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    おっちゃん

    Kamo_asshi

    MEMO内容は誕生日用に考えているやつなのでただのメモです。たぶんおっちゃんとロディの話になる。
    小説はエディとアランのメモ書き以来な気がします。オンリーの展示もこのレベルです。
    本当に書くだけの文章しか書けないので読むに値しないとおもったらどうかオンリーの貴重な開催時間はほかサークルさん見てほしい。
    展示用の作品じゃないからサンプルにはならないけどこんな感じです。
    「誕生日は感謝する日なんだって!」
    ニアちゃんがもうすぐ誕生日で、そしたら先生がそう言ったの!と楽しそうに友達の話を聴かせてくれるララにうんうんと笑顔で頷く。
    「この子がニアちゃん!いつも可愛いスカート履いててね、すっごく足が速いんだよ。この子はルー君で、とっても物知りなの。車が好きですれ違った車の名前が全部わかるんだって!」
    今日は追いかけっこしたの、と真っ白だった紙には走る子どもたちの絵がクレヨンで描かれている。
    「ララ、お兄ちゃんの勉強の邪魔しちゃ駄目だよ」
    お湯が沸いたことを知らせるポットのけたたましい音を消しに行ったロロがコーヒーカップを持って戻ってきた。ララは「邪魔してないもん」と可愛い頬を丸めて紙の上にクレヨンを滑らせる。
    3946

    105@海自艦擬人化

    DONE5201+5203+②
    長兄が里帰りしたので!
    感覚的には子供を構う親戚のおっちゃん。
    一面雲が覆う寒々しい空模様の中、冷気に身を縮こまらせつつ艦から降り立った。昨日の陽気とのあまりの差に、方々でさみぃと漏らす声が響いている。
    雑務処理に散る乗員達を横目に一人ドックへと足を運ぶ。記憶の中の小さな弟も、もう就役が近いから随分大きくなっていることだろう。そんなことを考えながらのんびり歩く自身の足音に、徐々に近付く子供の駆ける音が加わる。少し思い返して護衛艦の子か、と合点がいった。ひょっこりと覗かせた背格好からも恐らくそうだろう。
    くまの、と名前を呼べばにこりと笑う。釣られて寒さで強張っていた表情が自然と緩んでいく。数歩の距離を詰め、子供の相手は慣れないなりに腰を落とし目線を合わせた。
    「あき君のお兄ちゃん?」
    「うん。そうだよ。あきは何処に?」
    向こう、と指差す先には艦本体。その甲板にうっすらと小さな頃の面影が残る姿が見える。ほんの少し見ないだけですっかり大きくなったものだ。いまはちょうど、子供のように甘えるか大人として対等に振る舞うかどっち付かずの時期で、実質初対面の兄に面と向かうには複雑だろうと、距離を保ったままタイミングは任せるつもりで様子を窺っている。
    「あのね。あき 933