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    ニコス

    milouC1006

    MAIKINGこれはお茶の所をもっと解像度高くして入れようと思ったけど失敗したところです……クが眠ってる時の夢に差し込むつもりだった。これから添い寝して緊張しているクを置いて先生が爆速で寝落ちる。これで伝えたかったのは処女ード君はかわいいってことと、爆速で寝落ちちゃうほどの信頼が一番の贈り物だなってニコニコするクロード君です……言葉で説明していくスタイル
    蒼海の節二十四の日。暦の上でも、自分の中でさえ特別でも何でもなかった普通の日。この扉の向こうにいる人と、特別な名前を付ける予定の日。
    自分でも意識していなかった誕生日を、この士官学校に就任して間もない担任はしっかり把握していて、何か贈り物をと尋ねられたのが事の発端だった。

    「自分は戦いの世界に身を置いていたから、ふつうの人が好む贈り物がわからない」

     いままでは当り障りなく花などを贈ってきたが、君には確実に、一番喜んでほしい。朝一番でそんなことを、あの無表情で聞かれた時には流石に少し戸惑った。何しろ、自分だって殆ど贈り物なんて受け取ったことが無い。贈ったことも。
    勿論それは俺に贈られるものだし、今欲しい物を言えばそれでよかった。しかし、持ち合わせの切れた毒草を頼むわけにもいかず、アビスの更に一段深い禁書庫の鍵を頼むわけにもいかず。つまり人に聞かせて良いような欲しいものと言うのが簡単に思いつかなかった。
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    case669

    DONE39.初めての朝帰り(レオジャミ)
    鼻ちゅーと良く寝れたかよってにこにこする先輩が書きたかっただけなのに長くなった
    目を開けたら見慣れた天井、明るい日差し。
    こんなにもすっきりと目覚めたのは久方ぶりだなとぼんやり思い、それから慌てて跳ね起きようとしては腹の上にのし掛かる何かに阻害されてぐえ、と変な声が出た。横を見れば随分と穏やかな顔で眠るサバナクローの寮長。
    そう、ここはレオナの部屋だ。見慣れてしまっていることに思うところが無いわけではないが、今はそんなことを気にしている場合ではない。
    昨夜、レオナとベッドを共にした。それは別に構わない。お互い合意の上のことであるし、これが初めてのことでもない。だがのうのうと朝まで、仮にも他国の王弟殿下のベッドで朝まで呑気に寝てしまうなど、ジャミルのプライドが許さない。
    寝所とは本来、何よりも安全が約束された場所であるべきだ。念入りな防御魔法がかけられていたとしても、ベッドに他人を連れ込む時はすぐ手が届く場所に護衛が控えているべきであるし、部屋の主が一番無防備になる時、つまりは睡眠をとる時は逆に羽虫一匹たりとも部屋に侵入してはならない。
    護衛の一人も連れてきていない王弟殿下にそれは無理な相談なのだとしても、だからこそ、事を致す時はレオナの一番安全な場所であるべきベッ 1930