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    あずき

    みちとせ🍑

    DOODLEあずきさん 𝑯𝒂𝒑𝒑𝒚 𝑩𝒊𝒓𝒕𝒉𝒅𝒂𝒚……
    趙雲さんと清河卿の転パロ(記憶あり×記憶なし)の導入+書きたいとこ詰めなので場面がすぐ飛びますが良い幻覚見れました!誕プレになればいいな~の気持ちです
    その魂に恋をした「私にとって、主殿は最も大切な存在だ。だから生涯、主殿が呼んでくれればどこへでも駆けつけよう」

    「趙雲さん……私も言いたいことがあります」

    「たとえこの命が尽きたとしても……来世でまた趙雲さんと出会いたいです!」

    乱世では、守りたい者がいれば強くなれると言う者もいれば、却って弱みになると言う者もいる。
    趙雲にとって清河の主は守りたい相手であった。
    かといって清河卿はただ後ろで守られているような人物ではなく、肩を並べて敵を退ける戦友でもあったが。
    互いに背中を預けて戦場に立つときの安心感と言ったら。

    彼女の目的は天刑宗の企みを暴き、阻止する事。
    利害の一致と、彼女が元来持つお人好しというか、何とかいうか……そんな因果で蜀に一応身を置いていた彼女だが、属国に囚われる事もなく呉にも魏に、魏は言い過ぎだろうか。ともかく敵地だろうが何だろうが、一度友になった相手とは立場を超えて親しくしていたように思える。勿論戦場での手加減はしないが、殺すのを躊躇う所は彼女らしかった。
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    みちとせ🍑

    DOODLE司馬懿さん……司馬懿さんは思いつかなかったけど言われてみたら確かに司馬懿さんめちゃめちゃ「「「そう」」」なの凄いずるいと思いましたあずきさん対戦ありがとうございました……
    オリアカの主人公ちゃんor主人公くん、性別どちらでも読めると思う落書き
    悪酔いどうしてこうなっているんだっけ、と清河卿は上手く回らない頭で考えていた。

    いつものように清河の主として机仕事をこなしていた時、客人が来たと星辰に呼ばれて、向かった先には珍しく司馬懿の姿があった。彼は余程の事がない限り、遊びに誘ってもわざとらしく仮病を使うような人。だから清河卿は最初、火急の用事かと思いそれなりに慌てていたのだ。

    (「司馬懿さん何かあったんですか!?」)
    (「そんなに慌ててどうした、主」)
    (「……はい?」)

    そう、確かそんな、嚙み合わない会話をして、それで──どうしたんだっけ?

    「主、何を考えている?」
    「あ……れ?」

    呂律が回らない。視線をふらふらと彷徨わせると、机の上に酒瓶がいくつか倒れているのが見える。飲み過ぎたと理解するまでにそう時間はかからなかったが、それ以上を思い出すよりも先に視界へ影がさした。そういえば司馬懿の目は燃えるような紅だった、と息をすれば、それを食らうように口を塞がれる。
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