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    ロラン

    mhyk_kabeuthi

    DONE今年4月に行われたサンリオピューロランドでのトークイベント内の朗読劇が元ネタです。
    当時上げ損ねてしまい、時期を逃してしまったのですが折角なので今更ですがあげます。
    朗読劇を聞いていないと意味が分からないかと思いますが、ざっくり言うと賢者の魔法使い達がピューロランドに遊びに来たよ!オズ様は知恵の木に化けてるよ!(重要)っていう話です
    ※何故かカインが日本円持ってるけど気にしないでください
    多くの人達で賑わい、楽しげな声を耳にしながら、知恵の木に背中を預ける。困った顔で佇む男が呆れた声で嘆いた。
    「まったく。こんな楽しい所で人間に悪戯なんてするなよ」
    堪らず、溜息を吐いてからつい口に出てしまった嫌味。隣に立つカインの言葉はオーエンの左耳を通って右耳へとすり抜けていく。
    にこにこと上機嫌でクレープを頬張るオーエンが手にしているのは「プリンのプリンアラモードクレープ」。見た瞬間に指をさして「これ奢ってくれるなら悪戯するの止めてあげる」なんて歪に口端を歪めて奢らせたクレープ。
    沢山の楽しそうな笑い声が包まれている場所に、恐怖の悲鳴を響かせたくは無い。カインには見る事は出来ないが、此処が人の笑顔や笑い声で賑わう素敵な場所なのは分かる。仕方ない。いつものオーエンの我儘だと財布を軽くする事に決めた。
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    さらさ

    SPUR MEいつかどっかで出すぞ!っていう現パロランロイ。互いにニチアサの特撮を何かしら推してる二人がひょんな事から一緒に暮らし始める序章。

    この後は成人して社会人になってからの二人を描く予定
    始まりはゼロから 事の起こりはロイドの兄、ガイが彼女のセシルと同棲を始めたいという話からだった。昔から知らない仲ではないし、兄が警察官として働き始めた頃はご近所であったノイエス家が頼みの綱であった故にどんな人かはロイドも熟知している。だが実際交際を始めたと聞いた時はモヤモヤしたものだし、今でもよく分からない感情に苛まれる事も多い。それによく知る仲とは言えど弟が同じ家にいるのもどうかと冷静に思ったのだ。

    「そう言うわけなんだけどランディ、警察学校に入るまでの間でいいから置いてくれないか?」

    だからと言ってどうしてそうなる、というのが前述の事を聞いたランディの感想であった。彼もノイエス家は兎も角、ガイとは知らない仲ではない。ロイドが小学生の時から付き合いのある三つ上の兄貴分で親友でもあり相棒でもある。元々施設育ちだった彼を就職と共に連れ出した事も知っていたし、その後もバニングス兄弟との交流も途絶えてはいない。だがそれは少し困るのも本音だ。理由は二つある。一つは自分がロイドにランディが片想いしている事。自分もまだ若い盛りなので何か過ちがあったら迷い無く死ねる。というかその場で自殺しようとする自信が彼にはあった。出来れば自分の理性の為にもやめて欲しい。そしてもう一つの理由は、とある部屋に保管してあるDVDとBlu-rayディスクの事である。出来ればその趣味だけは知られたくないし、勧めたくともお勧めし辛いものである。――ランディ改め、ランドルフ・オルランド。二十一歳にして駆け出しのスーパー戦隊オタクである。
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