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    jf

    kysk_0000

    MOURNING・沙●の唄の半端なパロ(引いてはその元ネタのパロというか…)
    ・事故に遭って世界が怪物(呪霊)まみれに見えるようになっちゃった虎杖×虎杖にとって唯一普通の人間に見える、真の姿がJF呪霊モードのお兄ちゃん
    ・呪霊は存在してないていの世界だけどお兄ちゃんは(半)呪霊として存在してる たぶん羂索のせい

    ・描きたいとこだけ
    沙●の唄みたいな悠脹 飽きもせず降っていた雨を、覚えている。鉛のように重たい曇天を、足元を不確かにするアスファルト上の波紋を、飛沫を。
     高校一年生の六月。祖父が死んで、覚悟していたそれを受け入れて暫く。学校帰りに仏花を買って、別に花に喜ぶような人ではなかったけれどと気持ちばかりに携えて。仏壇には他にも供えるべき人たちの位牌も並んでいるから、別に特別な帰り道ではなかった。父母。遺影でしかほとんど顔を認識していなくても、こんにち自分が青春を謳歌できているのは彼らが互いを愛し合ってくれたからなのだと--と、殊勝なことを思うわけではないが、習慣なので。
     花屋に寄った分、時間は日常の帰り時間とは少しずれていた。ほんの誤差くらいではある。だから、ほとんどいつもと変わらないような雨の日だった。
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    たかな@takanaxpoti

    DONE2023年6月17日18日
    エルリWEBオンリー「ニイハチ」
    第二回開催おめでとうございます!

    2017のワンライにてお題「指輪」で書いたものです。
    原作軸。おもいっきり捏造しています。n番煎じですいませんです。短いです。
    いろいろある内容かとおもいますので展示もしたいとおもいます。

    セブン
    表紙 91790794
    本文 22469598

    ローソン、ファミマ
    A5XWU4JF5T
    「形にした想い」 残り少なくなった兵士たちを集め巨人薬について解説した日の夜。リヴァイはエルヴィンに「この後、来てくれ」呼ばれ彼の執務室へと向かっていた。

    「なんだまだ話し足りねえのか?めんどくせえ話は聞かねえぞ」

     仕事中ならまだしもプレイベートな時間になった夜更けでは慣れたように室内に気配を感じるとノックもせずにドアを開け入り込むと執務机ではなく簡易的な応接用のソファに座っていたエルヴィンに近づく。

    「こんな時間にわざわざすまない。もう一つ渡したいモノがあってね」

    「あ?これ以上面倒なモンはごめんだ」

    「はは。ある意味一番厄介なモノかもしれないな。リヴァイ、手を出して」

    「?」

    「そっちじゃない、逆だ」

     訝しげだがエルヴィンに言われるままに先に差し出した右手を引っ込め左手をエルヴィンの前に出す。目の前に出された自分より一回りか二回り小さな手。この手にどれだけの事をさせてきただろう。どれほど自分は救われてきただろう。向けられた手のひらを返し手の甲のほうにするとそのまま引き寄せその薬指に鈍いゴールドのリングを嵌めた。
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