ぴい
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DONE副官とピイナ補佐官の小説⑤・前作の続き
・次長がえげつない
・戦争ってこういうことですから……
影になり日向になり -最終章-ピイナは部屋の隅に座りこむと、目を閉じた。
あの日、副官の力を借りて、なんとか自分は逃げのびることができた。命からがら、やっとのことで自由同盟の地下アジトの一つにたどり着き、そこに身を寄せ、助けを得た。日々のピシアによる追跡の恐怖に怯えながらも、なんとか今日まで生きながらえることができた。
ギルモアが敷いた体制は、あまりにもひどいものだった。街中に監視装置が設置され、わずかでも自身への反逆ととらえられる言動は、徹底的に弾圧された。そのような言動をした者だけでなく、その家族さえもピシアにとっては拘束の対象だった。ギルモアの官邸の屋上から時おり聞こえる銃声に、ピリカの人々は恐怖した。
社会的な恐怖と不安は、さらに人々の心を蝕んでゆく。
6213あの日、副官の力を借りて、なんとか自分は逃げのびることができた。命からがら、やっとのことで自由同盟の地下アジトの一つにたどり着き、そこに身を寄せ、助けを得た。日々のピシアによる追跡の恐怖に怯えながらも、なんとか今日まで生きながらえることができた。
ギルモアが敷いた体制は、あまりにもひどいものだった。街中に監視装置が設置され、わずかでも自身への反逆ととらえられる言動は、徹底的に弾圧された。そのような言動をした者だけでなく、その家族さえもピシアにとっては拘束の対象だった。ギルモアの官邸の屋上から時おり聞こえる銃声に、ピリカの人々は恐怖した。
社会的な恐怖と不安は、さらに人々の心を蝕んでゆく。
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DONE副官とピイナ補佐官の小説④・前作の続き
影になり日向になり -第四章-「……」
暗い廊下に横たわりながら、ピイナはぼんやりと目を覚ました。ゆっくりと体を起こし、辺りを見回す。灯りが落ちた廊下には、自分以外に人の姿はないようだ。
──パピは小衛星帯を抜けたかしら……
突然の出来事だった。
何かが爆発したような、大きな音が聞こえたかと思うと室内の一切の灯りが消えた。すぐに自家発電に切り替わったのだろう。非常ブザーの音と共に、避難ロケットへの通路の灯りが点灯し、急いでその場所へ逃げ込んだ。壁が破壊される凄まじい轟音に耳を塞ぎ、せめてパピだけでもと、ロケットの発射ボタンを押した。
ピシアの狙いは、自分たちの身柄の確保だ。いち早くそれを察したゲンブは、兵隊が突入する前に地下への避難を試みた。自分もそれに続いたが、次第に廊下の灯りは消え、辺りは文字通り真っ暗になった。そんな状況の中で、何かに足を取られてつまずき、ついにはゲンブとはぐれてしまった。
8693暗い廊下に横たわりながら、ピイナはぼんやりと目を覚ました。ゆっくりと体を起こし、辺りを見回す。灯りが落ちた廊下には、自分以外に人の姿はないようだ。
──パピは小衛星帯を抜けたかしら……
突然の出来事だった。
何かが爆発したような、大きな音が聞こえたかと思うと室内の一切の灯りが消えた。すぐに自家発電に切り替わったのだろう。非常ブザーの音と共に、避難ロケットへの通路の灯りが点灯し、急いでその場所へ逃げ込んだ。壁が破壊される凄まじい轟音に耳を塞ぎ、せめてパピだけでもと、ロケットの発射ボタンを押した。
ピシアの狙いは、自分たちの身柄の確保だ。いち早くそれを察したゲンブは、兵隊が突入する前に地下への避難を試みた。自分もそれに続いたが、次第に廊下の灯りは消え、辺りは文字通り真っ暗になった。そんな状況の中で、何かに足を取られてつまずき、ついにはゲンブとはぐれてしまった。
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DONE副官とピイナ補佐官の小説③・前作の続き
影になり日向になり -第三章-「よくこんなものを手に入れたな……」
目の前の図面を見ながら、ドラコルルはほくそ笑んだ。
クーデターを決行するにあたり、官邸への攻撃をどうするのか、残すところはその具体的な日時や方法を考えるだけとなっていた。国民への示しとして、大統領は必ず生きて捕えなければならない。そう考えると、官邸への攻撃は大統領が死亡しないこと、かつ逃亡経路を絶つことを第一にしたものとなる。
残念ながら、軍人である自分やギルモアが官邸で自由に行動できる場所には限りがあった。官邸の内部構造や正確な間取りが把握できていない状態では、とてもではないが攻撃を加えることはできない。なんとかして、あの建物の細部まで知ることはできないかと、ドラコルルは思考をめぐらせていた。そして今、夢にまで見たものが自分の目の前にあるのだ。
7197目の前の図面を見ながら、ドラコルルはほくそ笑んだ。
クーデターを決行するにあたり、官邸への攻撃をどうするのか、残すところはその具体的な日時や方法を考えるだけとなっていた。国民への示しとして、大統領は必ず生きて捕えなければならない。そう考えると、官邸への攻撃は大統領が死亡しないこと、かつ逃亡経路を絶つことを第一にしたものとなる。
残念ながら、軍人である自分やギルモアが官邸で自由に行動できる場所には限りがあった。官邸の内部構造や正確な間取りが把握できていない状態では、とてもではないが攻撃を加えることはできない。なんとかして、あの建物の細部まで知ることはできないかと、ドラコルルは思考をめぐらせていた。そして今、夢にまで見たものが自分の目の前にあるのだ。
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DONE副官とピイナ補佐官の小説②・前作のつづき
・副官はピシアNo.2ではない
影になり日向になり -第二章-「よう。治安大臣の反応はどうだった?」
レストランの一件から数日後、副官の姿はピシアの本部にあった。本部といっても、今はまだ専用の建物があるわけではない。正式にピシアが組織として承認されるまでは、軍の敷地内の諜報室が仮住まいだ。
「長官の話では、ずいぶんとご立腹だったそうだが。惜しいな。俺も見たかった」
男はそう言うと、副官の肩を叩いた。副官は男の声に立ち止まると、サッと男に向き直った。
「おはようございます、次長。先日はご演技、お見事でした」
副官は男に頭を下げた。
「完全に店の人間でしたよ。グラスをテーブルに置く所作も実に綺麗でした」
「あれだけの動作でも、丸一日練習したんだ。しかし、人間ってのは本当に信用ならないねぇ」
6713レストランの一件から数日後、副官の姿はピシアの本部にあった。本部といっても、今はまだ専用の建物があるわけではない。正式にピシアが組織として承認されるまでは、軍の敷地内の諜報室が仮住まいだ。
「長官の話では、ずいぶんとご立腹だったそうだが。惜しいな。俺も見たかった」
男はそう言うと、副官の肩を叩いた。副官は男の声に立ち止まると、サッと男に向き直った。
「おはようございます、次長。先日はご演技、お見事でした」
副官は男に頭を下げた。
「完全に店の人間でしたよ。グラスをテーブルに置く所作も実に綺麗でした」
「あれだけの動作でも、丸一日練習したんだ。しかし、人間ってのは本当に信用ならないねぇ」
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DONE副官とピイナ補佐官の小説①・全5話予定
・長官の悪役感が強い
影になり日向になり -第一章-「これ、お酒なの?」
テーブルに置かれたオレンジのグラスを見つめながら、ピイナはゲンブに問うた。オレンジといってもグラスの底の方には、赤みを帯びた液体が静かにとどまっている。
「安心しなさい。ノンアルコールカクテルだ。色味にこだわったジュースだと思えばいい」
訝しげに自身を見つめるピイナに、ゲンブは笑いながら答えた。
「まだ補佐官となって日が浅い君には分からないだろうが、今後は会食の機会も多いはずだ。料理に関しても、一通りの知識は身につけておいた方がいい」
「おじさんがそう言うのなら、そうなのね。じゃあ少しだけ……」
ピイナはそう言うと、マドラーをかき混ぜ、グラスに口をつけた。
「おいしい……! これが本当にジュースなの?」
7599テーブルに置かれたオレンジのグラスを見つめながら、ピイナはゲンブに問うた。オレンジといってもグラスの底の方には、赤みを帯びた液体が静かにとどまっている。
「安心しなさい。ノンアルコールカクテルだ。色味にこだわったジュースだと思えばいい」
訝しげに自身を見つめるピイナに、ゲンブは笑いながら答えた。
「まだ補佐官となって日が浅い君には分からないだろうが、今後は会食の機会も多いはずだ。料理に関しても、一通りの知識は身につけておいた方がいい」
「おじさんがそう言うのなら、そうなのね。じゃあ少しだけ……」
ピイナはそう言うと、マドラーをかき混ぜ、グラスに口をつけた。
「おいしい……! これが本当にジュースなの?」
tts_mm_cn
DOODLEファンイベ全体的に濃厚!!だったけど、個人的にこのナンバーが脳に刺さりすぎてなかなか描けなかった。やっと満足いくものが描けてうれぴいひかりさんの真っ直ぐな眼差しと歌声。マナさんの柔らかくて折れてしまいそうな姿。どちらも美しい
ツイッターにも書いたけど、ひかりさんは柳みたいに、芯のあって凛とした草花のような美しさで、マナさんの踊りは、ひらひら散る花びらみたいだなぁと。女の美。マジで見れてよかった
夜永 弥子
DONE20230416 🐰はぴはぴいーすたー🌸OC:クリームソーダちゃん
2023年の復活祭は、西方教会が4/9・東方教会が4/16なんだそうですよ。
というわけで、今日もはぴはぴいーすたー!
かすがい
DOODLEアーミックとキャンディ本編に関わるのは嬉しい😊
//ブーケの新スタイルは流石に来なそうけど、めがみほぼ確定で緊張する。ジュエル…。
オルレットさんイヴェリスにピイピイとか言われてたからもっと鳥みたいなの期待してました。
私の最推し実装しないかなーと待ち続けているのですが、インサガにもエンサガにも実装されてないので諦めかけてる。(両方とも未プレイです)
yoya
DONEお手洗い(小)我慢して最終的にお花摘みする愉快殺…。サーヴァントはお手洗い行かない気がするけどどうしても見たかったので描いちゃった…パスワードは、ミシシッピイベでスーパーバニヤンが主人公たちにアサシンを紹介した時の文言、「◯◯さん(ルビ:バックステージ)チームの代表」の◯◯を漢字2文字で。 3
ハザマナッツ
DONE創作料理、酒処、あいあぁるぴいおう。もしドールちゃんがIRPO隊員じゃなかったら…居酒屋でテキパキ、笑顔を忘れず働くホールスタッフさんがしっくり来ます。生ジョッキをはこび、常連夫妻(エミリアが彼女のファン)の顔もしっかり覚えて挨拶、あまり店慣れしていない無口なお客さんへも定食のごはんおかわりを優しく接客。呑んだ〆にはあおさ海苔とねぎのみそ汁をサービスとして。
ロスター君はすでに2軒目ですね。
honosnnm62
DOODLETRPGの立ち絵として描いた子です!明らかにれおぴイメージですが一応別人です。微笑まれたら誰もが虜になってしまう傾国レベルの容姿という設定なので、少し妖艶な感じで…。あと長いことふさぎ込んでたのでかなり陰がありますが、笑うと素の無邪気さが出ます☺️ヨチヨチanko
MOURNING最悪のエンディングに向かうエピイグIFのGAME OVER妄想漫画。2022年8月21日の超GLORIOUS GLAIVY にて本として発行しました。
たくさんの方にお手に取って頂き、とても嬉しかったです。
発行済みですので、公開を終了します。
スタンプたくさんもらったのに消したくないので、残骸だけ残しておきます。
残りの後編も全て収録したものが通販で購入できますので、ご興味ありましたら是非! 14
akiyoshi_kani
PROGRESSEDの意味が全然出てきてないところまでですが。EDエピいらないのかな、もしかして。
書きあがったもの→https://privatter.net/p/9158560
you need not to be a man like me, Piers Nivans.キス、粘膜を擦る、絡み合わせる指、興奮にあがる息、もどかしそうな手つきで落とされる下着、女の香り、クンニに感じてかん高い声が上がる、俺の髪を摑むマニキュアが彩る指、早く来て!俺も我慢ができなくなり、ベルトに手をかける――
「もしかしたら死ぬのかもしれねえ」
ロッカールームのベンチに座って下着姿で呻くピアーズに、「は?」とベンが訊いた。
「俺、EDだわ」
深い絶望に顔を覆う。
とっくに支度も終わって、後は飲みに行くだけという状態のベンは、明らかに引いた声で「はあ」と気のない相槌を返してくる。
「昨日も、一昨日も、全然勃たねえ。どこかやばい病気に決まってる」
「――まあ、むしろたまにはそういうときもあった方がいいだろ、お前は」
3197「もしかしたら死ぬのかもしれねえ」
ロッカールームのベンチに座って下着姿で呻くピアーズに、「は?」とベンが訊いた。
「俺、EDだわ」
深い絶望に顔を覆う。
とっくに支度も終わって、後は飲みに行くだけという状態のベンは、明らかに引いた声で「はあ」と気のない相槌を返してくる。
「昨日も、一昨日も、全然勃たねえ。どこかやばい病気に決まってる」
「――まあ、むしろたまにはそういうときもあった方がいいだろ、お前は」