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    勿体無い

    はぱまる

    MOURNINGアニバイベで🌟と🎼が出会ってしまい死んでしまったネタの供養。同世界軸で幾つか書いていたけどどれも中途半端で短い。並べただけなので急に話が切り替わる。
    二人が同じ中学だったら妄想です。二周年でほったらかしにしてたネタが死ぬとは思わなかった……今読むと解釈違いもあるけど、せっかく書いたしただ消してしまうのも勿体無いので供養しますね。
    🌟🎼 白いカーテンが揺れる。殆どが使われず埃を被る旧校舎の一室を見つけたのはいつだったか。
     司の通う中学校は新校舎と旧校舎がある。元々旧校舎があって、そこに増築する形で新校舎が出来たらしい。今では学校の役割を果たしているのは新校舎の部分ばかりで、旧校舎には人が寄り付くことすら無くなった。そんな旧校舎に、とある昼休み立ち入ったのがいつの日だったのかは覚えていない。いつものように素晴らしいランチタイムを過ごせる場所を探している時だったのは覚えている。ボロボロで埃まみれで手付かずな様子が見て取れるそこは静けさが漂っていて、その静寂が心地よくて頻繁に通うようになったのだ。そしてある日、その空室を見つけた。
     音楽室でもないのにピアノが置かれていて、埃の乗る鍵盤にひとつ指を乗せてみればなんと音が鳴った。長い間放って置かれたものにしてはやけに綺麗に響いた。いつからか、ランチタイムの後はその空室のピアノを弾くのが日課となった
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