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    大原

    kisaragi_hotaru

    MAIKINGガンマトとハドポプが混在している世界線のお話の続きです。マトポプは師弟愛です。ひたすらしゃべってるだけです。
    ダイ大原作と獄炎のネタバレを含んでおりますので、閲覧の際には十分にご注意くださいませ。
    捏造と妄想がかなり激しいです。いわゆる、何でも許せる人向け、となっております。
    このシリーズは一旦ここで完結という形を取らせていただこうと思います。続きを待ってくれておりましたなら申し訳ないです……。
    大魔道士のカミングアウト 5 「――ハドラー様は10年前の大戦にて亡くなられたと聞き及んでいたのだが」

     本日二度目のガラスの割れる音を聞いた後、ガンガディアから至って冷静に尋ねられたポップは一瞬逡巡して、ゆっくりと頷いた。

     「ああ、死んだよ。跡形もなく消えちまった」

     さすがにこのまま放置しておくのは危ないからと、二人が割ってしまったコップの残骸を箒で一箇所に掻き集めたポップは片方の指先にメラを、もう片方の指先にヒャドを作り出し、ちょんと両方を突き合わせた。途端にスパークしたそれは眩い閃光を放ち、ガラスの残骸は一瞬で消滅した。

     「そうか……ハドラー様は君のメドローアで……」

     なんともいえない顔でガンガディアはそう言ったが、ポップは「は?」と怪訝な顔をして振り返った。
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    kisaragi_hotaru

    MAIKINGガンマトとハドポプが混在している世界線のお話の続きです。マトポプは師弟愛です。
    ダイ大原作と獄炎のネタバレを含んでおりますので、閲覧の際にはご注意くださいませ。
    捏造と妄想がかなり激しいです。いわゆる、何でも許せる人向け、となっております。更新は少しずつになってしまいます。あしがらず。
    大魔道士のカミングアウト 4 恋愛相談。
     弟子の台詞を聞いたマトリフの脳内にいくつかの顔が浮かんだが、続いた台詞でその全てが除外されることとなった。

     「あ、因みに相手は男なんで」

     マジかよ。マトリフは思った。

     「マジかよ」

     そのまま声にも出てしまった。唖然とするマトリフにさらなる追撃が襲いかかる。

     「んでもって人間でもなかったりする」
     「……ポップ」
     「ん?」
     「ちょっとそこ座れ。正座」
     「……わかった」

     マトリフの真剣な声に、ポップは一瞬怯んだがギュッと胸元を握りしめる手に力を込めて、勇気を出して一歩を踏み出した。

     「オメーは部屋から出ていけガンガディア」
     「……」

     不満をありありと表す顔をしてガンガディアはそれでも言われた通りに身体を起こしてマトリフから離れた。寝室の出入り口に向かう途中でポップとすれ違う。その時、
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    kisaragi_hotaru

    MAIKINGガンマトとハドポプが混在している世界線のマトポプ(師弟愛)のお話の続きです。
    ガンマトの事後要素が少しだけあります。直接的な描写はありません。
    今回もハドポプ要素はありません。ハドが出てこないせいでガンマト+巻き込まれポプみたいなお話になっています。
    ダイ大原作と獄炎のネタバレを含んでおります。捏造と妄想が激しい産物です。何でも許せる人向け、となっております。
    大魔道士のカミングアウト 2 「お初にお目にかかる。私はデストロールのガンガディア。大魔道士マトリフの弟子、ポップよ。君のことはマトリフから聞いているよ。是非会ってみたいと思っていた。まあマトリフがなかなか会わせてはくれなかったがね。会えて嬉しいよ」
     「はあ……どうも」

     礼儀正しく自己紹介をされてポップは拍子抜けしつつも片手を後頭部に置いてペコリと会釈を返した。
     マトリフから聞いていたという台詞で、ポップは横目でちらりとマトリフへと視線を向ける。見るからに嫌そうな顔をしているマトリフ。それが仮にも恋人に対する表情なのかと思うと再び混乱してきそうだったが、しかしそれよりも気になるべきことがポップにはあった。

     「……コイツが、師匠の……恋人……」
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    kisaragi_hotaru

    MAIKINGガンマトとハドポプが混在している世界線のマトポプ(師弟愛)のお話です。
    ガンマトの事後要素が少しだけあります。直接的な描写はありません。
    今回はハドポプ要素はありません。
    ダイ大原作最終回と獄炎のネタバレを含んでおりますので、閲覧の際には十分にご注意くださいませ。
    捏造と妄想の産物です。いわゆる、何でも許せる人向け、となっております。あしからず。
    大魔道士のカミングアウト 1 「……は?」

     そう広くはない洞窟内にその声は大きく響いた。あまりにも間の抜けたそれは僅かな余韻を残したが、空気に完全に溶け込んで消えるまで時間はそうかからなかった。弟子の視線から逃れるようにマトリフは顔を背けた。なんというタイミングの悪さだと嘆いたところで、もう遅い。この弟子は察しが良い。なんせ人間にしては長い生涯において唯一の、最初で最後の、自慢の弟子だ。

     「え、師匠……うそだろ……?」

     そんな今や世間では二代目大魔道士と呼ばれている弟子――ポップの驚愕の色がありありと浮かぶ台詞に、うそだ、とすぐさま答えられたならどんなによかったかと、マトリフは目元を片手で覆って深い溜息を吐き出した。
     ポップが息を呑む。マトリフの反応が、事実なのだと告げていたからだ。
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