

    PROGRESSこれは拙作ショタ×ショタ父水「冥婚前章」https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22135470のモブ視点の中学生時代の番外編です。生まれ変わった水(記憶なし)を追ってきた父が変身砂を使ってショタ姿になり幼馴染として育っているという設定の話。はじめてネームドモブが出てきますが、菊池晴香ちゃんは父のことも水のことも別に好きじゃないです。
    左隣の水木くんと右隣のゲゲ郎くん 見ようによっては逆カプに見えるかもですが、父水のつもりで書いてます。
     誤字脱字多分たくさんあります。

     放課前のホームルーム。今日は二年生になって二回目の席替えをする。このクラスの席替えは一ヶ月に一回。席順はくじ引きで決まる。一列は左が男子で右が女子の組み合わせで成り、通路を挟んで三列作る。
     できるだけ後ろの席がいいとか、同じグループの子の近くがいいなあとか、ぼーっと考えながら引いたくじに書かれていた文字は7番。窓際の後ろの方。よっしゃ!!
     今回はなかなか運が良かったと、うきうきで指定された場所に机を持って移動していた私。今日この日から一ヶ月間ずーーーーっと次回の席替えの日を待ち遠しく思って過ごすことになるなど、この時には全く予想していなかったのである。
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    田中んち

    SPUR ME【冒頭部分のみ】可不可⇄椛 +生行
    ⚠️以下ご了承ください⚠️
    ※これをベースに現在執筆中のものをガラッと書き直すことを検討中ですのでだいぶお日にちをいただきます。
    ※完成版はpixivに公開、または執筆中にオンラインイベント等の開催発表があった場合はそちらへの展示作品にする可能性があります。
    ※本作品の完成版より前に別の作品が公開される可能性があります。
    【冒頭部分のみ】可不可⇄椛 +生行 生行はデスクの上を整理してキャビネに鍵をかけて、明日のスケジュールを確認してから退勤の入力を済ませる。午後八時をとうに過ぎていて、オフィスに残っているのは可不可と生行の二人だけだった。
    「社長。何か手伝うことはありますか?」
    「んー……大丈夫。僕ももう終わるよ」
    「先月、打刻漏れ多かったですよ。ちゃんと入れてくださいね」
    「はいはい、今入れますよ……っと。はい入れたよ」
     退勤報告を受けた生行は念のために勤怠管理システムを確認する。間違いなく打刻されていることを確認してから、PCの電源を落として立ち上がった。他の社員の机の上に、出しっぱなしの重要書類やPCの電源の切り忘れなどがないか、フロア内を見て回る。HAMAツアーズへの入社きっかけに初めてオフィスワークをする者が多く、最初の頃は離席時や退勤時のルールやマナーの周知徹底に朔次郎と共に苦労したことを生行は今でもよく覚えている。最近は確認の時間もぐっと減り、サッと一周する程度で済むようになった。
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