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    社畜

    waremokou_

    DOODLE12月を過ごす雉ド。その3。
    社畜のド。
    3.ルームシェアとは言いがたい 共に暮らそう、そう思ったきっかけはお互いの時間がなかなか擦り合わないためだった。だからたとえば、夜共に眠るだとか、言葉を交わせなくても日々の生活の中に相手の存在を感じられるような、そんな時間があればあの頃よりずっと近づいていられる。そうおもって始めた暮らしだったはずだ。
    「心配—— は、無用なんだろうけど、さ」
     寂しいなんて、柄じゃないだろう。そう自分を誤魔化すように弱気な気持ちをコーヒーで流し込む。最後に顔を合わせたのはいつだったろうか。ここ最近の〝スマイル・カンパニー〟は景気がいいのか、ドフラミンゴは常に忙しそうにしていた。年末が近い、というのもあるだろう。かくいうおれも、こういった時期は犯罪率が高くなるせいでいつもよりずっと忙しくしなければならなかった。現場に出ていた頃に比べればきっとマシなんだろうが、それでも管理者としてすべきことは多く、体を動かすことさえできずデスクに縛り付けられるのはなかなかに堪える。信頼してくれるガープさんやゼファーせんせいの顔を潰さないためにも、最低限は真面目に仕事をこなしておく必要もあるが、それでも座り仕事はやっぱり性に合わない。ドフラミンゴはその点恐ろしいほど真面目で、几帳面だ。昔からそうだったのだろう。聞いた話、あの男は国を乗っ取り、海軍に隠れ悪どい商売をわんさとやり放題していたようだが、ドレスローザはそれでも〝表向き〟平和で、国政のうまく成り立った国だった。その上で、元・四皇であるカイドウを相手取り、様々な闇市場に武器や戦争の火種、情報、果ては悪魔の実を次々と仕入れ、それを非常にうまく売り捌き、活用していたのだ。それはそんじょそこらの悪党が見様見真似でできる芸当ではない。面倒な取引や営業もあるだろうそれを、ドンキホーテ・ファミリーの幹部がどこまで関与していたがわからないがドフラミンゴほぼ一人の知恵と手腕が生んだものだと言うのだから、元々相当頭のいい男なのだ。そしていっそ〝異常〟と称するに相応しいほどの根気と、集中力まで持ち合わせている。目的のために一切の妥協を許さず、自分を殺してまで成し遂げようとする執着。ひとえに〝家族を守り、害となる世界を破壊する〟というそのためだけに行われた悪行と、副産的に発生した偉業の数々。かつてよりはるかに蛮行の減ったこの世界で再びドフラミンゴが〝ファミリー〟と巡り会えたのは、彼の生い立ち——詳し
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    さらっと

    DONE別にR18ではないけれど何が起こるか分からないからここに入れました。
    現パロ尾月。『疲れている時の人間の行動力って、侮ったらいけない』
    ほのぼのと見せかけた意味不明なギャグ。そして下ネタが多めです(?)。すみません、ここにはカッコいい尾形もカッコいい月島もいません。社畜が過ぎると人間って壊れるよねっていう話をぽっきーの日に便乗したら落下しました。
    二番煎じすみません、何でも許せる方向けです🙇
    尾月『疲れている時の人間の行動力って、侮ったらいけない』「『わたしきてぃ。今あなたの家の最寄り駅にいるの♡』」
    「…………」
     土曜日の二十二時すぎ、休日出勤で疲労がピークに達したと思われる恋人・尾形から、裏声を使った謎の嫌がらせ電話が入った。あぁ、またか。またか、というのはこれが初めてではないという事だ。
     俺達は悲しき社畜道を謳歌しているため、その反動で定期的に壊れる。俺もこいつほどではないが、仕事の繁忙期で残業が多発するほど、妙なテンションでこいつに絡む事があった。しかし今回の奇行ほどではないと思う。……ま、いつも酒が入っていて覚えてはないが。というかなんだ、なんで裏声で自称きてぃなんだ。
     無言で面倒くさいという空気を垂れ流す俺に対して、尾形の追随が始まった。
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    氷輪(ひょうりん)

    DONE金カ夢、krus
    金カ夢文字書き24時間一本勝負のものです
    お題は週末、お相手はkrusです
    限界社畜の夢主ちゃんと世話焼きなkrusくんのお話。なんてことはない、日常切り取り系の話
    週末「ただいま……」
    重い体を引きずるように、部屋へと帰ってきた。仕事が忙しいのに加え、人間関係のゴタゴタに巻き込まれ、体力も精神力も真っ赤、あと何ミリレベルだ。
    「おかえり……って、疲れてんな、お前」
    玄関にへたり込んでいた私は、その声に顔を上げる。恋人のキラウシは、片手にお玉を持ちながら近付いてきた。
    「来てたんだ」
    「…………まず風呂入ってこい」
    キラウシは有無を言わさず私を立ち上がらせると、ぐいぐいと背中を押してお風呂へと連れていく。
    「スーツ……」
    「俺が掛けておく」
    「着替え……」
    「用意するから、さっさと入れ」
    無理矢理脱がされそうな雰囲気を感じ取り、私は扉を閉めるともぞもぞと服を脱ぎお風呂へと入った。体を洗うのも髪を洗うのも、疲れていると正直面倒臭い。でもやらないとまたキラウシに怒られそうなのでもそもそと緩慢な動きで洗っていく。ようやく湯船に入ると、はぁぁぁと大きく息を吐き出した。忙しいとシャワーだけということが多いから、湯船に入るのは久しぶりだ。そのままゆっくりと目を閉じる。
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