鶴丸
yhuruhata
DONE好奇心だけで生きる鶴丸国永と、未来の亡霊であるところの同田貫正国。すこしふしぎ。ぷらいべったー+
https://privatter.me/page/66364de3dbe3c 9
美晴🌸
DOODLEドッペルゲンガーだった鶴丸と、一振り目の大倶利伽羅の話ドッペルゲンガー、恋を知る 2 朝日が目に痛い。
これは肉体を得る前にはなかった感覚で、鶴丸は自分の目を手で覆った。それでも隙間から容赦なく光は入ってくるもので、仕方がなく諦めて布団から起き上がる。
ふあ、と欠伸をしながら布団を畳み、戸を開ける。そうすると今度は完全に朝日が差し込むものだから、思わず呻いてしまった。
「ああ、鶴丸さま。おはようございます」
山ほどの洗濯物を持った平野が、部屋から出てきた鶴丸に気がつき挨拶をする。もはや前など見えなそうではあるが、気配を察したらしい。おはよう、と挨拶を返しつつ、鶴丸は平野が抱えていた荷物を半分持ってやった。
「平野は働き者だ」
「そんなことはありませんよ。これだって、僕たち粟田口部屋のものですからね」
24364これは肉体を得る前にはなかった感覚で、鶴丸は自分の目を手で覆った。それでも隙間から容赦なく光は入ってくるもので、仕方がなく諦めて布団から起き上がる。
ふあ、と欠伸をしながら布団を畳み、戸を開ける。そうすると今度は完全に朝日が差し込むものだから、思わず呻いてしまった。
「ああ、鶴丸さま。おはようございます」
山ほどの洗濯物を持った平野が、部屋から出てきた鶴丸に気がつき挨拶をする。もはや前など見えなそうではあるが、気配を察したらしい。おはよう、と挨拶を返しつつ、鶴丸は平野が抱えていた荷物を半分持ってやった。
「平野は働き者だ」
「そんなことはありませんよ。これだって、僕たち粟田口部屋のものですからね」
美晴🌸
DOODLEもうすぐ折れてしまう一振り目の鶴丸と大倶利伽羅を見守る二振り目の鶴丸の話です。ドッペルゲンガー、恋を知る ――きみは、ドッペルゲンガーというものを知っているだろうか。
まあ、そうだろうな。
簡単に説明してしまえば、自分そっくりの姿をした分身、幻覚の一種ってもんらしい。面白いのは、自分のドッペルゲンガーを2回見てしまうと、見たやつは死んでしまうっていう噂だ。もちろん、噂に過ぎない。本物のドッペルゲンガーは周囲の人間と会話をしないらしいしな。ま、残念ながら俺も、本物のドッペルゲンガーを見たやつと会ったことはないが。
訳がわからない、という顔をしているな。俺たちもそうだった。「それ」が現れたのは唐突で、どうしたらいいのか、俺たちも、主も、わかるはずがなかった。ただひとつ確かなのは、「それ」が現れたら、近いうちに同じ姿をした者は折れてしまう。だから便宜上、俺たちは「それ」をドッペルゲンガーと呼んだ。
36964まあ、そうだろうな。
簡単に説明してしまえば、自分そっくりの姿をした分身、幻覚の一種ってもんらしい。面白いのは、自分のドッペルゲンガーを2回見てしまうと、見たやつは死んでしまうっていう噂だ。もちろん、噂に過ぎない。本物のドッペルゲンガーは周囲の人間と会話をしないらしいしな。ま、残念ながら俺も、本物のドッペルゲンガーを見たやつと会ったことはないが。
訳がわからない、という顔をしているな。俺たちもそうだった。「それ」が現れたのは唐突で、どうしたらいいのか、俺たちも、主も、わかるはずがなかった。ただひとつ確かなのは、「それ」が現れたら、近いうちに同じ姿をした者は折れてしまう。だから便宜上、俺たちは「それ」をドッペルゲンガーと呼んだ。
佐々本
REHABILI鶴丸の休日、甘やかしタイムと潰れちゃった1コマ目のぱあぱあ鶴丸(お気に入り)
柚月羽的には毎晩隣で一緒に寝てくれるだけで全回復するからそれだけで十分なんだけど
押しに弱すぎるのですぐ甘やかされちゃう 3
美晴🌸
DOODLE甘ったれ鶴丸の話鶴丸国永を甘やかさないと出られない部屋「ここを鶴丸国永を甘やかさないと出られない部屋とする!」
と、鶴丸は部屋にやってきて早々に、そう宣言した。
ここ数日の鶴丸は、ひたすらにただ出陣を繰り返す毎日である。浮かぶは赤披露。いくら戦が好きといえど限度がある。
今も耳の奥で派手な音楽が鳴り響いているぜ、と文句を言いながら畳の上に座り込んだ。楽器兵とかいう、此度の戦で与えられた特別な兵装の影響だろう。
俺は、と悩みつつ大倶利伽羅は口を開いた。
「……俺は、割と、あんたに対して甘いと思う」
「驚いた! 自覚があったんだな」
鶴丸はまんまるに目を見開いた。
けれど、ち、ち、と指を振る。
「甘いだけじゃダメなんだよ。『甘やかす』っていうのが大事なのさ」
661と、鶴丸は部屋にやってきて早々に、そう宣言した。
ここ数日の鶴丸は、ひたすらにただ出陣を繰り返す毎日である。浮かぶは赤披露。いくら戦が好きといえど限度がある。
今も耳の奥で派手な音楽が鳴り響いているぜ、と文句を言いながら畳の上に座り込んだ。楽器兵とかいう、此度の戦で与えられた特別な兵装の影響だろう。
俺は、と悩みつつ大倶利伽羅は口を開いた。
「……俺は、割と、あんたに対して甘いと思う」
「驚いた! 自覚があったんだな」
鶴丸はまんまるに目を見開いた。
けれど、ち、ち、と指を振る。
「甘いだけじゃダメなんだよ。『甘やかす』っていうのが大事なのさ」
美晴🌸
DOODLE寝相が悪い鶴丸の話夢遊 大倶利伽羅が顕現する前、当初光忠は鶴丸とふたり部屋だったのだという。
しかし鶴丸の寝相がかなり悪く、そのせいで光忠は夜に眠れなくなってしまった。光忠は朝餉の支度のため朝早く起きることが多く、鶴丸の寝相によって夜起こされるのは辛い。ごろんごろんと布団から転がり出る鶴丸に対しては呆れと心配がある。特に冬場などは鶴丸が布団から転がり出て風邪を引いてしまうのではという不安から、余計寝付けなくなってしまった。
そんなときに顕現したのが大倶利伽羅である。大倶利伽羅は鶴丸との付き合いが長く、鶴丸が布団から転がりでれば足蹴にして布団へ戻せるくらいには遠慮がない。
かくして光忠は鶴丸との相部屋を解消し、その代わりに大倶利伽羅がそこへ収まることになった。
518しかし鶴丸の寝相がかなり悪く、そのせいで光忠は夜に眠れなくなってしまった。光忠は朝餉の支度のため朝早く起きることが多く、鶴丸の寝相によって夜起こされるのは辛い。ごろんごろんと布団から転がり出る鶴丸に対しては呆れと心配がある。特に冬場などは鶴丸が布団から転がり出て風邪を引いてしまうのではという不安から、余計寝付けなくなってしまった。
そんなときに顕現したのが大倶利伽羅である。大倶利伽羅は鶴丸との付き合いが長く、鶴丸が布団から転がりでれば足蹴にして布団へ戻せるくらいには遠慮がない。
かくして光忠は鶴丸との相部屋を解消し、その代わりに大倶利伽羅がそこへ収まることになった。
tonight_trmk
DONEワンドロしようと思ってお題からずれちゃったのと2.5ドロになってしまったやつ鈍ちん三日月とやる気を出した鶴丸
匣の中にて開戦準備 気まずい。
それはおそらく目の前にいる相手もそうだろう。触れ合う肌は布越しにじんわりと体温を感じ、こちらに気を使ってだろうか細く吸って吐く呼吸の吐息さえ頬や首筋に感じている。
足の置き場が悪く、もぞりと動かすと己の足の間に向かいあわせの相手の右脚が入り込んでいるようで動きづらかった。
「……三日月宗近」
耐えかねたように向かいの男が低く自分の名前を呼ぶので、三日月もうむ、と低く応える。
「これはどういう状況だろうなあ……」
「全くもってわからんが、ああ、くそ。こんな驚きは求めていないぞ」
暗闇の中、苛立つように吐き捨てる眼前の男をどこか隙間から入ってくる光がか細く白く照らす。
「同感だ」
三日月は今、細長い鉄の箱のような物に立ったまま閉じ込められている。
4713それはおそらく目の前にいる相手もそうだろう。触れ合う肌は布越しにじんわりと体温を感じ、こちらに気を使ってだろうか細く吸って吐く呼吸の吐息さえ頬や首筋に感じている。
足の置き場が悪く、もぞりと動かすと己の足の間に向かいあわせの相手の右脚が入り込んでいるようで動きづらかった。
「……三日月宗近」
耐えかねたように向かいの男が低く自分の名前を呼ぶので、三日月もうむ、と低く応える。
「これはどういう状況だろうなあ……」
「全くもってわからんが、ああ、くそ。こんな驚きは求めていないぞ」
暗闇の中、苛立つように吐き捨てる眼前の男をどこか隙間から入ってくる光がか細く白く照らす。
「同感だ」
三日月は今、細長い鉄の箱のような物に立ったまま閉じ込められている。
78_6cm
SPOILER陸奥本編鶴丸vs○○○
真横から見えた景色が刺さって抜けない
観客に背を向けて水心子くんに一撃入れるとき、一瞬めちゃくちゃ痛そうな顔してて…ああ誰かを傷つけた分だけ自分も傷つくのはパライソのときから変わらないんだ優しいなこの刀は…と思いました(松井浦島のときとは状況違うので一緒にはできないけども)
という話なんですけど、これもちゃんと観客みんなに伝わるようになってたらよかったね
あとり
SPOILERひとつはちす劇中シーンをふまえてらくがき✍️三日月と鶴丸の過去を眩しげに追想する山姥切国広、泣いてるのかな、と思ってしまうほど歌に気持ちがこもっていて、何度も何度も、かつての彼らの日常を想ってしまう。 2
maru8
SPOILERみちはちの鶴丸、他男士と群れるでもなく見えない誰かと話している場面が多くていつも一振りなの泣けた。あるじおじさんの話し相手になってるシーンが鶴さんらしくて好きです。でもここでも一振り🥲
ということで伽羅坊(小)を添えて🍙 2