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    ヒューマン

    nikawa_xx

    MAIKING龍羽オンリーが決まったら書けそうなネタのやつ(5万字くらい書きたい)
    お空パロ 龍がヒューマン、羽が星晶獣くずれでとても長生き

    お空で好きなカプは暁旦の鬼と龍ですよろしくお願いします。
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     嵐の夜。
     見渡す限り明かりの点いた建物はなく、普段なら人の声で賑わっている通りも、吹き荒れる風と、打ち付ける雨の音がするばかりだ。
     男は、この街で一番大きな館のテラスに身を寄せていた。明かりが点いている唯一の建物で、まだ人の活動が感じられる。雨が横殴りになると濡れてはしまうが、屋根がない場所にいるよりは幾分もましであった。
     この館を選んだ明確な理由がある。
     雨に濡れて傷んでしまわぬように、と懐に仕舞ってある”それ”に触れると、ほのかに暖かさを感じることが出来る。
     ”それ”は男にとって天啓に近しいもの。
     ”それ”に導かれて、悪天候の中、この場所にやってきたのだ。
     館の方へ耳を澄ますと、多くの人――主に女性――が行ったり来たりを繰り返しており、その会話からは焦りが滲み出ている。
     男はずば抜けた聴力を持っていた。この暴風雨の中でも、館にいる人らの声を拾うことが出来るくらいには。
     彼女らの会話によると、館主の夫人が産気づいてしまったが、この嵐のために医者が呼べず、お産の経験がある何人かの下女で世話をしているようだった。
     下女が皆部屋から出払った時を見計らい、男は窓を 8822

    水鏡零

    PROGRESS【PSZの三次創作小説:1】
    何言ってるかわからないかもしれないけれど、昔昔あるところにPSZの三次創作を書いている人がココにいました
    で。たぶんゲーム知らない人も知ってる人も「お前大丈夫か」状態ですが、あえてのせてみました
    大まかに説明すると「主人公たちが月に行く前に実はとあるシティから実験体としてヒューマンが連れ去られていて暮らしていたけどクーデターが月であって逃げた」っていう設定
    銃声と怒声が飛び交う中、僕たちは走り続けていた。
    後方へと振り返れば、仲間たちが追いかけてくる敵を食い止めてくれている。
    「ここはもう持ちません!早く!」
    「隊長!お怪我をっ!」
    「構わん!早くこの子たちを一刻も早く!」
    隣で両剣を構え、敵の銃弾を弾いてくれる先生。
    その横では、ためらうことなく銃の引き金をひく小さな少女。
    「この通路を抜ければ、すぐだっ!みんな、行くぞっ!」
    「はいっ!!」
    「絶対にっ!生き残れよっ!」
    自信に満ち溢れた恩師の笑顔が、痛々しくも感じる。
    手に持った頼り気のない武器でさえも、今は性能を信じるしか希望は無い。

    ただ無心に

    ただ生き残ることを胸に

    足を撃ち抜かれた少年が、悲鳴をあげて倒れ込む。
    助け起こそうとすれば、彼は手を振り払って顔だけをあげる。
    「兄さんっ!早く行ってくださいっ!」
    彼は足を押さえながら立ち上がると、カベに手を当てて力任せに鉄板を前方へと投げる。
    轟音と共に敵にあたり、更にそれを踏み越える様に新手がやってきた。
    とっさに駆け寄ろうとすれば、師が腕をつかみ、涙さえ流す暇もあたえず走り出す。
    背中で銃声が響き、それでも彼の戦う声が響い 5676